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公開番号2024177995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096457
出願日2023-06-12
発明の名称車載センサ装置
出願人株式会社SOKEN,株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類G01S 7/521 20060101AFI20241217BHJP(測定;試験)
要約【課題】音振動センサの車両への搭載を容易にすることが可能な車載センサ装置の提供。
【解決手段】車載センサ装置100は、車両Veに搭載され、超音波マイク20、センサ筐体30、及び音振動センサ70を備えている。超音波マイク20は、超音波の受信及び送信の少なくとも一方を行う送受信器24を有している。センサ筐体30は、超音波マイク20の少なくとも一部を収容している。音振動センサ70は、超音波マイク20と共にセンサ筐体30に収容されており、可聴域の音又は振動を検出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両(Ve)に搭載される車載センサ装置であって、
超音波の受信及び送信の少なくとも一方を行う送受信器(24)を有する超音波センサ(20)と、
前記超音波センサの少なくとも一部を収容するセンサ筐体(30)と、
前記超音波センサと共に前記センサ筐体に収容され、可聴域の音又は振動を検出する音振動センサ(70)と、を備える車載センサ装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記音振動センサは、前記送受信器の背面側(BS)に、前記送受信器と別体で配置される請求項1に記載の車載センサ装置。
【請求項3】
前記センサ筐体は、前記音振動センサと前記送受信器との間に中空空間(58)を区画する請求項2に記載の車載センサ装置。
【請求項4】
前記センサ筐体に収容されるセンサ基板(80)、をさらに備え、
前記音振動センサは、前記センサ基板に表面実装されるMEMSマイク(170)を有する請求項3に記載の車載センサ装置。
【請求項5】
粘弾性の材料によって筒状に形成され、前記センサ基板の前記送受信器側に前記中空空間を区画する粘弾性チューブ(57)、をさらに備える請求項4に記載の車載センサ装置。
【請求項6】
前記超音波センサは、前記送受信器を前記背面側から覆う充填被覆部(27)、をさらに有し、
前記充填被覆部には、前記中空空間の少なくとも一部を区画する凹状の窪み部(28)が形成される請求項3に記載の車載センサ装置。
【請求項7】
前記中空空間の内部に配置され、前記中空空間の水蒸気を吸収する吸湿剤(59)、をさらに備える請求項3に記載の車載センサ装置。
【請求項8】
前記センサ筐体の前記背面側に位置する内側空間(IS)又は前記センサ筐体の側方に位置する側方空間(SS)の少なくとも一方から前記中空空間に音又は振動を導入する筒状の音導筒部(157,158)、をさらに備える請求項3に記載の車載センサ装置。
【請求項9】
前記音振動センサは、前記超音波センサの裏側面(29)によって保持される請求項2に記載の車載センサ装置。
【請求項10】
前記音振動センサは、センサ接着層(74)を介して前記裏側面に保持される請求項9に記載の車載センサ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、車両に搭載される車載センサ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に搭載されるトランスデューサアレイが記載されている。このトランスデューサアレイは、超音波等の音響信号を送受信することにより、周囲の物体と車両との間の距離の計測を可能にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/184603号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
音響信号には、特許文献1に開示のような超音波だけでなく、可聴域の音及び振動が存在する。こうした可聴域の音又は振動を検出する音振動センサを車載することが検討されつつある。しかし、特許文献1のような超音波センサとは別に、音振動センサを車両に搭載する場合、構成の複雑化によって搭載の難易度が高くなることがあった。
【0005】
本開示は、音振動センサの車両への搭載を容易にすることが可能な車載センサ装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、開示された一つの態様は、車両(Ve)に搭載される車載センサ装置であって、超音波の受信及び送信の少なくとも一方を行う送受信器(24)を有する超音波センサ(20)と、超音波センサの少なくとも一部を収容するセンサ筐体(30)と、超音波センサと共にセンサ筐体に収容され、可聴域の音又は振動を検出する音振動センサ(70)と、を備える車載センサ装置とされる。
【0007】
この態様では、超音波センサのためのセンサ筐体に、音又は振動を検出する音振動センサも収容されている。故に、超音波センサの車両への搭載により、音振動センサの車両への搭載も実現され得る。以上によれば、音振動センサを超音波センサから独立させた構成として車両に搭載する態様よりも簡素化が可能になる。したがって、音振動センサの車両への搭載が容易になる。
【0008】
尚、上記及び特許請求の範囲における括弧内の参照番号は、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。また、特に組み合わせに支障が生じなければ、特許請求の範囲において明示していない請求項同士の組み合せも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の車載センサ装置が搭載される箇所を例示した図である。
本開示の第一実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
車載センサ装置及びECUを含んでなる物体検知システムの電気的な構成を示す図である。
車載センサ装置を車両に取り付ける方法を説明するための図である。
本開示の第二実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第三実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第四実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第五実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第六実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第七実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第八実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第九実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十一実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十二実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十三実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十四実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十五実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十六実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十七実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十八実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第十九実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第二十実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第二十一実施形態による車載センサ装置の構成を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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