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公開番号
2024176880
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095729
出願日
2023-06-09
発明の名称
ハイブリッド車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B60W
20/00 20160101AFI20241212BHJP(車両一般)
要約
【課題】バッテリのSOCが低下した場合でも、アシスト制御を継続する。
【解決手段】ハイブリッド車は、エンジンと、エンジンに接続された第1モータジェネレータと、少なくとも一つの駆動輪に接続された第2モータジェネレータと、第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとに接続されたバッテリと、前記駆動輪の回転を機械的に禁止するパーキングロック機構と、パーキングロック機構の解除動作時に、第2モータジェネレータを駆動して解除動作をアシストするアシスト制御を実行可能な制御装置と、を備えてよい。制御装置は、アシスト制御の実行中において、バッテリのSOCが閾値を下回るときに、エンジンを駆動して第1モータジェネレータに発電させてよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ハイブリッド車であって、
エンジンと、
前記エンジンに接続された第1モータジェネレータと、
少なくとも一つの駆動輪に接続された第2モータジェネレータと、
前記第1モータジェネレータと前記第2モータジェネレータとに接続されたバッテリと、
前記駆動輪の回転を機械的に禁止するパーキングロック機構と、
前記パーキングロック機構の解除動作時に、前記第2モータジェネレータを駆動して前記解除動作をアシストするアシスト制御を実行可能な制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記アシスト制御の実行中において、前記バッテリのSOCが閾値を下回るときに、前記エンジンを駆動して前記第1モータジェネレータに発電させる、
ハイブリッド車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、ハイブリッド車に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ハイブリッド車が開示されている。このハイブリッド車は、モータジェネレータと、パーキングロック機構を有するギヤユニットと、パーキングロック機構の解除動作時に、モータジェネレータを駆動して解除動作をアシストするアシスト制御を実行可能な制御装置を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-286312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなハイブリッド車では、バッテリからモータジェネレータへ電力を供給して、アシスト制御を実行している。従って、アシスト制御の実行中にバッテリのSOC(State Of Charge)が低下していくと、バッテリの過放電を回避するために、アシスト制御を継続できなくなるおそれがある。
【0005】
上記した課題を鑑み、本明細書は、バッテリのSOCが低下した場合でも、アシスト制御を継続し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示するハイブリッド車は、エンジンと、エンジンに接続された第1モータジェネレータと、少なくとも一つの駆動輪に接続された第2モータジェネレータと、第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとに接続されたバッテリと、前記駆動輪の回転を機械的に禁止するパーキングロック機構と、パーキングロック機構の解除動作時に、第2モータジェネレータを駆動して解除動作をアシストするアシスト制御を実行可能な制御装置と、を備える。制御装置は、アシスト制御の実行中において、バッテリのSOCが閾値を下回るときに、エンジンを駆動して第1モータジェネレータに発電させる。
【0007】
上記したハイブリッド車では、制御装置は、アシスト制御の実行中において、バッテリのSOCが閾値を下回るときに、エンジンを駆動して第1モータジェネレータに発電させる。第1モータジェネレータによる発電電力は、バッテリ(及び第2モータジェネレータ)へ供給され、バッテリのSOCを回復させる。これにより、アシスト制御の実行中に、バッテリのSOCが低下した場合でも、アシスト制御を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例のハイブリッド車を模式的に示す。
制御装置が実行する一連の処理のフローチャートを示す。
パーキングロック機構の解除動作のアシスト制御に係るタイムチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0009】
図面を参照して、実施例のハイブリッド車10について説明する。本実施例のハイブリッド車10は、車輪を駆動するモータを有する電動車に属するものであり、典型的には路面を走行する電動車(いわゆる自動車)である。但し、本実施例で説明する技術の一部又は全部は、軌道を走行する電動車にも同様に採用することができる。ハイブリッド車10は、車体12と、車体12の前部に設けられた一対の前輪14と、車体12の後部に設けられた一対の後輪16とを備える。なお、車体12の具体的な構成や、ハイブリッド車10が備える車輪の数は特に限定されない。また、ハイブリッド車10は、ユーザによって運転操作されるものに限られず、外部装置によって遠隔操作されるものや、自律走行するものであってもよい。
【0010】
ハイブリッド車10は、さらに、エンジン18と、変速機19と、第1モータジェネレータ(以下、「第1モータ」と称する)20と、第2モータジェネレータ(以下、「第2モータ」と称する)22と、バッテリ24と、ギヤユニット26を備える。エンジン18は、燃料を燃焼して動力を発生する熱機関であり、特に限定されないが、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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