TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024175644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2024003726
出願日2024-01-15
発明の名称自動車用曲面カバープレートの構造と製造方法
出願人台亞半導體股フン有限公司,Taiwan-Asia Semiconductor Corporation
代理人個人
主分類G02B 1/113 20150101AFI20241211BHJP(光学)
要約【課題】コーティングの均一性を向上させた自動車用曲面カバープレートの製造方法。
【解決手段】自動車用曲面カバープレートの製造方法であり、平板構造であって、対向する第1面と第2面を有し、高分子ポリマー材料で作られているカバープレートを用意するステップと、第1面に硬化膜を形成するステップと、第2面にアンチグレア膜を形成するステップと、硬化膜の一部の領域に印刷層を形成するステップと、硬化膜と印刷層上に透明導電性検知膜を形成するステップと、以上のステップを経たカバープレートにホットプレス処理を行うことにより、カバープレートを一次元方向に湾曲した曲面構造に形成し、第1面と第2面を曲面に形成し、曲面構造の曲率半径を500mm~1000mmの間にするステップと、第2面に蒸着処理を行うことにより、アンチグレア膜上に反射防止膜を形成するステップと、反射防止膜上に指紋防止膜を形成するステップとを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自動車用曲面カバープレートの製造方法であって、
平板構造であって、対向する第1面と第2面を有し、高分子ポリマー材料で作られているカバープレートを用意するステップと、
前記第1面に硬化膜を形成するステップと、
前記第2面にアンチグレア膜を形成するステップと、
前記硬化膜の一部の領域に印刷層を形成するステップと、
前記硬化膜と前記印刷層上に透明導電性検知膜を形成するステップと、
以上のステップを経た前記カバープレートにホットプレス処理を行うことにより、前記カバープレートを一次元方向に湾曲した曲面構造に形成し、前記第1面と前記第2面を曲面に形成し、前記曲面構造の曲率半径を500mm~1000mmの間にするステップと、
前記第2面に蒸着処理を行うことにより、前記アンチグレア膜上に反射防止膜を形成するステップと、
前記反射防止膜上に指紋防止膜を形成するステップと、を含む自動車用曲面カバープレートの製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記アンチグレア膜上に前記反射防止膜を形成するステップと前記反射防止膜上に前記指紋防止膜を形成するステップとでは、前記カバープレートを円弧状の支持体に沿って移動させ、蒸着源によって前記カバープレートの前記第2面に対して蒸着処理を行い、前記カバープレートを常に前記蒸着源の蒸着角度に対して垂直に保つことを特徴とする請求項1に記載の自動車用曲面カバープレートの製造方法。
【請求項3】
前記アンチグレア膜上に前記反射防止膜を形成するステップと前記反射防止膜上に前記指紋防止膜を形成するステップとでは、載置台と自由回転軸を有する載置治具を使用し、前記カバープレートを前記載置台に乗せ、前記自由回転軸を前記円弧状の支持体に沿って移動させ、前記円弧状の支持体の任意の位置で自由に回転させることで、前記蒸着源に対する前記カバープレートの配置角度を調整することを特徴とする請求項2に記載の自動車用曲面カバープレートの製造方法。
【請求項4】
前記アンチグレア膜上に前記反射防止膜を形成するステップの前に、前記第2面に対して電子銃または熱蒸着処理を行い、前記アンチグレア膜上に接着層を形成するステップがあることを特徴とする請求項1に記載の自動車用曲面カバープレートの製造方法。
【請求項5】
前記接着層は、主に一酸化ケイ素または酸化アルミニウムを含むことを特徴とする請求項4に記載の自動車用曲面カバープレートの製造方法。
【請求項6】
前記反射防止膜は、交互に積層された少なくとも1つの高屈折率層と少なくとも1つの低屈折率層を含み、前記高屈折率層は、主に五酸化ニオブ、二酸化チタン、五酸化タンタル、窒化ケイ素、二酸化ハフニウムの少なくとも一つを含み、前記低屈折率層は、主に二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、二フッ化マグネシウムの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の自動車用曲面カバープレートの製造方法。
【請求項7】
前記反射防止膜の積層総数は3~9であることを特徴とする請求項6に記載の自動車用曲面カバープレートの製造方法。
【請求項8】
前記反射防止膜は、波長範囲380nm~780nmに対応することを特徴とする請求項1に記載の自動車用曲面カバープレートの製造方法。
【請求項9】
一次元方向に湾曲した曲面構造であり、対向する第1面と第2面を有し、高分子ポリマー材料で作られており、前記曲面構造の曲率半径が500mm~1000mmの間であるカバープレートと、
前記第1面に形成される硬化膜と、
前記硬化膜の一部の領域に形成される印刷層と、
前記硬化膜と前記印刷層上に形成される透明導電性検知膜と、
前記第2面に形成されるアンチグレア膜と、
前記アンチグレア膜に形成される反射防止膜と、
前記反射防止膜に形成される指紋防止膜と、を含む自動車用曲面カバープレートの構造。
【請求項10】
前記アンチグレア膜と前記反射防止膜との間に位置する接着層をさらに含み、前記接着層は、主に一酸化ケイ素または酸化アルミニウムを含むことを特徴とする請求項9に記載の自動車用曲面カバープレートの構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用カバープレートと製造方法に関し、特に、曲面構造を有し、コーティングの均一性を向上させた自動車用曲面カバープレートと製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車製造技術の進歩に伴い、自動車用のパネルの機能や構造設計は多様化している。通常、自動車用のパネルの表示面にはガラスカバープレートが貼り付けられている。ガラスカバープレートは、自動車用のパネルを異物による傷から保護する。一方、消費者が識別できるように、ガラスカバープレートに商標や特定のパターンを印刷することも可能である。
