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公開番号
2024179903
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099205
出願日
2023-06-16
発明の名称
点眼補助具および点眼装置
出願人
株式会社エスワイ精機
代理人
個人
主分類
A61J
1/05 20060101AFI20241219BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】点眼器から一定量の点眼液を吐出させる。
【解決手段】点眼補助具は、点眼器を用いるユーザによる点眼を補助する点眼補助具であって、一方向に貫通する開口部を有する開口形成部と、一端部と他端部とを有して一方向に沿って延伸し、一端部が開口形成部に接続する第1構造部と、一端部と他端部とを有して一方向に沿って延伸するとともに、一端部が開口形成部に接続し、一端部を支点として他端部が第1構造部に対して進退移動可能な第2構造部と、第1構造部および第2構造部の少なくとも何れか一方に設けられ他方に向けて突出する突出部と、第2構造部の他端部に設けられ、他端部の移動に伴って他の部材に接触し、突出部と突出部に対向する対向部との間隔を予め定めた距離にする接触部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
点眼器を用いるユーザによる点眼を補助する点眼補助具であって、
一方向に貫通する開口部を有する開口形成部と、
一端部と他端部とを有して前記一方向に沿って延伸し、当該一端部が前記開口形成部に接続する第1構造部と、
一端部と他端部とを有して前記一方向に沿って延伸するとともに、当該一端部が前記開口形成部に接続し、当該一端部を支点として当該他端部が前記第1構造部に対して進退移動可能な第2構造部と、
前記第1構造部および前記第2構造部の少なくとも何れか一方に設けられ他方に向けて突出する突出部と、
前記第2構造部の前記他端部に設けられ、当該他端部の移動に伴って他の部材に接触し、前記突出部と当該突出部に対向する対向部との間隔を予め定めた距離にする接触部と、
を備えることを特徴とする点眼補助具。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記第2構造部に設けられて、ユーザが当該第2構造部を移動させる際に指で摘まむ摘部を有し、
前記接触部は、前記摘部に設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の点眼補助具。
【請求項3】
前記摘部の外形は、前記点眼器において点眼薬を貯留する貯留部の外形よりも大きい、ことを特徴とする請求項2に記載の点眼補助具。
【請求項4】
前記摘部は、前記接触部の反対面に設けられて当該接触部側に向けて窪む凹部を有している、ことを特徴とする請求項2に記載の点眼補助具。
【請求項5】
前記突出部は、湾曲形状に形成される、ことを特徴とする請求項1に記載の点眼補助具。
【請求項6】
前記開口形成部、前記第1構造部、前記第2構造部、前記突出部および前記接触部は、一体形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の点眼補助具。
【請求項7】
前記開口形成部と前記第2構造部との間に設けられ、内側に向けて窪む溝部を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の点眼補助具。
【請求項8】
点眼薬を貯留する貯留部、当該貯留部から点眼薬が吐出される吐出部、および当該貯留部に対して当該吐出部とは反対側に設けられ板状に形成される板状部を有する点眼器が取り付けられ、当該点眼器を用いた点眼を補助する点眼補助具であって、
前記点眼器の前記吐出部を保持する保持部と、
一端部が前記保持部に接続し、他端部が移動可能に設けられる移動部と、
前記移動部に設けられるとともに当該移動部の移動に伴って前記貯留部を押す押部と、
前記移動部に設けられて前記押部の移動範囲を制限する制限部と、
を備えることを特徴とする点眼補助具。
【請求項9】
前記制限部は、前記移動部の移動に伴って前記板状部に突き当たり前記押部の移動を制限する、ことを特徴とする請求項8に記載の点眼補助具。
【請求項10】
前記点眼器は、前記吐出部を封するキャップ部を有し、
