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公開番号2025005545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105754
出願日2023-06-28
発明の名称苗移植機
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類A01C 11/02 20060101AFI20250109BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】苗マット投入に係る作業負担を軽減するとともに、作業効率を向上できる苗移植機を提供する。
【解決手段】操舵装置により操舵される転舵輪を備えた走行車体2と、前記走行車体2の後部に連結され、圃場に苗を植え付ける苗移植部と、位置情報を取得する位置情報取得装置と、前記転舵輪の舵角を検出し、検出した舵角と前記位置情報取得装置が取得した位置情報とに基づき前記操舵装置を駆動して前記走行車体2の自動走行を制御する制御部と、前記走行車体2の前端部から後端部に亘る機体の上部全体に亘って設けられ、前記苗植付部へ送給する苗マットを貯留する苗マット貯留部とを備え、前記苗マット貯留部は、内部に投入された苗マットを育苗箱から取り出す苗マット取り出し機構と、前記苗マット取り出し機構によって取り出された苗マットを搬送する苗マット搬送機構とを備えた苗移植機。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
操舵装置により操舵される転舵輪を備えた走行車体と、
前記走行車体の後部に連結され、圃場に苗を植え付ける苗移植部と、
位置情報を取得する位置情報取得装置と、
前記転舵輪の舵角を検出し、検出した舵角と前記位置情報取得装置が取得した位置情報とに基づき前記操舵装置を駆動して前記走行車体の自動走行を制御する制御部と、
前記走行車体の前端部から後端部に亘る機体の上部全体に亘って設けられ、前記苗植付部へ送給する苗マットを貯留する苗マット貯留部とを備え、
前記苗マット貯留部は、内部に投入された苗マットを育苗箱から取り出す苗マット取り出し機構と、前記苗マット取り出し機構によって取り出された苗マットを搬送する苗マット搬送機構とを備えたことを特徴とする苗移植機。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記苗マット取り出し機構は、左右の苗マット持ち上げローラを備え、前記左右の苗マット持ち上げローラの回転駆動によって、苗マットの左右両側に、上向きの回転摩擦力を加えて、育苗箱から苗マットを持ち上げ、持ち上げた苗マットを、育苗箱と苗マットとを分離する分離板上に載置することで、育苗箱から苗マットを取り出すことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
【請求項3】
前記左右の苗マット持ち上げローラは、後方に向かう程、上に向かう上り傾斜の姿勢で配設されたことを特徴とする請求項2に記載の苗移植機。
【請求項4】
前記苗マット取り出し機構は、育苗箱を搬送する育苗箱搬送ローラを備え、
育苗箱搬送ローラは、苗マットが取り出されて空となった育苗箱を搬送し、育苗箱を前記苗マット貯留部外へと案内する傾斜案内板上に落下供給するよう構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の苗移植機。
【請求項5】
前記苗マット取り出し機構は、前記左右の苗マット持ち上げローラを中空で支持する支持アームと、前記支持アームを上下に伸縮可能とする電動シリンダとを備え、前記電動シリンダの伸縮制御により、前記左右の苗マット持ち上げローラの高さ位置を調節可能に構成されたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の苗移植機。
【請求項6】
周囲の障害物を検知する障害物検知センサを備え、
前記障害物検知センサによって、障害物が検知されると、自動走行を停止し、一定時間、外部からの操作を受け付けないよう構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の苗移植機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場を走行しながら田植えを行う苗移植機に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記、特許文献1には、走行車体の機体上から、操縦席、苗や肥料等などの作業苗マットを補充するためのスペースを省き、機体のシンプル化及びスリム化が図られた苗移植機が開示されている。この従来の作業車両は、作業者が、機体前部に設けられた苗マット投入口から苗マットを投入すると、機体内部に設けられた苗マット搬送機構により、苗マットが機体後方へと搬送されて、機体後部の作業部(苗植付部)によって圃場に植え付けられる仕組みとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-017256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、機体投入前の苗マットは、育苗箱に入った状態であるため、上記従来の苗移植機によれば、作業者が、苗マット投入口へ苗マットを投入する際に、順次、苗マットを育苗箱から取り出す作業が必要となり手間であった。また、機体投入時に、苗マットの姿勢が乱れ、苗マット搬送機構による円滑な搬送が妨げられ、作業効率が低下するおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題を解消し、苗マット投入に係る作業負担を軽減するとともに、作業効率を向上できる苗移植機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、第1の発明は、
操舵装置により操舵される転舵輪を備えた走行車体と、
前記走行車体の後部に連結され、圃場に苗を植え付ける苗移植部と、
位置情報を取得する位置情報取得装置と、
前記転舵輪の舵角を検出し、検出した舵角と前記位置情報取得装置が取得した位置情報とに基づき前記操舵装置を駆動して前記走行車体の自動走行を制御する制御部と、
前記走行車体の前端部から後端部に亘る機体の上部全体に亘って設けられ、前記苗植付部へ送給する苗マットを貯留する苗マット貯留部とを備え、
前記苗マット貯留部は、内部に投入された苗マットを育苗箱から取り出す苗マット取り出し機構と、前記苗マット取り出し機構によって取り出された苗マットを搬送する苗マット搬送機構とを備えたことを特徴とする苗移植機を提供する。
【0007】
上記第1の発明によれば、苗マット取り出し機構によって、投入された苗マットが育苗箱から取り出されて、苗マット搬送機構によって搬送されるため、苗マット投入に係る作業負担を軽減するとともに、作業効率を向上できる。
【0008】
第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記苗マット取り出し機構は、左右の苗マット持ち上げローラを備え、前記左右の苗マット持ち上げローラの回転駆動によって、苗マットの左右両側に、上向きの回転摩擦力を加えて、育苗箱から苗マットを持ち上げ、持ち上げた苗マットを、育苗箱と苗マットとを分離する分離板上に載置することで、育苗箱から苗マットを取り出すことを特徴とする。
【0009】
上記第2の発明によれば、、上記第1の発明の効果に加え、苗マット持ち上げローラ1に苗マットMの苗Nが接触すると、左右両側から、上向きの回転摩擦が加わり、苗マットMを持ち上げる仕組みとしたことで、苗Nの傷付きを防止しながら迅速に持ち上げることができる。また、苗マットの左右両側に、上向きの回転摩擦力を加えることで、苗マットの姿勢も整えることができる。さらに、育苗箱と苗マットとを分離する分離板によって、迅速に育苗箱から苗マットを取り出すことができる。
【0010】
第3の発明は、上記第2の発明の構成に加え、
前記左右の苗マット持ち上げローラは、後方に向かう程、上に向かう上り傾斜の姿勢で配設されたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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