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公開番号
2024179003
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097475
出願日
2023-06-14
発明の名称
環境制御システム、制御装置および制御方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61M
21/02 20060101AFI20241219BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】対象者が入眠するタイミングに合わせて、対象者が存在する空間を入眠に適した環境とする。
【解決手段】環境制御システムは、入眠に適した空間を提供するシステムであって、対象者の入床と睡眠との間に発生する入眠準備動作を認識して入眠に対応した環境を提供する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
入眠に適した空間を提供するシステムであって、
対象者の入床と睡眠との間に発生する入眠準備動作を認識して入眠に対応した環境を提供する環境制御システム。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
対象者が入床した後に、対象者が予め定められた動作を行った場合に、当該動作を前記入眠準備動作として認識する請求項1に記載の環境制御システム。
【請求項3】
対象者が入床した後に、前記空間における環境に予め定められた変化があった場合に、当該変化を前記入眠準備動作として認識する請求項1に記載の環境制御システム。
【請求項4】
前記空間における予め定められた特定の箇所における環境に前記変化があった場合に、当該変化を入眠準備動作として認識する請求項3に記載の環境制御システム。
【請求項5】
対象者の前記入眠準備動作の履歴に基づいて、前記空間を入眠に対応した環境に制御する請求項1に記載の環境制御システム。
【請求項6】
前記入眠準備動作を認識した場合に、前記環境として、前記空間における芳香物質の濃度、温度、湿度、気流、換気量、明るさから選択される少なくとも1つを、入眠に適するように変化させる請求項1に記載の環境制御システム。
【請求項7】
前記入眠準備動作が行われる時刻に対し、前記芳香物質を前記空間に放出するタイミングを制御することで、当該空間における当該芳香物質の濃度を変化させる請求項6に記載の環境制御システム。
【請求項8】
対象者の前記入眠準備動作を認識した後、対象者が入眠するまでに要する平均時間に基づいて、前記芳香物質を前記空間に放出するタイミングを制御する請求項7に記載の環境制御システム。
【請求項9】
前記空間の体積に関する情報、当該空間における換気に関する情報、前記芳香物質の種類、および当該芳香物質に対する対象者の嗅覚順応パターンのいずれかに基づいて、当該芳香物質を当該空間に放出するタイミング、または当該芳香物質の放出量を制御する請求項8に記載の環境制御システム。
【請求項10】
空間の環境を調整する調整装置の制御装置であって、
対象者の入床と睡眠の間に発生する入眠準備動作を認識した場合に、前記空間が入眠に対応した環境となるように、前記調整装置による当該環境の調整を制御する制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、環境制御システム、制御装置および制御方法に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、香料の噴霧出力を制御する制御手段を備える香料噴霧システムが開示されている。この香料噴霧システムでは、制御手段が、ユーザが睡眠状態であるべきとして設定された第1の時間帯における最大噴霧出力を、ユーザが睡眠状態ではないとして設定された第2の時間帯における最大噴霧出力よりも小さくする制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-31711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
対象者を睡眠状態へ効果的に導入するためには、対象者が入眠するタイミングに合わせて、対象者がいる空間を入眠に適した環境とすることが好ましい。
本開示は、対象者が入眠するタイミングに合わせて、対象者が存在する空間を入眠に適した環境とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の観点の環境制御システムは、入眠に適した空間を提供するシステムであって、対象者の入床と睡眠との間に発生する入眠準備動作を認識して入眠に対応した環境を提供する。この場合、対象者が入眠するタイミングに合わせて、対象者が存在する空間を入眠に適した環境とすることができる。
ここで、第2の観点の環境制御システムは、第1の観点の環境制御システムであって、対象者が入床した後に、対象者が予め定められた動作を行った場合に、当該動作を前記入眠準備動作として認識する。この場合、入床した後に対象者が予め定められた動作を行った場合に、対象者が存在する空間を入眠に適した環境とすることができる。
また、第3の観点の環境制御システムは、第1の観点の環境制御システムであって、対象者が入床した後に、前記空間における環境に予め定められた変化があった場合に、当該変化を前記入眠準備動作として認識する。この場合、入床した後の対象者の動作に伴って環境が変化した場合に、対象者が存在する空間を入眠に適した環境とすることができる。
また、第4の観点の環境制御システムは、第3の観点の環境制御システムであって、前記空間における予め定められた特定の箇所における環境に前記変化があった場合に、当該変化を入眠準備動作として認識する。この場合、対象者が存在する空間全体における環境に変化を入眠準備動作として認識する場合と比較して、入眠しようとする対象者の動作に応じた環境の変化を認識しやすくなる。