前記保持部は、前記キャップが設けられた前記点眼器の前記吐出部を保持する、ことを特徴とする請求項8に記載の点眼補助具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、点眼補助具および点眼装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、薬液瓶の首部を挿通する保持孔を形成した中間部材と、その両側に首振り可能に連結した薬液瓶を収納する収納凹部を備えた一対の保持部材とを具備し、不使用時には前記一対の保持部材間に薬液瓶を収納する収納容器を備え、また前記中間部材の適所には、点眼操作の際に目の周囲に当接することにより、前記薬液瓶を点眼位置に正確に保持するアダプタを立設してあり、点眼操作の際には、前記一対の保持部材の間で薬液瓶を保持するとともに、てこの原理を利用して、一対の保持部材の間の作用点部から薬液瓶に加えた力よりも大きな力が加わるようにした点眼補助具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-187540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、点眼薬を点眼する際に、点眼薬の点眼量は処方の観点からも大切である。したがって、点眼器から一定量の点眼液を吐出させることができれば、ユーザは安心して点眼を行うことができる。
本発明は、点眼器から一定量の点眼液を吐出させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的のもと、本明細書に開示される技術は、点眼器を用いるユーザによる点眼を補助する点眼補助具であって、一方向に貫通する開口部を有する開口形成部と、一端部と他端部とを有して前記一方向に沿って延伸し、当該一端部が前記開口形成部に接続する第1構造部と、一端部と他端部とを有して前記一方向に沿って延伸するとともに、当該一端部が前記開口形成部に接続し、当該一端部を支点として当該他端部が前記第1構造部に対して進退移動可能な第2構造部と、前記第1構造部および前記第2構造部の少なくとも何れか一方に設けられ他方に向けて突出する突出部と、前記第2構造部の前記他端部に設けられ、当該他端部の移動に伴って他の部材に接触し、前記突出部と当該突出部に対向する対向部との間隔を予め定めた距離にする接触部と、を備えることを特徴とする点眼補助具である。
【0006】
ここで、前記第2構造部に設けられて、ユーザが当該第2構造部を移動させる際に指で摘まむ摘部を有し、前記接触部は、前記摘部に設けられるとよい。
また、前記摘部の外形は、前記点眼器において点眼薬を貯留する貯留部の外形よりも大きいとよい。
また、前記摘部は、前記接触部の反対面に設けられて当該接触部側に向けて窪む凹部を有しているとよい。
また、前記突出部は、湾曲形状に形成されるとよい。
また、前記開口形成部、前記第1構造部、前記第2構造部、前記突出部および前記接触部は、一体形成されているとよい。
また、前記開口形成部と前記第2構造部との間に設けられ、内側に向けて窪む溝部を備えるとよい。
【0007】
また、かかる目的のもと、本明細書に開示される技術は、点眼薬を貯留する貯留部、当該貯留部から点眼薬が吐出される吐出部、および当該貯留部に対して当該吐出部とは反対側に設けられ板状に形成される板状部を有する点眼器が取り付けられ、当該点眼器を用いた点眼を補助する点眼補助具であって、前記点眼器の前記吐出部を保持する保持部と、一端部が前記保持部に接続し、他端部が移動可能に設けられる移動部と、前記移動部に設けられるとともに当該移動部の移動に伴って前記貯留部を押す押部と、前記移動部に設けられて前記押部の移動範囲を制限する制限部と、を備えることを特徴とする点眼補助具である。
【0008】
ここで、前記制限部は、前記移動部の移動に伴って前記板状部に突き当たり前記押部の移動を制限するとよい。
また、前記点眼器は、前記吐出部を封するキャップ部を有し、前記保持部は、前記キャップが設けられた前記点眼器の前記吐出部を保持するとよい。
また、前記点眼器の前記キャップ部に接続し、当該キャップ部を当該点眼器から取り外すことが可能な取外部を備えるとよい。
また、前記保持部は、前記点眼器を取り付ける際に前記点眼器の向きを案内する案内部を有しているとよい。
【0009】
また、かかる目的のもと、本明細書に開示される技術は、点眼薬を貯留する貯留部、当該貯留部から点眼薬が吐出される吐出部、および当該貯留部に対して当該吐出部とは反対側に設けられ板状に形成される板状部を有する点眼器と、一方向に貫通する開口部を有し、当該開口部に前記点眼器の前記吐出部が貫通して取り付けられる取付部と、一端部と他端部とを有して前記一方向に沿って延伸するとともに、当該一端部が前記取付部に接続し、当該一端部を支点として当該他端部が移動可能な第1構造部と、一端部と他端部とを有して前記一方向に沿って延伸するとともに、当該一端部が前記取付部に接続し、当該一端部を支点として当該他端部が移動可能な第2構造部と、前記第1構造部および前記第2構造部にてそれぞれ突出して設けられ、当該第1構造部および当該第2構造部の移動に伴って、前記点眼器の前記貯留部を押す突出部と、前記第1構造部および前記第2構造部にそれぞれ設けられ、当該第1構造部および当該第2構造部が移動した際に、前記点眼器の前記板状部を挟み込むことが可能な挟部と、を備えることを特徴とする点眼装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、点眼器から一定量の点眼液を吐出させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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