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公開番号
2024178022
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096505
出願日
2023-06-12
発明の名称
試験基材を試験片に裁断する刃物機構及び試験片の裁断装置
出願人
株式会社ハガタ屋
代理人
弁理士法人豊栖特許事務所
主分類
B26F
1/44 20060101AFI20241217BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】安全性を向上しながら、裁断の際に裁断位置を確認可能とする。
【解決手段】刃物機構100は、ベースプレート3と、ベースプレート3に連結され、かつ試験基材6を試験片7に裁断する筒状刃物1と、筒状刃物1の外側に位置し、ベースプレート3の刃物固定側の表面に平行姿勢で往復運動自在に配置される外側プレート2とを備え、外側プレート2が、筒状刃物1を内側に配置する枠形状であって、その内形を筒状刃物1の外周面に沿う形状としており、外側プレート2の内周面23と筒状刃物1の外周面13との間には、外側プレート2が筒状刃物1に対して往復運動できる刃物隙間25を設け、外側プレート2の内周面23が、筒状刃物1の外周面13に対向する対向面23aを有し、対向面23aは、刃物隙間25が上広がりとなる傾斜面24を有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
試験基材をプレス機構で裁断する刃物機構であって、
前記刃物機構が、
プレス機構に固定されるベースプレートと、
前記ベースプレートに連結され、かつ試験基材を試験片に裁断する筒状刃物と、
前記筒状刃物の外側に位置し、前記ベースプレートの刃物固定側の表面に平行姿勢で往復運動自在に配置される外側プレートと、
を備え、
前記外側プレートが、前記筒状刃物を内側に配置する枠形状であって、その内形を前記筒状刃物の外周面に沿う形状としており、
前記外側プレートの内周面と前記筒状刃物の外周面との間には、前記外側プレートが前記筒状刃物に対して往復運動できる刃物隙間を設け、
前記外側プレートの内周面が、前記筒状刃物の外周面に対向する対向面を有し、
前記対向面は、前記刃物隙間が上広がりとなる傾斜面を有する刃物機構。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の刃物機構であって、
前記外側プレートの下面側の前記刃物隙間(S1)が上面側の前記刃物隙間(S2)より狭い刃物機構。
【請求項3】
請求項1に記載の刃物機構であって、
前記対向面の全部または一部は、前記刃物隙間が上広がりとなる傾斜面を有する刃物機構。
【請求項4】
請求項3に記載の刃物機構であって、
前記傾斜面が同一または異なる傾斜角(θ)である刃物機構。
【請求項5】
請求項3に記載の刃物機構であって、
前記外側プレートの上面側の前記刃物隙間(S2)または下面側の前記刃物隙間(S1)が同一または異なる間隔である刃物機構。
【請求項6】
請求項1に記載の刃物機構であって、
前記傾斜面の傾斜角(θ)が20度~80度である刃物機構。
【請求項7】
請求項1に記載の刃物機構であって、
前記外側プレートの下面の前記刃物隙間(S1)が0.1mm以上2cm以下である刃物機構。
【請求項8】
請求項1に記載の刃物機構であって、
少なくとも前記ベースプレートの外形の一部が前記外側プレートの外形よりも小さい刃物機構。
【請求項9】
請求項1に記載の刃物機構であって、
前記筒状刃物の内側に位置し、前記ベースプレートの刃物固定側の表面に平行姿勢で往復運動自在に配置されてなる内側プレートを有する刃物機構。
【請求項10】
請求項1に記載の刃物機構であって、
前記外側プレートが透明である刃物機構。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチックやゴム等のシート状や板状の試験基材を、引張試験や衝撃試験等に用いられる試験片に裁断する刃物機構と、この刃物機構を備える試験片の裁断装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
種々の用途に使用される材料は、ISO、JISなどの基準、規格に基づいて引張試験や衝撃試験等の各種試験が行われる。たとえば、タイヤなどに使用されるゴムは、引張試験や衝撃試験をするために、ゴムを所定の厚さのシート状の試験基材とし、これをダンベル形状の試験片に裁断している。試験基材は、厚さと外形を規格に適合する寸法に裁断して引張試験に使用される。