また、第5の観点の環境制御システムは、第1の観点の環境制御システムであって、対象者の前記入眠準備動作の履歴に基づいて、前記空間を入眠に対応した環境に制御する。この場合、対象者の動作や環境の変化を認識しない場合であっても、対象者が入眠するタイミングに合わせて、対象者が存在する空間を入眠に適した環境とすることができる。
また、第6の観点の環境制御システムは、第1の観点の環境制御システムであって、前記入眠準備動作を認識した場合に、前記環境として、前記空間における芳香物質の濃度、温度、湿度、気流、換気量、明るさから選択される少なくとも1つを、入眠に適するように変化させる。この場合、芳香物質の濃度、温度、湿度、気流、換気量、明るさ以外の環境を変化させる場合と比べて、対象者の入眠をより促しやすくなる。
また、第7の観点の環境制御システムは、第6の観点の環境制御システムであって、前記入眠準備動作が行われる時刻に対し、前記芳香物質を前記空間に放出するタイミングを制御することで、当該空間における当該芳香物質の濃度を変化させる。この場合、入眠準備動作が行われる時刻に対し、芳香物質を空間に放出するタイミングを制御しない場合と比べて、対象者が入眠するタイミングに合わせて芳香物質の濃度を入眠に適した濃度にしやすくなる。
また、第8の観点の環境制御システムは、第7の観点の環境制御システムであって、対象者の前記入眠準備動作を認識した後、対象者が入眠するまでに要する平均時間に基づいて、前記芳香物質を前記空間に放出するタイミングを制御する。この場合、対象者が入眠するまでに要する平均時間に基づいて芳香物質を放出するタイミングを制御しない場合と比べて、対象者が入眠するタイミングに合わせて芳香物質の濃度を入眠に適した濃度にしやすくなる。
また、第9の観点の環境制御システムは、第8の観点の環境制御システムであって、前記空間の体積に関する情報、当該空間における換気に関する情報、前記芳香物質の種類、および当該芳香物質に対する対象者の嗅覚順応パターンのいずれかに基づいて、当該芳香物質を当該空間に放出するタイミング、または当該芳香物質の放出量を制御する。この場合、空間の体積に関する情報、空間における換気に関する情報、芳香物質の種類、および芳香物質に対する対象者の嗅覚順応パターンによらずに芳香物質を空間に放出するタイミング、または芳香物質の放出量を制御する場合と比べて、対象者が入眠するタイミングに合わせて芳香物質の濃度を入眠に適した濃度にしやすくなる。
【0006】
また、他の観点から捉えると、本開示の第10の観点の制御装置は、空間の環境を調整する調整装置の制御装置であって、対象者の入床と睡眠の間に発生する入眠準備動作を認識した場合に、前記空間が入眠に対応した環境となるように、前記調整装置による当該環境の調整を制御する。この場合、対象者が入眠するタイミングに合わせて、対象者が存在する空間を入眠に適した環境とすることができる。
【0007】
また、他の観点から捉えると、本開示の第11の観点の制御方法は、対象者の入床と睡眠の間に発生する入眠準備動作を認識した場合に、対象者が当該入眠準備動作を行った空間の環境を、入眠に対応した環境に制御する。この場合、対象者が入眠するタイミングに合わせて、対象者が存在する空間を入眠に適した環境とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態が適用される環境制御システムの構成の一例を示す図である。
本実施形態が適用される制御装置により実現される機能の一例を示すブロック図である。
環境制御システムの制御装置による処理の一例を示したフローチャートである。
対象空間における芳香物質の濃度の時間変化の一例を、放出部の動作とともに示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本開示の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態が適用される環境制御システム1の構成の一例を示す図である。環境制御システム1は、空間内にいる人を睡眠状態へ促すために、空間の環境を入眠に適した環境に制御するシステムである。ここで、入眠とは、人が覚醒状態から睡眠状態へ移行する際の、睡眠状態の直前の状態を意味する。
環境制御システム1により環境を制御する空間としては、壁や床等で囲われ、人が睡眠をとることができる体積を有する空間であれば特に限定されない。このような空間としては、人が睡眠をとるベッドマットや布団等の寝具が置かれた室内等を例示することができる。なお、以下では、環境制御システム1により環境を制御する対象となる空間を、対象空間と表記する場合がある。また、以下では、環境制御システム1により環境が制御される対象空間に存在する人を対象者と表記する場合がある。
【0010】
本実施形態の環境制御システム1は、対象空間の環境を調整する環境調整装置10と、環境調整装置10の動作を制御する制御装置20とを備えている。また、環境制御システム1は、対象空間における対象者の存在を検知する人感センサ30を備えている。さらに、環境制御システム1は、対象空間の明るさ(輝度)を検知する輝度センサ40を備えている。さらにまた、環境制御システム1は、対象者が使用する端末装置50を備えている。
環境調整装置10は、対象空間にいる対象者の入眠のしやすさに影響し得る環境を調整する。本実施形態の環境制御システム1では、環境調整装置10として、対象空間における芳香物質の濃度を調整する芳香装置10A、対象空間の温度、湿度、気流、換気量等を調整する空気調和装置10B、対象空間の明るさを調整する照明装置10Cが設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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