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公開番号2024175411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093184
出願日2023-06-06
発明の名称薬剤揮散具
出願人株式会社大阪製薬
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類A01M 1/20 20060101AFI20241211BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】例えば、蚊、蠅、虻等の害虫に対する防虫、忌避、殺虫効果や、消臭、抗菌、除菌、芳香効果、植物育成促進効果等を有する薬剤を好適に揮散可能な薬剤揮散具を提供する。
【解決手段】薬剤と、
前記薬剤に接する揮散補助体と、
前記薬剤及び前記揮散補助体を収容する単層又は多層の本体容器と、
前記本体容器の周縁に着止されて前記薬剤及び前記揮散補助体を封じ、前記薬剤を透過する揮散フィルムを備え、
前記揮散補助体は、当該単位当たりの質量(目付)が40g/m2~1000g/m2である、薬剤揮散具。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
薬剤と、
前記薬剤に接する揮散補助体と、
前記薬剤及び前記揮散補助体を収容する単層又は多層の本体容器と、
前記本体容器の周縁に着止されて前記薬剤及び前記揮散補助体を封じ、前記薬剤を透過する揮散フィルムを備え、
前記揮散補助体は、当該単位当たりの質量(目付)が40g/m

~1000g/m

である、薬剤揮散具。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
薬剤と、
前記薬剤に接する揮散補助体と、
前記薬剤及び前記揮散補助体を収容する単層又は多層の本体容器と、
前記本体容器の周縁に着止されて前記薬剤及び前記揮散補助体を封じ、前記薬剤を透過する揮散フィルムを備え、
前記揮散フィルムの本体容器内部に面する部分の面積(揮散面積)に対する、前記揮散補助体の面積(前記揮散補助体が複数存在する場合はその合計面積)比は、10%~1000%である、薬剤揮散具。
【請求項3】
薬剤と、
前記薬剤に接する揮散補助体と、
前記薬剤及び前記揮散補助体を収容する単層又は多層の本体容器と、
前記本体容器の周縁に着止されて前記薬剤及び前記揮散補助体を封じ、前記薬剤を透過する揮散フィルムを備え、
前記揮散補助体は、当該単位当たりの質量(目付)が40g/m

~1000g/m

であり、
前記揮散フィルムの本体容器内部に面する部分の面積(揮散面積)に対する、前記揮散補助体の面積(前記揮散補助体が複数存在する場合はその合計面積)比は、10%~1000%である、薬剤揮散具。
【請求項4】
前記揮散補助体は、シート状、板状、柱状、棒状、蛇腹状、プリーツ状、又は、ボール紙状である、請求項1~3のいずれか1項に記載の薬剤揮散具。
【請求項5】
前記揮散補助体は、前記薬剤の揮散により視認可能となる標識部を有する標識体である、請求項1~3のいずれか1項に記載の薬剤揮散具。
【請求項6】
前記標識部は、前記標識体の少なくとも1つの面に形成されている、請求項5のいずれか1項に記載の薬剤揮散具。
【請求項7】
前記揮散補助体は、薬剤揮散層を含む、又は、薬剤揮散層のみからなる、請求項1~3のいずれか1項に記載の薬剤揮散具。
【請求項8】
前記本体容器は、前記揮散補助体に近い内側層と前記内側層の外側に外側層を有し、
前記内側層は、ポリエチレン、及び、ポリプロピレンからなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂により形成された層であり、
前記外側層は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、脂環式オレフィン共重合体、ポリエチレンナフタレート、及び、エチレン・ビニル共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂により形成された層である、請求項1~3のいずれか1項に記載の薬剤揮散具。
【請求項9】
前記揮散フィルムは、ポリエチレン、及び、ポリプロピレンからなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂により形成されたフィルムである、請求項1~3のいずれか1項に記載の薬剤揮散具。
【請求項10】
前記本体容器又は前記揮散フィルムの少なくとも一方において、600nmの光の透過率が10%以上であり、800nmの光の透過率が30%以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の薬剤揮散具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件発明は、蚊、蠅、虻等の害虫を防除したり、心を落ち着かせリラックスさせたり植物の成長を促したりする等の薬剤を空気中に飛散、拡散させるように構成された薬剤揮散具に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、容器に収容された揮発性の薬剤をその容器から徐々に放出して空気中に飛散、拡散させることにより、蚊、蠅、虻等の害虫を死滅、忌避させる等して防除するための薬剤揮散具が知られている。
【0003】
例えば、トランスフルトリン等の薬効成分とメタノール、エタノール等のアルコール等からなる薬剤と、その薬剤を収容するPET等からなる容器と、直鎖状低密度ポリエチレン等からなる揮散薬剤透過フィルムからなり、その揮散薬剤透過フィルムからその薬剤が徐々に揮散される薬剤収容具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
そして、トランスフルトリンと液状イソパラフィン系炭化水素を含有する薬剤と、その薬剤を収容する透明性を有する樹脂製の容器と、低密度ポリエチレン等からなる揮散フィルムからなり、その揮散フィルムからその薬剤が徐々に揮散される害虫防除具が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-94752号公報
特開2022-18358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の薬剤収容具や特許文献2の害虫防除具においては、内包される薬剤が液状であることから、薬剤と広い面積に亘って当接しているため薬剤に含有される溶剤により本体容器や揮散フィルムが膨潤する等して揮散される薬剤の量がばらつくことで、害虫に対する防除効果や芳香効果等が変動するおそれがあった。また、長期間有効化することもできないものであった。
【0007】
また、特許文献1の薬剤収容具や特許文献2の害虫防除具においては、液状の薬剤が減少していき、ほとんどなくなってきたときにすべて揮散したのか、少し残っているのか等を判別することが難しかった。
【0008】
そこで、本件発明は、例えば、蚊、蠅、虻等の害虫に対する防虫、忌避、殺虫効果や、消臭、抗菌、除菌、芳香効果、植物育成促進効果等を有する薬剤を好適に揮散可能な薬剤揮散具を提供することを目的とする。さらには、上記薬剤揮散具において、上記薬剤の有効期間を視認可能な薬剤揮散具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、鋭意研究した結果、以下の構成を有する新規な薬剤収容具等を見出し、本発明を完成させた。
【0010】
すなわち、本発明は以下の薬剤揮散具を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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