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公開番号
2024178600
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023096860
出願日
2023-06-13
発明の名称
車体構造
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62D
25/20 20060101AFI20241218BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】サイドフレーム及びパネルによる荷重吸収効率を向上させることができ、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与する車体構造を提供する。
【解決手段】車体構造Veは、上部パネル17及び下部パネル18と、各パネル17,18の車幅方向外側に接続され車両前後方向に延在する左リアサイドフレーム14及び右リアサイドフレーム15と、を備える。左リアサイドフレーム14は、第1剛性変化領域31及び第2剛性変化領域32を有する。第1剛性変化領域31及び第2剛性変化領域32は、左リアサイドフレーム14の内側面21及び外側面22に設けられる。第2剛性変化領域32は、第1剛性変化領域31に対して長手方向において異なる位置に設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両下方に設けられるパネルと、
前記パネルの車幅方向外側に接続され車両前後方向に延在するサイドフレームと、
を備え、
前記サイドフレームは、複数の剛性変化領域を有し、
前記複数の剛性変化領域は、前記サイドフレームの車幅方向外側及び車幅方向内側に設けられ、
前記車幅方向外側に設けられる剛性変化領域は、前記車幅方向内側に設けられる剛性変化領域に対して長手方向において異なる位置に設けられている、
ことを特徴とする車体構造。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記サイドフレームは、車両上側及び車両下側において車幅方向に連続する脆弱部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
【請求項3】
前記サイドフレームは車両後方に設けられており、
前記複数の剛性変化領域は、前記サイドフレームの後端部寄りに設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
【請求項4】
前記サイドフレームは車両前方に設けられており、
前記複数の剛性変化領域は、前記サイドフレームの前端部寄りに設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
【請求項5】
前記脆弱部及び前記剛性変化領域は、
車両前後方向において重なる位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載の車体構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて車体剛性に関する開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。例えば、車体構造として、パネルの車幅方向左右側にサイドフレームが設けられ、サイドフレームが車両前後方向に延在されたものが知られている。
【0003】
サイドフレームは、サイドフレーム本体と、サイドフレーム本体の上部に設けられた上壁部材と、を備える。サイドフレーム本体の下部には、脆弱部が長手方向(車両前後方向)に間隔をあけて複数形成されている。上壁部材には、折れ起点部が設けられている。この車体構造によれば、車両前後から衝撃荷重が入力した際に、サイドフレームを脆弱部と折れ起点部とにより上下方向に折れ曲がるように変形させることにより衝撃荷重を吸収することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-160412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述の従来技術では、サイドフレームを上下方向に変形させて衝撃荷重を吸収するため、サイドフレームに関連させてパネルを十分に変形させることが難しい。このため、サイドフレームに関連させてパネルを十分に変形させることによる荷重吸収効率の向上について改善の余地がある。
【0006】
本発明は、サイドフレーム及びパネルによる荷重吸収効率を向上させることができ、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与する車体構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明に係る車体構造は、車両下方に設けられるパネル(例えば、実施形態の上部パネル17,107、下部パネル18,108)と、前記パネルの車幅方向外側(例えば、実施形態の車幅方向左外側部17a,18a、車幅方向右外側部17b,18b)に接続され車両前後方向に延在するサイドフレーム(例えば、実施形態の左リアサイドフレーム14、右リアサイドフレーム15、左フロントサイドフレーム102、右フロントサイドフレーム104)と、を備え、前記サイドフレームは、複数の剛性変化領域(例えば、実施形態の第1剛性変化領域31、第2剛性変化領域32)を有し、前記複数の剛性変化領域は、前記サイドフレームの車幅方向外側(例えば、実施形態の外側面22,27)及び車幅方向内側(例えば、実施形態の内側面21,26)に設けられ、前記車幅方向外側に設けられる剛性変化領域(例えば、実施形態の第2剛性変化領域32)は、前記車幅方向内側に設けられる剛性変化領域(例えば、実施形態の第1剛性変化領域31)に対して長手方向において異なる位置に設けられている。
【0008】
このように構成することで、サイドフレームの車幅方向外側及び車幅方向内側に剛性変化領域を設けた。このため、サイドフレームに車両前後方向から衝撃荷重が入力した場合、サイドフレームを車幅方向外側及び車幅方向内側に剛性変化領域を起点として折り曲げるように変形させることができる。サイドフレームが折れ曲がるように変形することにより、入力した衝撃荷重を吸収する。
【0009】
ここで、サイドフレームにパネルが接続されている。このため、サイドフレームが剛性変化領域を起点として車幅方向外側及び車幅方向内側に折れ曲がることにより、サイドフレームからパネルに荷重が伝達される。具体的には、パネルを車幅方向内側に圧縮する荷重や、車幅方向外側に伸張する荷重がサイドフレームからパネルに伝達される。さらに、パネルを車両前後方向に変形させる荷重がサイドフレームからパネルに伝達される。これにより、パネルの全域に荷重を効率よく伝達させることができ、パネルの全域を好適に変形させることができる。
【0010】
加えて、車幅方向外側の剛性変化領域と車幅方向内側の剛性変化領域とをサイドフレームの長手方向において異なる位置に設けた。これにより、サイドフレームの一部に応力を集中させることなく、剛性変化領域を起点としてサイドフレームを好適に折り曲げるように変形させることができる。
このように、サイドフレームを好適に変形させるとともに、パネルの全域を好適に変形させることにより、サイドフレーム及びパネルによる荷重吸収効率を向上させることができる。延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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