【0003】
シート状の試験基材をダンベル形状に裁断する試験片の裁断装置は開発されている(特許文献1、2参照)。しかし、刃物の外周面、特に鋭利な刃先が表出しており、作業者が誤って触れるおそれがあり、安全性の問題があった。
【0004】
そこで本発明者は以上の欠点を解消することを目的として、筒状刃物の刃先と外周面を覆う位置に外側プレートを配置した裁断装置を開発した(特許文献3参照)。この裁断装置の外側プレートは刃先が作業者の指に触れることを防止して、裁断作業や取扱いの安全性を向上している。種々の用途に使用される様々な試験基材を適切に裁断するために、厚みと強度のある外側プレートで試験基材を押圧し、筒状刃物で試験基材を裁断する必要がある。そして試験基材から複数の試験片を無駄なく裁断する必要があり、しかも試験片の破損、欠けなど試験誤差の原因を回避しなければならない。しかし、筒状刃物の外周面に近接する外側プレートの厚みにより裁断の際に刃先を認識して裁断位置を確認することが難しく、試験片の破損、欠けなどを回避しつつ無駄なく所定の位置で裁断することが難しいという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-210899号公報
特開平05-057689号公報
特開2022-066073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はさらに以上の欠点を解消することを目的に開発されたもので、本発明の目的の一つは、安全性を確保しながら、裁断時に刃先を確認できる刃物機構及びこの刃物機構を備える裁断装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様に係る刃物機構は、受け台にセットされた試験基材をプレス機構で裁断する刃物機構であって、刃物機構が、プレス機構に固定されるベースプレートと、ベースプレートに連結され、かつ試験基材を試験片に裁断する筒状刃物と、筒状刃物の外側に位置し、ベースプレートの刃物固定側の表面に平行姿勢で往復運動自在に配置される外側プレートと、を備え、外側プレートが、筒状刃物を内側に配置してなる枠形状であって、その内形を筒状刃物の外周面に沿う形状としており、外側プレートの内周面と筒状刃物の外周面との間には、外側プレートが筒状刃物に対して往復運動できる刃物隙間を設け、外側プレートの内周面が筒状刃物の外周面に対向する対向面を有し、対向面は刃物隙間が上広がりとなる傾斜面を有する。
【0008】
本発明のある態様に係る裁断装置は、刃物機構と、試験片に裁断される試験基材を載せて裁断する裁断面を有する受け台と、刃物機構を裁断面に載せた試験基材に押圧するプレス機構とを備える。
【発明の効果】
【0009】
以上の刃物機構及びこの刃物機構を備える裁断装置は、安全性を確保しながら、裁断時に刃先を確認できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る刃物機構の概略斜視図である。
図1に示す刃物機構の分解斜視図である。
刃物機構の概略斜視図である。
図1の刃物機構で裁断される試験片の一例を示す概略斜視図である。
試験片の他の例を示す概略図である。
試験片の他の例を示す概略図である。
図1の刃物機構で短い刃側の刃物隙間を示す概略斜視図である。
図1の刃物機構で短い刃側の刃物隙間を示す概略斜視図である。
図1に示す刃物機構の底面図である。
図1に示す刃物機構の部分的垂直縦断面図であって、図9のX-X線端面に相当する図である。
図10の要部拡大断面図である。
図1に示す刃物機構の部分的垂直横端面図であって、図9のXII-XII線端面に相当する図である。
図1に示す刃物機構の部分的垂直横端面図であって、図9のXIII-XIII線端面に相当する図である。
外側プレートの概略斜視図、筒状刃物と内側プレートの概略水平断面斜視図である。
他の実施例に係る外側プレートの概略斜視図である。
他の実施例に係る外側プレートの概略斜視図である。
他の実施例に係る外側プレートの概略斜視図である。
比較例の筒状刃物が試験基材を裁断する状態を示す要部拡大断面図である。
本発明の他の実施形態に係る裁断装置の概略構成図である。
本発明の一実施例の刃物機構の参考写真である。
図20の要部拡大写真である。
比較例の刃物機構の参考写真である。
図22の要部拡大写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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