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公開番号2024169368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2024082775
出願日2024-05-21
発明の名称情報処理システム、情報処理方法
出願人三洋化成工業株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G01N 27/12 20060101AFI20241128BHJP(測定;試験)
要約【課題】対象の実際の匂いの特徴に基づいて、該対象に関する情報を推定する。
【解決手段】情報処理システム(100)は、複数のセンサ素子(31A)が設けられたセンサチャンバ(60)と、第1気体および第2気体を交互にセンサチャンバ内に供給可能な供給機構(40)と、を備える匂い測定装置(20)と、複数のセンサ素子の各々からの検出信号を取得する取得部(11)と、対象の匂いの特徴を示す特徴情報を抽出する抽出部(12)と、対象に関する対象情報を推定する推定部(16)と、を備える。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
複数のセンサ素子が設けられたセンサチャンバと、対象の匂いに対応する匂い物質を含む第1気体および前記対象の匂いに対応する匂い物質を含まない第2気体を交互に前記センサチャンバ内に供給可能な供給機構と、を備える少なくとも1以上の匂い測定装置と、
前記複数のセンサ素子の各々からの検出信号を取得する取得部と
取得した前記検出信号から前記対象の匂いの特徴を示す特徴情報を抽出する抽出部と、
抽出した前記特徴情報に基づいて前記対象に関する対象情報を推定する推定部と、
を備える情報処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記対象を収容し、前記第1気体を保持可能な収容空間を有する試料受入部を備え、
前記供給機構は、前記第2気体を前記収容空間に供給することによって、前記収容空間内の前記第1気体を前記収容空間から前記センサチャンバの方へ押し出す、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記収容空間の温度を調節可能な温度調節機構をさらに備える、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記供給機構は、
前記センサチャンバ内の前記第1気体を、0.01秒間以上10秒間以下で前記第2気体に置換し、
前記センサチャンバ内の前記第2気体を、0.01秒間以上10秒間以下で前記第1気体に置換する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記特徴情報は、(1)前記センサチャンバ内に前記第1気体が供給される第1期間において前記複数のセンサ素子の各々から出力される検出信号の強度および該強度の時間変化パターンの少なくともいずれか、および、(2)前記センサチャンバ内に供給された前記第1気体が前記第2気体によって前記センサチャンバ内から押し出される第2期間において前記複数のセンサ素子の各々から出力される検出信号の強度および該強度の時間変化パターンの少なくともいずれか、を含む、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記対象情報は、前記対象の匂いについての評価情報、前記対象の匂いを所定の基準に基づいて分類した分類情報、および、前記対象の状態を示す状態情報のうちの少なくともいずれかである、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記センサチャンバは、前記匂い測定装置に着脱自在に取り付けられる、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記匂い測定装置は、前記供給機構の少なくとも一部を覆う第1筐体を備える、
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記匂い測定装置は、前記供給機構の少なくとも一部、および前記センサチャンバを覆う第2筐体を備え、
前記第2筐体は開閉可能となっており、前記第2筐体を開状態にした場合、前記センサチャンバを前記匂い測定装置に着脱自在に取り付けられる、
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記複数のセンサ素子は、ケミレジスター型センサである、
請求項1に記載の情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は対象の匂いの特徴に基づいて、該対象に関する情報を推定可能な情報処理システム、および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、匂い測定として、測定対象が発する匂いを構成する化学物質群の中から匂いに関係する特定の気体状化学物質を検出し、測定する技術が知られている。例えば、特許文献1では、土壌から送出される気体の種類及び量を臭気センサによって測定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-193894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
匂いを構成する化学物質である匂い原因物質としては、例えばアンモニア、メルカプタン、アルデヒド、硫化水素およびアミンといった物質が知られている。従来の匂い測定では、これらの匂い原因物質を個別に測定することを目的に設計された、アンモニアセンサまたは硫化水素センサ等のセンサが用いられる。
【0005】
しかしながら、実際に測定対象から発される匂いには、不特定多数の化学物質が混合されて含まれている。従来の匂い測定では、実際の匂いに含まれる物質のうち、センサの測定対象である物質について測定することは可能ではあるものの、実際の匂いに含まれるセンサの測定対象外の物質については測定することができない。したがって、測定対象から発される匂いに不特定多数の化学物質が含まれる場合、従来の匂い測定では、実際の匂いの全容について十分に測定できているとは言えない。
【0006】
不特定多数の匂い原因物質が混合されて含まれ得る測定対象の実際の匂いを測定し、当該匂いを特定の匂いとして検出、峻別または認識することが求められている。そこで、本発明は、対象の実際の匂いに基づき、匂いを発する対象に関する情報を特定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る情報処理システムは、複数のセンサ素子が設けられたセンサチャンバと、対象の匂いに対応する匂い物質を含む第1気体および前記対象の匂いに対応する匂い物質を含まない第2気体を交互に前記センサチャンバ内に供給可能な供給機構と、を備える少なくとも1以上の匂い測定装置と、前記複数のセンサ素子の各々からの検出信号を取得する取得部と取得した前記検出信号から前記対象の匂いの特徴を示す特徴情報を抽出する抽出部と、抽出した前記特徴情報に基づいて前記対象に関する対象情報を推定する推定部と、
を備える。
【0008】
本発明の一態様に係る情報処理方法は、1または複数の情報処理装置により実行される制御方法であって、複数のセンサ素子が設けられたセンサチャンバと、対象の匂いに対応する匂い物質を含む第1気体および前記対象の匂いに対応する匂い物質を含まない第2気体を交互に前記センサチャンバ内に供給可能な供給機構と、を備える少なくとも1以上の匂い測定装置の前記複数のセンサ素子の各々からの検出信号を取得する取得ステップと、取得した前記検出信号から前記対象の匂いの特徴を示す特徴情報を抽出する抽出ステップと、抽出した前記特徴情報に基づいて前記対象に関する対象情報を推定する推定ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、対象の実際の匂いの特徴に基づいて、該対象に関する情報を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略図である。
センサ素子の構成の一例を示す上面図である。
図2に示すセンサ素子の構成の一例を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る匂い測定装置の構成の一例を示す概略図である。
匂い測定装置の概観の一例を示す概略図である。
本発明のセンサ素子の構成の一例を示す上面図である。
本発明のセンサ素子の構成の一例を示す上面図である。
本発明のセンサ素子の構成の一例を示す斜視図である。
情報処理システムの構成の一例を示す機能ブロック図である。
推定装置が推定モデルを生成する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
情報処理システムの構成の一例を示す機能ブロック図である。
推定装置が対象情報を推定する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
トリエチルアミン(TEA)を含むフォームを対象として用いた測定における検出強度およびTEAを含まないフォームを対象として測定における検出強度の経時的変化を示すグラフである。
図13に示す測定時と同様の対象を用いて複数回の測定を行った場合における検出結果を示すグラフである。
ある対象における、該対象が製品として問題ないか否かを示す対象情報と、該対象を用いて行われた測定における検出信号の検出強度を示す特徴情報との対応を示す図である。
複数の対象における、官能評価試験および匂い測定装置を用いて行われた測定に基づく特徴量を示す図である。
2つの対象と、それぞれの対象を用いて行われた測定によって得られた検出信号から特徴情報として抽出された特徴量を示す。
2つの対象について、複数のセンサ素子を用いて測定を行った結果を示す。
対象として添加物1および添加物2のそれぞれが劣化する前と劣化した後と、における測定の結果を示す二次元マップである。
複数のセンサ素子を供える匂いセンサを用いて特定の空間内の匂い物質を測定したときの検出信号の強度と時間との関係を示すグラフを示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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