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公開番号
2024179536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098459
出願日
2023-06-15
発明の名称
ホイールローダ及びホイールローダを制御するための方法
出願人
株式会社小松製作所
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
F16H
61/02 20060101AFI20241219BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】本開示の目的は、ホイールローダにおいて、積荷搬送時に、変速ショックの発生を抑えることにある。
【解決手段】ホイールローダは、車体と、電動モータと、トランスミッションと、コントローラとを備える。車体は、走行体と作業機とを含む。電動モータは、車体に搭載される。トランスミッションは、車体に搭載される。トランスミッションは、変速比を複数の速度段で変更可能である。トランスミッションは、電動モータからの駆動力を走行体に伝達する。コントローラは、トランスミッションを制御する。コントローラは、車体によって実行される作業の種類に応じた複数の作業モードから、現在の作業モードを取得する。コントローラは、現在の作業モードが積荷搬送である場合には、トランスミッションの変速比を所定の速度段に保持し、所定の速度段から他の速度段への変更を禁止する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
走行体と作業機とを含む車体と、
前記車体に搭載される電動モータと、
前記車体に搭載され、変速比を複数の速度段で変更可能であり、前記電動モータからの駆動力を前記走行体に伝達するトランスミッションと、
前記トランスミッションを制御するコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
前記車体によって実行される作業の種類に応じた複数の作業モードから、現在の作業モードを取得し、
前記現在の作業モードが積荷搬送である場合には、前記トランスミッションの変速比を所定の速度段に保持し、前記所定の速度段から他の速度段への変更を禁止する、
ホイールローダ。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
手動操作可能であり、前記複数の作業モードから前記現在の作業モードを選択するための入力装置をさらに備え、
前記コントローラは、前記入力装置によって選択された作業モードを、前記現在の作業モードとして取得する、
請求項1に記載のホイールローダ。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記車体によって実行されている現在の作業を判定し、
前記現在の作業に応じた作業モードを、前記現在の作業モードとして決定する、
請求項1に記載のホイールローダ。
【請求項4】
走行体と、作業機と、電動モータと、トランスミッションとを含み、前記トランスミッションは、変速比を複数の速度段で変更可能であり、前記電動モータからの駆動力を前記走行体に伝達するホイールローダを制御するための方法であって、
前記ホイールローダによって実行される作業の種類に応じた複数の作業モードから、現在の作業モードを取得することと、
前記現在の作業モードが積荷搬送である場合には、前記トランスミッションの変速比を所定の速度段に保持し、前記所定の速度段以外の他の速度段への変更を禁止すること、
を備える方法。
【請求項5】
手動操作可能であり、前記複数の作業モードから前記現在の作業モードを選択するための入力装置からの信号を受信することと、
前記入力装置によって選択された作業モードを、前記現在の作業モードとして取得すること、
を備える請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ホイールローダによって実行されている現在の作業を判定することと、
前記現在の作業に応じた作業モードを、前記現在の作業モードとして決定すること、
を備える請求項4に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ホイールローダ及びホイールローダを制御するための方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ホイールローダには、変速比を複数の速度段で変更可能なトランスミッションを備えるものがある。例えば、特許文献1のホイールローダは、トランスミッションの最高速度段を設定するためのシフト操作部材を備えている。例えば、オペレータがシフト操作部材を第4速に操作すると、トランスミッションの最高速度段が第4速に設定される。トランスミッションは、車速、或いはエンジン回転速度に応じて、変速比を、第1速の速度段から第4速の速度段までの間で変更する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-14108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ホイールローダは、掘削、或いは積荷搬送などの様々な作業を行う。例えば、積荷搬送では、ホイールローダは、作業の対象物を作業機によってすくい上げ、作業機に作業の対象物を抱えた状態で走行する。ホイールローダは、トラックなどの運搬車両まで走行して対象物を積み込む。ホイールローダは、上記の動作を繰り返すことで、対象物を所定の場所から運搬車両に搬送して積み込む。
【0005】
上記のように、積荷搬送では、ホイールローダは、停止と走行とを頻繁に繰り返す。そのため、上述のように、トランスミッションが、車速、或いはエンジン回転速度に応じて、変速比を変更する場合には、積荷搬送時に変速比が頻繁に変更されることになる。変速比が変更される際には変速ショックが発生する。そのため、積荷搬送時に変速比が頻繁に変更されることで、変速ショックが頻繁に発生すると、積荷が作業機からこぼれることが懸念される。
【0006】
本開示の目的は、ホイールローダにおいて、積荷搬送時に、変速ショックの発生を抑えることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るホイールローダは、車体と、電動モータと、トランスミッションと、コントローラとを備える。車体は、走行体と作業機とを含む。電動モータは、車体に搭載される。トランスミッションは、車体に搭載される。トランスミッションは、変速比を複数の速度段で変更可能である。トランスミッションは、電動モータからの駆動力を走行体に伝達する。コントローラは、トランスミッションを制御する。コントローラは、車体によって実行される作業の種類に応じた複数の作業モードから、現在の作業モードを取得する。コントローラは、現在の作業モードが積荷搬送である場合には、トランスミッションの変速比を所定の速度段に保持し、所定の速度段から他の速度段への変更を禁止する。
【0008】
本開示の他の態様に係る方法は、ホイールローダを制御するための方法である。ホイールローダは、走行体と、作業機と、電動モータと、トランスミッションとを含む。トランスミッションは、変速比を複数の速度段で変更可能であり、電動モータからの駆動力を走行体に伝達する。本態様に係る方法は、ホイールローダによって実行される作業の種類に応じた複数の作業モードから、現在の作業モードを取得することと、現在の作業モードが積荷搬送である場合には、トランスミッションの変速比を所定の速度段に保持し、所定の速度段以外の他の速度段への変更を禁止すること、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、現在の作業モードが積荷搬送である場合には、トランスミッションの変速比が、所定の速度段に保持され、所定の速度段から他の速度段への変更が禁止される。そのため、トランスミッションによる変速ショックの発生が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るホイールローダの側面図である。
ホイールローダに搭載されている駆動システムの構成を示すブロック図である。
トランスミッションの複数の速度段のそれぞれにおける牽引力-車速特性を示す図である。
ホイールローダの制御システムの構成を示すブロック図である。
トランスミッションの変速制御の処理を示すフローチャートである。
Vシェイプ積込でのホイールローダの動作を示す上面図である。
変形例に係るトランスミッションの変速制御の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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