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公開番号2024179212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023097875
出願日2023-06-14
発明の名称アプリケーションプログラム、決済管理装置、および端末装置の制御方法
出願人PayPay株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 20/22 20120101AFI20241219BHJP(計算;計数)
要約【課題】電子決済サービスにおいて、口座残高の不足によって電子決済が失敗する可能性を低減すること。
【解決手段】利用者の使用する端末装置において動作し、決済管理装置と協働して前記利用者に電子決済サービスを提供するアプリケーションプログラムであって、前記端末装置に、電子決済の際に使用する支払い方法として、予めチャージされて前記決済管理装置によって管理されているチャージ残高による第1の支払い方法と、後払いによる第2の支払い方法とを含む複数の支払い方法について優先順位の設定操作を受け付ける第1画面を表示させ、前記第1画面において、前記複数の支払い方法のうち前記第1の支払い方法の優先順位が変更された場合に、前記チャージ残高への残高のチャージを前記利用者の操作によらずに自動的に実行するオートチャージ機能の設定画面である第2画面を表示させる、アプリケーションプログラム。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
利用者の使用する端末装置において動作し、決済管理装置と協働して前記利用者に電子決済サービスを提供するアプリケーションプログラムであって、
前記端末装置に、
電子決済の際に使用する支払い方法として、予めチャージされて前記決済管理装置によって管理されているチャージ残高による第1の支払い方法と、後払いによる第2の支払い方法とを含む複数の支払い方法について優先順位の設定操作を受け付ける第1画面を表示させ、
前記第1画面において、前記複数の支払い方法のうち前記第1の支払い方法の優先順位が変更された場合に、前記チャージ残高への残高のチャージを前記利用者の操作によらずに自動的に実行するオートチャージ機能の設定画面である第2画面を表示させる、
アプリケーションプログラム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記アプリケーションプログラムは、前記第1の支払い方法の優先順位が、変更前よりも高い優先順位に変更された場合に、前記第2画面を表示させる、
請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項3】
前記アプリケーションプログラムは、前記第1の支払い方法の優先順位が、優先順位第1位に変更された場合に、前記第2画面を表示させる、
請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項4】
前記アプリケーションプログラムは、前記オートチャージ機能が無効化されている状態で前記第1の支払い方法の優先順位が変更された場合に、前記第2画面を表示させる、
請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項5】
前記電子決済サービスは、
前記端末装置を用いて電子決済を行う第1決済方法と、
前記端末装置とは別体の、前記利用者に付与されるカードであって、前記利用者が前記電子決済サービスを利用するための情報であるカード情報が記録されたカードから読み取られた前記カード情報に基づいて電子決済を行う第2決済方法と、
を利用者に提供するものであり、
前記オートチャージ機能の設定は、前記第1決済方法と前記第2決済方法とで共通の設定として管理される、
請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項6】
前記電子決済サービスは、
前記端末装置を用いて電子決済を行う第1決済方法と、
前記端末装置とは別体の、前記利用者に付与されるカードであって、前記利用者が前記電子決済サービスを利用するための情報であるカード情報が記録されたカードから読み取られた前記カード情報に基づいて電子決済を行う第2決済方法と、
を利用者に提供し、
前記支払い方法の優先順位は、前記第1決済方法と前記第2決済方法とで別に設定されるものであり、
前記アプリケーションプログラムは、
前記第2決済方法について前記支払い方法の優先順位が変更された場合に、前記第2画面を表示させ、
前記第1決済方法について前記支払い方法の優先順位が変更された場合に、前記第2画面を表示させない、
請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項7】
利用者の使用する端末装置において動作するアプリケーションプログラムと協働して前記利用者に電子決済サービスを提供する決済管理装置であって、
電子決済の際に使用する支払い方法として、予めチャージされて前記決済管理装置によって管理されているチャージ残高による第1の支払い方法と、後払いによる第2の支払い方法とを含む複数の支払い方法について優先順位の設定操作を受け付ける第1画面を前記アプリケーションプログラムに表示させ、
前記第1画面により設定された支払い方法の優先順位に基づいて前記電子決済を行うものであり、
前記第1画面において、前記複数の支払い方法のうち前記第1の支払い方法の優先順位が変更された場合に、前記チャージ残高への残高のチャージを前記利用者の操作によらずに自動的に実行するオートチャージ機能の設定画面である第2画面を前記アプリケーションプログラムに表示させる、
決済管理装置。
【請求項8】
