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公開番号2024179989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099379
出願日2023-06-16
発明の名称組電池
出願人プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01M 50/204 20210101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】隣り合うセルに熱が伝わりにくい組電池の提供
【解決手段】
組電池10は、幅広面を対向させて並べられた複数のセル12と、複数のセル12のうち隣り合うセル12の間に配置された断熱部材14と、複数のセル12と断熱部材14とを拘束する拘束部材16とを備えている。断熱部材14は、複数のセル12が並べられる方向に沿って延びた隔壁14a1と、隔壁14a1で囲まれた複数の空洞部14a2を有するコア材14aと、コア材14aの外表面を覆うフィルム14bとを備えている。コア材14aの空洞部14a2は、大気より減圧された低圧状態である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
幅広面を対向させて並べられた複数のセルと、
前記複数のセルのうち隣り合うセルの間に配置された断熱部材と、
前記複数のセルと断熱部材とを拘束する拘束部材と
を備え、
前記断熱部材は、前記複数のセルが並べられる方向に沿って延びた隔壁と、前記隔壁で囲まれた複数の空洞部を有するコア材と、前記コア材の外表面を覆うフィルムとを備え、前記コア材の空洞部が大気より減圧された低圧状態である、
組電池。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記コア材の隔壁がハニカム構造を有する、請求項1に記載された組電池。
【請求項3】
前記フィルムと前記コア材との間に、前記コア材の隔壁で区切られた空洞部を繋ぐ通気材が配置された、請求項1に記載された組電池。
【請求項4】
前記隔壁には、前記隔壁で区切られた空洞部を繋ぐ通気部を有する、請求項1に記載された組電池。
【請求項5】
前記断熱部材は、前記セルの幅広面に対向する側面に冷媒の流路となる空隙を形成するための凹凸を有する、請求項1に記載された組電池。
【請求項6】
幅広面を対向させて並べられる複数のセルのうち隣り合うセルの間に配置される断熱部材であって、
前記隣り合うセルの対向する方向に沿って延びた隔壁と、前記隔壁で囲まれた複数の空洞部を有するコア材と、前記コア材の外表面を覆うフィルムとを備え、前記コア材の空洞部が大気より減圧された低圧状態である、
組電池用断熱部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-2979号公報には、断熱シートに関する発明が開示されている。ここで開示される断熱シートは、A)樹脂、及びB)膨張性を発現する温度が110~160℃である膨張性黒鉛、を有しており、その厚さが10μm~3mmである。同公報によれば、かかる断熱シートは、二次電池、特にリチウムイオン電池に求められる高容量、高密度化の要請に応えつつ、熱暴走を抑えられるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-2979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、隣接するセル間に配置され、隣接するセルに熱が伝わりにくい断熱部材を備えた組電池を提供したい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ここで開示される組電池は、幅広面を対向させて並べられた複数のセルと、複数のセルのうち隣り合うセルの間に配置された断熱部材と、複数のセルと断熱部材とを拘束する拘束部材とを備えている。断熱部材は、複数のセルが並べられる方向に沿って延びた隔壁と、隔壁で囲まれた複数の空洞部を有するコア材と、コア材の外表面を覆うフィルムとを備えている。コア材の空洞部は、大気より減圧された低圧状態である。
【0006】
かかる組電池は、隣り合うセルに熱が伝わりにくい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、組電池10を模式的に示す部分断面図である。
図2は、他の形態に係る断熱部材14Aの構造を示す斜視図である。
図3は、図2に示された断熱部材14の製造工程を示す模式図である。
図4は、他の形態に係る断熱部材14Bの製造工程を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、ここでの開示を説明する。特に限定されない限りにおいて、ここでの開示は、本願の特許請求の範囲に記載された発明を限定することを意図したものではない。各図面は模式的に描かれており、必ずしも実物を反映していない。また、同一の作用を奏する部材・部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本明細書において数値範囲を示す「X~Y」などの表記は、特に言及されない限りにおいて「X以上Y以下」を意味する。
【0009】
図1は、組電池10を模式的に示す部分断面図である。組電池10は、図1に示されているように、複数のセル12と、断熱部材14と、拘束部材16とを備えている。図1には、組電池10の一部が示されており、セル12(a)~12(c)が断熱部材14を挟んで並べられた状態が示されている。ここで、セル12について、特に区別を要するときは、12(a),12(b),12(c)と括弧を付けた符号を付して区別する。断熱部材14も同様に、特に区別を要するときは、14(a),14(b)と括弧を付けた符号を付して区別する。図1では、複数のセル12と断熱部材14とが、順に並べられた状態で配置され、拘束部材16によって拘束された状態が図示されている。
【0010】
〈セル12〉
セル12は、一対の対向する幅広面を有するセルである。かかるセルは、いわゆる略直方体形状の角形のケースを有する角形の蓄電デバイスでありうる。また、ラミネートフィルムで覆われたラミネートセルでありうる。複数のセル12は、幅広面12a,12bを対向させて並べられている。ここで、図1中の矢印Lは、幅広面12a,12bを対向させて並べられた複数のセル12の並べられた方向を示している。換言すると、矢印Lは、隣り合うセル12の対向する方向でありうる。
(【0011】以降は省略されています)

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