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公開番号
2024177225
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2024168953,2022564447
出願日
2024-09-27,2021-04-23
発明の名称
LGR5及びEGFRに結合する抗体によるがんの治療
出願人
メルス ナムローゼ フェンノートシャップ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
16/46 20060101AFI20241212BHJP(有機化学)
要約
【課題】1つには、がん治療、特に、胃がん及び食道がんに対する治療を提供すること。
【解決手段】本開示は、がんの治療における手段及び方法に関する。本開示は、特に、LGR5及びEGFRに結合する抗体で個体におけるがんを治療する方法に関する。本発明は、さらに、かかる方法において使用するための組み合わせ、及び消化管がんの治療のための薬剤の製造において使用するための組み合わせに関する。かかる抗体は、特に、胃がん、食道がん、又は胃食道接合部がんの治療において有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
対象におけるがんの治療に使用するための、EGFRの細胞外部分に結合する可変ドメイン、及びLGR5の細胞外部分に結合する可変ドメインを含む、抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体であって、前記使用が、対象に、1500mgの均一用量の前記抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供することを含む、抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
対象における胃がん、食道がん、又は胃食道接合部がんの治療に使用するための、EGFRの細胞外部分に結合する可変ドメイン、及びLGR5の細胞外部分に結合する可変ドメインを含む、抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
【請求項3】
Her2陰性対象における胃がん、食道がん、又は胃食道接合部がんの治療に使用するための、EGFRの細胞外部分に結合する可変ドメイン、及びLGR5の細胞外部分に結合する可変ドメインを含む、抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
【請求項4】
前記使用が、前記対象に、1500mgの均一用量の前記抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供することを含む、請求項2又は3に記載の使用するための抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
【請求項5】
前記抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体が、静脈内に提供される、先行請求項のいずれか一項に記載の使用するための抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
【請求項6】
前記がんが、TP53、MLH1、PIK3CA、CDKN2A、UGT1A、UGT1A8、BRAF、PTEN、及びKRASから選択される1つ以上の遺伝子における変異を有し、好ましくは、TP53、MLH1、CDKN2A、UGT1A、UGT1A8、BRAF、及びPTENから選択される1つ以上の遺伝子における変異を有する、先行請求項のいずれか一項に記載の使用するための抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
【請求項7】
前記がんが、TP53 R196T、TP53 R342T、TP53 R248Q、MLH1 V384D、PIK3CA H1047R、CDKN2A W110T、UGT1A1 G71R、UGT1A8 G71R、及びKRAS G12Cから選択される1つ以上の変異を有する、請求項6に記載の使用するための抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
【請求項8】
前記抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体の投与が、毎週、隔週、又は毎月である、先行請求項のいずれか一項に記載の使用するための抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
【請求項9】
前記抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体の投与が、2週間に1回である、先行請求項のいずれか一項に記載の使用するための抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
【請求項10】
前記がんが、TP53をコードする遺伝子における変異を有し、好ましくは、前記変異が、R196Tである、請求項6に記載の使用するための抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、がんの治療における手段及び方法に関する。本開示は、特に、LGR5及びEGFRに結合する抗体で個体におけるがんを治療する方法に関する。本発明は、さらに、かかる方法において使用するための組み合わせ、及び消化管がんの治療のための薬剤の製造において使用するための組み合わせに関する。かかる抗体は、特に、胃がん、食道がん、又は胃食道接合部がんの治療において有用である。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ほとんどのがん薬の発見は、必須細胞機能を遮断し、化学療法を介して分裂細胞を死滅させる薬剤に焦点を当ててきた。しかしながら、化学療法は、完全な治癒をもたらすことはほとんどない。ほとんどの場合、患者における腫瘍は、増殖を停止させるか、又は一時的に縮小させる(寛解と称される)のみであり、再び、場合によっては、より迅速に(再発と称される)増殖を開始し、治療するのがますます困難になる。より最近では、がん薬の開発の焦点は、広範囲にわたる細胞傷害性化学療法から、毒性が低い標的細胞抑制療法へと移っている。シグナル伝達経路成分を特異的に阻害する標的療法による進行がんの治療は、白血病において臨床的に検証されている。しかしながら、大部分のがん腫では、標的アプローチは依然として無効であることが証明されている。