利用者の使用する端末装置において動作し、決済管理装置と協働して前記利用者に電子決済サービスを提供するアプリケーションプログラムにより前記端末装置を制御する方法であって、
前記端末装置に、
電子決済の際に使用する支払い方法として、予めチャージされて前記決済管理装置によって管理されているチャージ残高による第1の支払い方法と、後払いによる第2の支払い方法とを含む複数の支払い方法について優先順位の設定操作を受け付ける第1画面を表示させ、
前記第1画面において、前記複数の支払い方法のうち前記第1の支払い方法の優先順位が変更された場合に、前記チャージ残高への残高のチャージを前記利用者の操作によらずに自動的に実行するオートチャージ機能の設定画面である第2画面を表示させる、
端末装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリケーションプログラム、決済管理装置、および端末装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子決済サービスにおいて、残高不足の防止や残高不足時の代替支払を容易にするための技術が提案されている(特許文献1)。例えば、特許文献1には、支払者の口座から引き落とされる予定の支払一覧を各支払の優先順位の順に表示し、表示された支払予定のドラッグ&ドロップ操作により各支払の優先順位の変更を可能にすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-295302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、優先順位の低い支払の実行によって優先順位の高い支払が実行できなくなることを防止することができるものの、口座残高が不足した場合には、優先順位に関わらず支払を実行することができず、電子決済が失敗する場合があった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、電子決済サービスにおいて、口座残高の不足によって電子決済が失敗する可能性を低減することができるアプリケーションプログラム、決済管理装置、および端末装置の制御方法を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、利用者の使用する端末装置において動作し、決済管理装置と協働して前記利用者に電子決済サービスを提供するアプリケーションプログラムであって、前記端末装置に、電子決済の際に使用する支払い方法として、予めチャージされて前記決済管理装置によって管理されているチャージ残高による第1の支払い方法と、後払いによる第2の支払い方法とを含む複数の支払い方法について優先順位の設定操作を受け付ける第1画面を表示させ、前記第1画面において、前記複数の支払い方法のうち前記第1の支払い方法の優先順位が変更された場合に、前記チャージ残高への残高のチャージを前記利用者の操作によらずに自動的に実行するオートチャージ機能の設定画面である第2画面を表示させる、アプリケーションプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、電子決済サービスにおいて、口座残高の不足によって電子決済が失敗する可能性を低減することができるアプリケーションプログラム、決済管理装置、および端末装置の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。
電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。
電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。
第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。
利用者情報172の内容の一例を示す図である。
加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。
端末決済とカード決済のそれぞれの処理を概念的に示す図である。
カード決済設定情報210の内容の一例を示す図である。
決済アプリ20のトップ画面IM1および決済方法切替画面IM2の一例を示す図である。
決済アプリ20のオートチャージ設定画面IM3の一例を示す図である。
優先順位設定画面IM4の一例を示す図である。
優先順位設定画面IM4の操作例を示す第1の図である。
優先順位設定画面IM4の操作例を示す第2の図である。
第2のオートチャージ設定画面IM5の一例を示す図である。
支払い方法の優先順位の設定変更およびそれに伴って実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、本発明のアプリケーションプログラム、決済管理装置、および端末装置の制御方法の実施形態について説明する。アプリケーションプログラムと決済サーバおよび提携クレジットカード会社サーバは、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。また、決済サーバと提携クレジットカード会社サーバを合わせたものが「決済管理装置」の一例である。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
【0010】
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100および提携クレジットカード会社サーバ200を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、一以上のクレジット処理端末55、一以上の第2店舗端末装置70のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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