【0003】
従来の自動車用のパネルは、ほとんどが平らなものだった。近年、外観や視野角の広さを考慮して、自動車用のパネルの多くは、曲面デザインを採用し始めている。しかし、ガラスカバープレートの可塑性が低いため、曲げる角度が小さすぎて、現在の自動車用のパネルの外観要件に対応できず、また、重くてかつ破損の危険性がある。なお、曲面を有するガラスカバープレートの外面に蒸着処理を行って反射防止膜を形成する工程では、コーティング設備の構造的、技術的な制約により、形成される反射防止膜の膜厚均一性が悪い場合が多い。
【0004】
従って、どのように前述の問題を改善できる自動車用曲面カバープレートと製造方法を設計するかは、研究に値する課題である。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、曲面構造を有し、コーティングの均一性を向上させた自動車用曲面カバープレートの製造方法を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、前記自動車用曲面カバープレートの製造方法により製造された自動車用曲面カバープレートの構造を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る自動車用曲面カバープレートの製造方法は、平板構造であって、対向する第1面と第2面を有し、高分子ポリマー材料で作られているカバープレートを用意するステップと、第1面に硬化膜を形成するステップと、第2面にアンチグレア膜を形成するステップと、硬化膜の一部の領域に印刷層を形成するステップと、硬化膜と印刷層上に透明導電性検知膜を形成するステップと、以上のステップを経たカバープレートにホットプレス処理を行うことにより、カバープレートを一次元方向に湾曲した曲面構造に形成し、第1面と第2面を曲面に形成し、曲面構造の曲率半径を500mm~1000mmの間にするステップと、第2面に蒸着処理を行うことにより、アンチグレア膜上に反射防止膜を形成するステップと、反射防止膜上に指紋防止膜を形成するステップと、を含む自動車用曲面カバープレートの製造方法である。
【0008】
本発明の実施例において、アンチグレア膜上に反射防止膜を形成するステップと反射防止膜上に指紋防止膜を形成するステップとでは、カバープレートを円弧状の支持体に沿って移動させ、蒸着源によってカバープレートの第2面に対して蒸着処理を行い、カバープレートを常に蒸着源の蒸着角度に対して垂直に保つ。
【0009】
本発明の実施例において、アンチグレア膜上に反射防止膜を形成するステップと反射防止膜上に指紋防止膜を形成するステップとでは、載置台と自由回転軸を有する載置治具を使用し、カバープレートを載置台に乗せ、自由回転軸を円弧状の支持体に沿って移動させ、円弧状の支持体の任意の位置で自由に回転させることで、蒸着源に対するカバープレートの配置角度を調整する。
【0010】
本発明の実施例において、アンチグレア膜上に反射防止膜を形成するステップの前に、第2面に対して電子銃または熱蒸着処理を行い、アンチグレア膜上に接着層を形成するステップがある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
太陽光反射板。
5日前
個人
眼鏡こめかみ支持具
18日前
日本精機株式会社
空中表示装置
6日前
日本精機株式会社
プロジェクタ
25日前
株式会社クラベ
光伝送体及び照明装置
12日前
株式会社日本創作
望遠鏡
22日前
ハート光学株式会社
眼鏡ケース
18日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
25日前
キヤノン株式会社
光学機器
11日前
大日本印刷株式会社
調光部材
25日前
キヤノン株式会社
レンズ鏡筒
25日前
ブラザー工業株式会社
走査光学装置
22日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
19日前
株式会社スマートセンシング
照明装置
25日前
住友ベークライト株式会社
積層体の製造方法
12日前
大日本印刷株式会社
光学フィルム
12日前
日本化薬株式会社
接着剤組成物及びこれを用いた偏光板
22日前
ヘラマンタイトン株式会社
コネクタ保持具
18日前
株式会社エスパー
マイクロプリズム反射体
11日前
株式会社 GLASSART
水に浮くアイウェア
18日前
スリーアール株式会社
拡大鏡
4日前
大日本印刷株式会社
光学素子
25日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
21日前
三井化学株式会社
レンズ、光学部材および撮像カメラ
5日前
大日本印刷株式会社
調光部材、合わせ板
25日前
ブラザー工業株式会社
走査光学装置の製造方法
22日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
19日前
アイカ工業株式会社
反射防止フィルム及びそれを用いた成形品
18日前
株式会社JVCケンウッド
ヘッドマウントディスプレイ
18日前
KDDI株式会社
光フィルタ
22日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
5日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
25日前
キヤノン株式会社
表示光学系および表示装置
4日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
18日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
25日前
住友電工オプティフロンティア株式会社
融着接続機
13日前
続きを見る