【0003】
がんは、疾病の治療において遂げられた多くの進歩、及びがんにつながる分子的事象に関する知識の増加にもかかわらず、世界での依然として主要な死因である。胃がんは、例えば、世界的に5番目に一般診断が多いがんであり、かつ3番目に致命的である。2018年には、胃がんによる死者は推定で783,000人にのぼった。食道がんは、9番目に多い一般的ながんであり、かつ6番目に多い一般的ながん死因である。上皮増殖因子受容体(EGFR)は、胃腺がん(GAC)及び食道腺がん(EAC)症例の30%以上で過剰発現することが報告されている。しかしながら、6つの異なる研究の分析レビューでは、化学療法に抗EGFR剤を添加しても、進行性/転移性EAC、GAC、又は胃食道接合部腺がん(GEJAC)を有する患者の全生存期間又は無増悪生存期間は改善しなかったと結論づけられた(Kim et al.2017 Oncotarget.2017 Nov 17;8(58):99033-99040)。したがって、がん治療、特に、胃がん及び食道がんに対する治療についての必要性が存在している。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、以下の好ましい実施形態を提供する。しかしながら、本発明は、これらの実施形態に限定されない。
【0005】
いくつかの実施形態では、本開示は、対象におけるがんの治療において使用するための、EGFRの細胞外部分に結合する可変ドメイン、及びLGR5の細胞外部分に結合する可変ドメインを含む、抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供し、該使用は、対象に、1500mgの均一用量の抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供することを含む。本開示は、さらに、対象におけるがんを治療する方法を提供し、それを必要とする対象に、1500mgの均一用量の抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供することを含む。
【0006】
いくつかの実施形態では、本開示は、対象における胃がん、食道がん、又は胃食道接合がんの治療において使用するための、EGFRの細胞外部分に結合する可変ドメイン、及びLGR5の細胞外部分に結合する可変ドメインを含む抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供する。本開示は、対象における胃がん、食道がん、又は胃食道接合部がんを治療する方法をさらに提供し、それを必要とする対象に、抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供することを含む。好ましくは、該使用は、対象に、1500mgの均一用量の抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供することを含む。
【0007】
いくつかの実施形態では、治療用化合物の投与は、毎週、隔週、又は毎月行われ得る。いくつかの実施形態では、治療用化合物は、2週間に1回投与される。
【0008】
いくつかの実施形態では、本開示は、Her2陰性対象における胃がん、食道がん、又は胃食道接合部がんの治療において使用するための、EGFRの細胞外部分に結合する可変ドメイン、及びLGR5の細胞外部分に結合する可変ドメインを含む、抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供する。本開示は、さらに、Her2陰性対象における胃がん、食道がん、又は胃食道接合部がんを治療する方法を提供し、本方法は、それを必要とする対象に、抗体、又はその機能部分、誘導体及び/若しくは類似体を提供することを含む。好ましくは、該使用は、対象に、1500mgの均一用量の抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体を提供することを含む。いくつかの実施形態では、治療用化合物のHer2陰性対象への投与は、毎週、隔週、又は毎月行われてもよい。好ましくは、治療用化合物は、2週間に1回投与される。
【0009】
好ましくは、抗体、又はその機能部分、誘導体、及び/若しくは類似体は、静脈内に提供される。
【0010】
好ましくは、がんは、TP53、MLH1、PIK3CA、CDKN2A、UGT1A、UGT1A8、BRAF、PTEN、及び、KRASから選択される1つ以上の遺伝子における変異を有し、好ましくは、がんは、TP53、MLH1、CDKN2A、UGT1A、UGT1A8、BRAF、及びPTENから選択される1つ以上の遺伝子における変異を有する。好ましくは、がんは、TP53 R196T、TP53 R342T、TP53 R248Q、MLH1 V384D、PIK3CA H1047R、CDKN2A W110T、UGT1A1 G71R、UGT1A8 G71R、及びKRAS G12Cから選択される1つ以上の変異を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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