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公開番号2024176418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094933
出願日2023-06-08
発明の名称電子装置およびそのプログラム書き込み方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 8/60 20180101AFI20241212BHJP(計算;計数)
要約【課題】多数のサブプロセッサを備える電子機器であっても対象のサブプロセッサの数だけメインプロセッサのポートを準備する必要がない構成を提供する。
【解決手段】複数のサブプロセッサとメインプロセッサとを備える電子装置であって、メインプロセッサは、グループ単位で各サブプロセッサを選択する選択信号を出力するグループ選択ポートを有し、各サブプロセッサは、選択信号を受ける選択受領ポートと、プログラム書込モードの開始指示を受ける開始受領ポートとを有し、各グループの少なくとも1つのサブプロセッサは、他グループのサブプロセッサへ開始指示を送る開始送出ポートを有し、メインプロセッサは、プログラム書き込みを行う対象グループを選択し、他のグループの何れかのサブプロセッサに指示を送って対象のグループに属する1以上のサブプロセッサのプログラム書込みモードを個別に開始させる電子装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のサブプロセッサと、メインプロセッサとが通信接続された電子装置であって、
前記メインプロセッサは、
グループ単位で各サブプロセッサを選択する選択信号を出力するグループ選択ポートと、
各サブプロセッサへプログラムデータを送るプログラム送出ポートと、を有し、
各サブプロセッサは、
前記選択信号を受ける選択受領ポートと、
前記プログラムデータを受信するプログラム受信ポートと、
プログラム書込モードの開始指示を受ける開始受領ポートと、を有し、
各グループの少なくとも1つのサブプロセッサは、他グループの何れかのサブプロセッサへ前記開始指示を送る1以上の開始送出ポートを有し、
前記メインプロセッサは、前記グループ選択ポートを用いてプログラム書き込みを行う対象グループを選択し、他のグループの何れかのサブプロセッサに指示を送って対象のグループに属する1以上のサブプロセッサのプログラム書込みモードを個別に開始させ、前記プログラム送出ポートを用いて前記プログラム書込モードを開始したサブプロセッサへプログラムデータを送る電子装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記メインプロセッサは、
共通の通信ポートを用いて各サブプロセッサと通信し、
同一グループの各サブプロセッサに共通のグループ選択ラインで各サブプロセッサの前記グループ選択ポートを駆動する請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
各サブプロセッサは、リセット信号を受領するリセットポートと、リセットが解除される際にアサートされている場合は前記プログラム書込モードで処理を開始するブート信号ポートとを有し、
前記メインプロセッサは、各サブプロセッサのブート信号ポートを共通のブート信号線で駆動し、
他のグループの何れかのサブプロセッサは、対象グループの1以上のサブプロセッサへ前記開始指示として個別のリセット信号を送る前記開始送出ポートとしてのリセット出力ポートを有する請求項1に記載の電子装置。
【請求項4】
各サブプロセッサとそれ以外の通信可能な機器の何れかに前記プログラム送出ポートの接続先を切り替える接続切替回路をさらに備え、
前記接続切替回路は前記ブート信号線がアサート状態の場合は前記プログラム送出ポートを各サブプロセッサと接続し、ネゲート状態の場合はそれ以外の機器と接続する請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
複数のサブプロセッサと通信接続されたメインプロセッサが、
グループ単位で各サブプロセッサを選択するグループ選択ポートを用いて、プログラム書き込みを行う対象グループを選択するステップと、
通信を介して他のグループの何れかのサブプロセッサに対して指示を送り、対象のグループに属する1以上のサブプロセッサのプログラム書込モードを個別に開始させるステップと、
プログラム送出ポートを用いて、前記プログラム書込モードを開始したサブプロセッサへプログラムデータを送るステップと、
を備える電子装置のプログラム書き込み方法。
【請求項6】
前記メインプロセッサは、第1のグループを選択してそのグループの第1のサブプロセッサのプログラム書込モードを開始させるように他のグループの何れかのサブプロセッサに指示し、前記プログラム書込モードを開始した第1のサブプロセッサ用のプログラムデータを送り、第1のサブプロセッサのプログラム書き込みが終了したら通常のモードで動作させると共に第2のサブプロセッサのプログラム書込モードを開始させるように他のグループの何れかのサブプロセッサに指示して第1のグループの各サブプロセッサに対するプログラム書き込みを順次実行し、
第1のグループの各サブプロセッサのプログラム書き込みが終了したら第2のグループを選択してそのグループの各サブプロセッサに対するプログラム書き込みを順次実行することにより各グループの各サブプロセッサへのプログラム書き込みを実行する請求項5に記載のプログラム書き込み方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム書込モードを有する複数のサブプロセッサと各サブプロセッサと通信するメインプロセッサを備える電子装置およびそのプログラム書き込み方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
