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公開番号
2024178520
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023096702
出願日
2023-06-13
発明の名称
ポリウレタンウレタンフォーム及びポリウレタンフォームの製造方法
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
主分類
C08G
18/00 20060101AFI20241218BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】断熱性及び強度に優れたポリウレタンフォーム、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ポリオール成分(A)、有機ポリイソシアネート成分(B)、発泡剤(C)、触媒(D)、整泡剤(E)及び中空粒子(F)を含む材料を反応させてなるポリウレタンフォームであって、ポリオール成分(A)が下記(1)~(3)のすべてを満たし、ポリウレタンフォームの重量に基づき中空粒子(F)の量が5~30重量%であるポリウレタンフォーム。
(1)ポリオール成分(A)は、水酸基価が25~60mgKOH/gであり、(2)ポリオール成分(A)の数平均官能基数が3~4であり、
(3)ポリオール成分(A)に含まれるオキシエチレン単位の重量割合が、ポリオール成分(A)の重量に基づき20重量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオール成分(A)、有機ポリイソシアネート成分(B)、発泡剤(C)、触媒(D)、整泡剤(E)及び中空粒子(F)を含む材料を反応させてなるポリウレタンフォームであって、
ポリオール成分(A)が下記(1)~(3)のすべてを満たし、
ポリウレタンフォームの重量に基づき中空粒子(F)の量が5~30重量%であるポリウレタンフォーム。
(1)ポリオール成分(A)は、水酸基価が25~60mgKOH/gであり、(2)ポリオール成分(A)の数平均官能基数が3~4であり、
(3)ポリオール成分(A)に含まれるオキシエチレン単位の重量割合が、ポリオール成分(A)の重量に基づき20重量%以下である。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記材料が、さらに分散剤(G)を含む請求項1に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項3】
ポリウレタンフォームのコア密度(kg/m
3
)が30~50である、請求項1に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項4】
請求項1に記載のポリウレタンフォームの製造方法であって、
ポリオール成分(A)及び中空粒子(F)を含むポリオール組成物を調製する工程1と、
前記ポリオール組成物と有機ポリイソシアネート成分(B)とを、発泡剤(C)、触媒(D)及び整泡剤(E)の存在下に反応させる工程2と、を含むポリウレタンフォームの製造方法。
【請求項5】
工程1において、分散剤(G)を用いる請求項4に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
【請求項6】
ポリウレタンフォームのコア密度(kg/m
3
)が30~50である、請求項4に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリウレタンウレタンフォーム及びポリウレタンフォームの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ポリウレタンフォームは、断熱性及び成形性等に優れるという観点から、断熱材料として検討されている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-64050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のウレタンフォームにおいては、連続気泡が形成されやすいこと等に起因して対流熱伝達が起こり、断熱性が不十分となることがあり、さらなる改善が求められている。
また、ウレタンフォームをシート状等に成形して用いることも想定されるため、強度が高いことも求められている。
本発明の課題は、断熱性に優れ、強度に優れたポリウレタンフォーム及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち本発明は、以下の通りである。
[1]ポリオール成分(A)、有機ポリイソシアネート成分(B)、発泡剤(C)、触媒(D)、整泡剤(E)及び中空粒子(F)を含む材料を反応させてなるポリウレタンフォームであって、ポリオール成分(A)が下記(1)~(3)のすべてを満たし、ポリウレタンフォームの重量に基づき中空粒子(F)の量が5~30重量%であるポリウレタンフォーム。
(1)ポリオール成分(A)は、水酸基価が25~60mgKOH/gであり、(2)ポリオール成分(A)の数平均官能基数が3~4であり、
(3)ポリオール成分(A)に含まれるオキシエチレン単位の重量割合が、ポリオール成分(A)の重量に基づき20重量%以下である。
[2]前記材料が、さらに分散剤(G)を含む請求項1に記載のポリウレタンフォーム。
[3]ポリウレタンフォームのコア密度(kg/m
3
)が30~50である、[1]または[2]に記載のポリウレタンフォーム。
[4][1]~[3]のいずれか一項に記載のポリウレタンフォームの製造方法であって、ポリオール成分(A)及び中空粒子(F)を含むポリオール組成物を調製する工程1と、前記ポリオール組成物と有機ポリイソシアネート成分(B)とを、発泡剤(C)、触媒(D)及び整泡剤(E)の存在下に反応させる工程2と、を含むポリウレタンフォームの製造方法。
[5]工程1において、分散剤(G)を用いる[4]に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
[6]ポリウレタンフォームのコア密度(kg/m
3
)が30~50である、[4]または[5]に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、断熱性に優れ、強度に優れたポリウレタンフォーム及びその製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(ポリウレタンフォーム)
本発明のポリウレタンフォームは、ポリオール成分(A)、有機ポリイソシアネート成分(B)、発泡剤(C)、触媒(D)、整泡剤(E)及び中空粒子(F)を含む材料を反応させてなる。
【0008】
本発明において、ポリオール成分(A)は、下記(要件1)、(要件2)及び(要件3)のすべての要件を満たす。以下の要件を満たすことにより、断熱性及び強度に優れたポリウレタンフォームを提供することができる。
(要件1)ポリオール成分(A)は、水酸基価が25~60mgKOH/gである。
(要件2)ポリオール成分(A)の数平均官能基数が3~4である。
(要件3)ポリオール成分(A)に含まれるオキシエチレン単位の重量割合が、ポリオール成分(A)の重量に基づき20重量%以下である。
【0009】
要件1について説明する。本発明においてポリオール成分(A)の水酸基価は、水酸基価が25~60mgKOH/gである。ポリオール成分(A)の水酸基価は、得られるポリウレタンフォームの強度の観点から、好ましくは28mgKOH/g以上であり、より好ましくは30mgKOH/g以上である。ポリオール成分(A)の水酸基価は、得られるポリウレタンフォームの伸縮性の観点から、好ましくは55mgKOH/g以上であり、より好ましくは52mgKOH/g以上である。本明細書において水酸基価については単位を省略し、数値のみを記載することがある。水酸基価はJIS K0070に規定する方法に従い測定することができる。
【0010】
本発明においては、ポリオール成分(A)として、1種のポリオールまたは2種以上のポリオールを用いることができる。2種以上のポリオールを用いる場合、ポリオール成分(A)の水酸基価は、加重平均により算出することができる。例えば、ポリオール成分(A)が、水酸基価がOHV
1
のポリオール(a1)と水酸基価がOHV
2
のポリオール(a2)とからなり、その重量比[ポリオール(a1)の重量:ポリオール(a2)の重量]がW1:W2である場合、ポリオール成分(A)の水酸基価OHV
A
は以下の式により算出できる。
OHV
A
=(OHV
1
×W1+OHV
2
×W2)/(W1+W2)
(【0011】以降は省略されています)
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