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公開番号2024179402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098226
出願日2023-06-15
発明の名称液体加熱装置
出願人リンナイ株式会社
代理人個人,個人
主分類F24H 15/12 20220101AFI20241219BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】液体加熱装置における加熱経路の液漏れの誤検出を抑制する。
【解決手段】上流から流入する液体が加熱部12,18で加熱された後に下流へと流出する加熱経路の流入側に流入側開閉弁20を設けると共に、流出側に流出側開閉弁25を設ける。また、加熱経路における両開閉弁の間に液体の圧力を検知可能な圧力センサ23を設ける。さらに、流出側開閉弁および流入側開閉弁の閉弁によって加熱経路を密閉した上で、圧力センサの検知圧力の低下状況に基づいて加熱経路の液漏れを検出する液漏れ検出処理の実行を制御部29で制御する。そして、制御部は、加熱経路内の液体の温度が低下して安定したと推定される所定の温度安定条件が成立した後に、液漏れ検出処理を実行する。こうすれば、密閉された加熱経路内の液体の圧力に及ぶ温度変化の影響を小さくできるので、温度低下に起因した加熱経路の液漏れの誤検出を抑制することが可能となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上流から流入する液体が加熱部で加熱された後に下流へと流出する加熱経路を有する液体加熱装置において、
前記加熱経路の流入側を開閉する流入側開閉弁と、
前記加熱経路の流出側を開閉する流出側開閉弁と、
前記加熱経路における前記流入側開閉弁と前記流出側開閉弁との間に設けられ、前記液体の圧力を検知可能な圧力センサと、
前記流出側開閉弁および前記流入側開閉弁の閉弁によって前記加熱経路を密閉した上で、前記圧力センサの検知圧力の低下状況に基づいて前記加熱経路の液漏れを検出する液漏れ検出処理の実行を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記加熱経路内の前記液体の温度が低下して安定したと推定される所定の温度安定条件が成立した後に、前記液漏れ検出処理を実行する
ことを特徴とする液体加熱装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体加熱装置において、
前記加熱部では、前記加熱経路における前記液体の流量が所定流量未満になると、加熱を停止し、
前記温度安定条件は、前記加熱経路内の前記液体の流れが停止した状態で、所定の安定時間が経過したことである
ことを特徴とする液体加熱装置。
【請求項3】
請求項2に記載の液体加熱装置において、
前記温度安定条件は、前記流出側開閉弁の閉弁によって前記加熱経路内の前記液体の流れが停止した状態で、前記安定時間が経過したことである
ことを特徴とする液体加熱装置。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の液体加熱装置において、
前記制御部は、前記加熱経路内の前記液体の流れが停止した状態で、前記安定時間よりも短い所定の先行安定時間が経過した際に、前記液漏れ検出処理を前倒しして実行し、前記加熱経路の液漏れが検出されなければ、前記安定時間が経過した後の前記液漏れ検出処理を省略するのに対して、前記加熱経路の液漏れの可能性があると、前記加熱経路の密閉を一旦解除して前記安定時間が経過した後に前記液漏れ検出処理を改めて実行する
ことを特徴とする液体加熱装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の液体加熱装置において、
前記加熱経路内の前記液体の温度を検知可能な温度センサを備え、
前記制御部は、前記温度安定条件が成立したにもかかわらず、前記液漏れ検出処理の実行中に前記温度センサの検知温度が所定の許容値以上に変動した場合には、当該液漏れ検出処理を中断する
ことを特徴とする液体加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上流から流入する液体が加熱部で加熱された後に下流へと流出する加熱経路を有する液体加熱装置に関し、詳しくは、加熱経路の液漏れを検出する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
液体を加熱する液体加熱装置として、加熱対象の液体が流通する加熱経路を有するものが知られており、加熱経路では、上流から流入する液体が熱交換器などの加熱部で加熱された後に下流へと流出するようになっている。
【0003】
こうした液体加熱装置では、加熱経路の流入側および流出側のそれぞれに開閉弁を設置しておくと共に、加熱経路における両開閉弁の間に液体の圧力を検知する圧力センサを設置しておき、両開閉弁を閉じて加熱経路を密閉した上で、圧力センサによる検知圧力の低下状況に基づいて加熱経路の液漏れを検出することが提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-174458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述のように加熱経路の液漏れを検出する液体加熱装置では、密閉された加熱経路内の液体の圧力が温度変化による影響を受け易いため、実際には液漏れが生じていないにもかかわらず、温度低下に起因して圧力が低下することで液漏れと誤検出してしまうことがあるという問題があった。
【0006】
この発明は、従来の技術における上述した課題に対応してなされたものであり、液体加熱装置における加熱経路の液漏れの誤検出を抑制することが可能な技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の液体加熱装置は次の構成を採用した。すなわち、
上流から流入する液体が加熱部で加熱された後に下流へと流出する加熱経路を有する液体加熱装置において、
前記加熱経路の流入側を開閉する流入側開閉弁と、
前記加熱経路の流出側を開閉する流出側開閉弁と、
前記加熱経路における前記流入側開閉弁と前記流出側開閉弁との間に設けられ、前記液体の圧力を検知可能な圧力センサと、
前記流出側開閉弁および前記流入側開閉弁の閉弁によって前記加熱経路を密閉した上で、前記圧力センサの検知圧力の低下状況に基づいて前記加熱経路の液漏れを検出する液漏れ検出処理の実行を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記加熱経路内の前記液体の温度が低下して安定したと推定される所定の温度安定条件が成立した後に、前記液漏れ検出処理を実行する
ことを特徴とする。
【0008】
このような本発明の液体加熱装置では、温度安定条件が成立するのを待って液漏れ検出処理を実行することにより、密閉された加熱経路内の液体の圧力に及ぶ温度変化の影響を、温度安定条件が設けられていない場合に比べて小さくすることができるので、温度低下に起因した加熱経路の液漏れの誤検出を抑制することが可能となる。
【0009】
上述した本発明の液体加熱装置では、次のようにしてもよい。まず、加熱部では、加熱経路内の湯水の流量が所定流量未満になると、加熱を停止する。そして、温度安定条件は、加熱経路内の液体の流れが停止した状態で、所定の安定時間が経過したことである。
【0010】
このような構成の液体加熱装置では、加熱経路内の液体の流れが停止すれば、加熱部における加熱が停止すると共に、他所から加熱液体が加熱経路に流れ込むこともないため、その状態で安定時間が経過するまでに放熱によって加熱経路内の液体の温度が低下して安定することにより、以後に実行される液漏れ検出処理での誤検出を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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