電子装置の中には、複数のマイクロコンピュータ等のプロセッサを備えるものがある。それら複数のプロセッサのうちで主となるメインプロセッサに従となる複数のサブプロセッサが通信接続されているものがある。従来、特に回路規模が比較的小さなマイクロコンピュータのプログラムは書き換え不可能なROM(Read Only Memory)に格納されたものが多かった。しかし、半導体技術の進展によりフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリが安価に安定して製造できるようになり、小さなマイクロコンピュータであっても書き換え可能な不揮発性メモリにプログラムを格納することが一般的になっている。それに伴って、プログラム書込モードを備えるプロセッサが普及している。
【0003】
電子機器にプロセッサが搭載される際に、電子機器の制御プログラムがプログラムを格納するメモリに書き込まれる。しかし、その後も必要に応じて更新されたプログラムをメモリに書き込むことが行われる。電子機器に新たな機能を追加したり不具合を修正したりするための所謂プログラム更新である。すでに市場に出荷されてユーザに使用されている段階でもユーザの手で更新可能なように、プログラムの書き込みに専門知識や専用のツールを必要とせず、オンボード状態で可能とすることが望まれている。
【0004】
それに関し、不揮発性メモリを有するマイコンを複数備え、マイコンの各々についてオンボード状態で書き換えが可能で、かつ、特定のマイコンが他のマイコンの動作を監視して異常検出時に上記他のマイコンをリセットするための動作を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-235487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
メインプロセッサを介してサブプロセッサのプログラムを更新するには更新対象のサブプロセッサとメインプロセッサを1対1接続する必要がある。1対1接続するには対象のサブプロセッサを個別に選択できるように選択信号やリセット信号を対象のサブプロセッサの数だけ準備する必要があり、そのためにメインプロセッサのポート数が増大してしまう。本開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、多数のサブプロセッサを備える電子機器であっても対象のサブプロセッサの数だけメインプロセッサのポートを準備する必要がない構成を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、複数のサブプロセッサと、メインプロセッサとが通信接続された電子装置であって、前記メインプロセッサは、グループ単位で各サブプロセッサを選択する選択信号を出力するグループ選択ポートと、各サブプロセッサへプログラムデータを送るプログラム送出ポートと、を有し、各サブプロセッサは、前記選択信号を受ける選択受領ポートと、前記プログラムデータを受信するプログラム受信ポートと、プログラム書込モードの開始指示を受ける開始受領ポートと、を有し、各グループの少なくとも1つのサブプロセッサは、他グループの何れかのサブプロセッサへ前記開始指示を送る1以上の開始送出ポートを有し、前記メインプロセッサは、前記グループ選択ポートを用いてプログラム書き込みを行う対象グループを選択し、他のグループの何れかのサブプロセッサに指示を送って対象のグループに属する1以上のサブプロセッサのプログラム書込みモードを個別に開始させ、前記プログラム送出ポートを用いて前記プログラム書込モードを開始したサブプロセッサへプログラムデータを送る電子装置を提供する。
【0008】
また、異なる観点から本開示は、複数のサブプロセッサと通信接続されたメインプロセッサが、グループ単位で各サブプロセッサを選択するグループ選択ポートを用いて、プログラム書き込みを行う対象グループを選択するステップと、通信を介して他のグループの何れかのサブプロセッサに対して指示を送り、対象のグループに属する1以上のサブプロセッサのプログラム書込モードを個別に開始させるステップと、プログラム送出ポートを用いて、前記プログラム書込モードを開始したサブプロセッサへプログラムデータを送るステップと、を備える電子装置のプログラム書き込み方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示による電子装置において、メインプロセッサは、プログラム書き込みを行う対象グループを選択し、他のグループの何れかのサブプロセッサに指示を送って対象のグループに属する1以上のサブプロセッサのプログラム書込みモードを個別に開始させるので、多数のサブプロセッサを備える電子機器であっても対象のサブプロセッサの数だけメインプロセッサのポートを準備する必要がない構成を実現できる。
本開示によるプログラム書き込み方法によれば、多数のサブプロセッサを備える電子機器であっても、各サブプロセッサを複数のグループに分けて何れかのサブプロセッサの未使用ポートに他のグループのサブプロセッサへの開始送出ポートを割当てることができ、各グループの各サブプロセッサへのプログラム書き込みを実行することができる。
も同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態において、画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示す画像処理装置のメインプロセッサとサブプロセッサの信号接続の例を示す説明図である。
図2に示す各サブプロセッサへのプログラム書き込みの手順の例を示す第1のタイミングチャートである。
図2に示す各サブプロセッサへのプログラム書き込みの手順の例を示す第2のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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