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公開番号2024178535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023096731
出願日2023-06-13
発明の名称乗用芝刈機
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A01D 34/63 20060101AFI20241218BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】芝草の刈り取り作業において作業者が集草容器に収容された芝草の適切な排出タイミングを把握することができ、作業効率を向上させることができる乗用芝刈機を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る乗用芝刈機は、走行車体と、芝刈装置と、集草容器と、車速センサと、草丈センサと、制御部とを備える。走行車体は、作業領域を走行可能である。芝刈装置は、走行車体に設けられ、芝草を刈り取る。集草容器は、走行車体に設けられ、芝刈装置が刈り取った芝草を収容する。車速センサは、走行車体の車速を検出する。草丈センサは、芝草の刈り前草丈を検出する。制御部は、集草容器の容量データ、芝草の草密度データ、刈り幅データ、刈り高さデータおよび刈り前草丈データを記憶し、容量データ、刈り幅データ、刈り高さデータ、刈り前草丈データおよび車速データから集草容器の収容率を算出し、収容率が所定値以上の場合には報知する第1報知を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の作業領域を走行可能な走行車体と、
前記走行車体に設けられ、芝草を刈り取る芝刈装置と、
前記走行車体に設けられ、前記芝刈装置が刈り取った芝草を収容する集草容器と、
前記走行車体の車速を検出する車速センサと、
前記作業領域において前記芝刈装置によって刈り取る芝草の刈り前草丈を検出する草丈センサと、
前記集草容器の容量データ、前記作業領域における芝草の草密度データ、前記芝刈装置の刈り幅データ、前記芝刈装置による刈り高さデータおよび前記草丈センサによって検出された芝草の刈り前草丈データを記憶し、前記容量データ、前記刈り幅データ、前記刈り高さデータ、前記刈り前草丈データおよび前記車速センサによって検出された車速データから前記集草容器の芝草の収容率を算出し、前記収容率が所定値以上の場合には報知する第1報知を実行する制御部と
を備える
ことを特徴とする乗用芝刈機。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記制御部は、
予め指定された芝草の排出場所を記憶し、
前記収容率が所定値以上であり、かつ、前記排出場所が前記走行車体の前方に存在している場合には芝草の排出を促す第2報知を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の乗用芝刈機。
【請求項3】
前記制御部は、
前記作業領域において前記走行車体が直進および旋回を繰り返して往復走行する作業経路を予め設定可能であり、
前記走行車体による単位走行距離あたりの前記収容率の増加量を算出し、
前記排出場所が前記走行車体の前方に存在している場合に前記作業経路における次回の直進経路で前記集草容器が満杯になることが予想される場合には前記第2報知を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の乗用芝刈機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗用芝刈機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、集草容器が刈り取った芝草(刈草)で満杯になると集草容器が収容している刈草を所定の排出場所へ排出して作業を継続する乗用芝刈機において、集草容器の刈草の収容状況を作業中においても確認できるように、集草容器に開閉可能なカバーを設ける技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
また、集草容器が刈草で満杯になると集草容器が収容している刈草を所定の排出場所へ排出して作業を継続する乗用芝刈機において、集草容器が刈草で満杯になったことを検知する満杯センサを設ける技術が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-328819号公報
特開2019-47757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、集草容器に開閉可能なカバーを設ける場合、集草容器の刈草の収容状況を確認するために作業者がいちいちカバーを開けて集草容器の内部を目視する必要があるため、作業効率が低下していた。また、満杯センサを設ける場合、集草容器の満杯を検知できるものの、集草容器が満杯になる時期を予測することが困難であり、作業者が刈草の適切な排出タイミングを把握することはできなかった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、芝草の刈り取り作業において作業者が集草容器に収容された芝草の適切な排出タイミングを把握することができ、作業効率を向上させることができる乗用芝刈機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る乗用芝刈機(1)は、所定の作業領域(A

)を走行可能な走行車体(2)と、前記走行車体(2)に設けられ、芝草(G1)を刈り取る芝刈装置(3)と、前記走行車体(2)に設けられ、前記芝刈装置(3)が刈り取った芝草(G2)を収容する集草容器(5)と、前記走行車体(2)の車速を検出する車速センサ(65)と、前記作業領域(A

)において前記芝刈装置(3)によって刈り取る芝草(G1)の刈り前草丈(H

)を検出する草丈センサ(66)と、前記集草容器(5)の容量データ(D8)、前記作業領域(A

)における芝草(G1)の草密度データ(D1)、前記芝刈装置(3)の刈り幅データ(D2)、前記芝刈装置(3)による刈り高さデータ(D3)および前記草丈センサ(66)によって検出された芝草(G1)の刈り前草丈データ(D7)を記憶し、前記容量データ(D8)、前記刈り幅データ(D2)、前記刈り高さデータ(D3)、前記刈り前草丈データ(D7)および前記車速センサ(65)によって検出された車速データ(D6)から前記集草容器(5)の芝草(G2)の収容率を算出し、前記収容率が所定値以上の場合には報知する第1報知を実行する制御部(10)とを備える。
【発明の効果】
【0008】
実施形態に係る乗用芝刈機によれば、芝草の刈り取り作業において作業者が集草容器に収容された芝草の適切な排出タイミングを把握することができ、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る乗用芝刈機の全体構成を示す図(その1)である。
図2は、実施形態に係る乗用芝刈機の全体構成を示す図(その2)である。
図3は、実施形態に係る乗用芝刈機における制御系の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る乗用芝刈機における芝草の刈り取り作業の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本願の開示する乗用芝刈機の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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