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公開番号
2024173306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091643
出願日
2023-06-02
発明の名称
浴槽洗浄装置
出願人
リンナイ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A47K
3/00 20060101AFI20241205BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】浴槽洗浄運転機能だけでなく新たな機能を付加することで、ユーザの更なる利便性の向上を図ることを可能とする浴槽洗浄装置を提供する。
【解決手段】浴槽洗浄装置1は、給湯源5の湯水を給湯栓70に供給する湯水供給路7から分岐した分岐湯水供給路71に接続され、浴槽60に設けられた洗浄ノズル2から洗剤を含んだ湯水を噴射させる動作モードにより浴槽洗浄運転を実行可能な構成を備え、更に、前記浴槽洗浄運転とは異なる動作モードにより給湯源5から供給される湯水を湯水供給路7及び分岐湯水供給路71を通して浴槽洗浄装置1に供給させるように動作させ、湯水供給路7における分岐湯水供給路71との分岐部分よりも上流側の湯水供給路7aに滞留した湯水を、給湯源5から供給される湯水に置換する即湯運転を実行する構成を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
給湯源から供給される湯水を給湯栓に供給する湯水供給路から分岐した分岐湯水供給路に接続され、浴槽に設けられた洗浄ノズルから洗剤を含んだ湯水を噴射させる動作モードにより浴槽の洗浄を行う浴槽洗浄運転を実行可能な構成を備える浴槽洗浄装置において、
前記浴槽洗浄運転とは異なる動作モードにより給湯源から供給される湯水を湯水供給路及び分岐湯水供給路を通して浴槽洗浄装置に供給させるように動作させ、湯水供給路における分岐湯水供給路との分岐部分よりも上流側の湯水供給路に滞留した湯水を、給湯源から供給される湯水に置換する即湯運転を実行する構成を有する、浴槽洗浄装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の浴槽洗浄装置において、
前記即湯運転は、洗剤を含まない湯水を洗浄ノズルから連続的に流出させる動作モードにより実行する、浴槽洗浄装置。
【請求項3】
請求項2に記載の浴槽洗浄装置において、
前記即湯運転時に洗浄ノズルから流出させる湯水流量は、前記浴槽洗浄運転時に洗浄ノズルから噴射させる湯水流量よりも少ない流量に設定される、浴槽洗浄装置。
【請求項4】
請求項1に記載の浴槽洗浄装置において、
分岐湯水供給路から供給される湯水を貯留する貯留タンクと、
貯留タンクに有し、貯留タンク内の所定水位以上の湯水を排出するオーバーフロー排出流路と、
貯留タンク内の湯水を洗浄ノズルへ供給するポンプとを備え、
前記即湯運転は、ポンプの停止状態で、前記上流側の湯水供給路に滞留した湯水を分岐湯水供給路を介して貯留タンクに供給させる動作モードにより実行する、浴槽洗浄装置。
【請求項5】
請求項1に記載の浴槽洗浄装置において、
分岐湯水供給路の下流端に接続される洗浄流路と、
洗浄流路内の湯水温度を検出する温度センサとを備え、
前記即湯運転は、前記湯水温度が即湯開始温度未満の場合に即湯運転の実行を開始し、即湯運転の実行開始後、前記湯水温度が即湯開始温度よりも高い即湯停止温度以上となった場合に即湯運転の実行を停止する動作を行う、浴槽洗浄装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の浴槽洗浄装置において、
前記即湯運転は、浴槽に所定量の湯水を貯留させる湯はり運転に連動して運転開始させる構成を備える、浴槽洗浄装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽の洗浄を行う浴槽洗浄運転を実行可能な浴槽洗浄装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
浴槽洗浄装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、給湯源から供給される湯水に洗剤を混合し、この洗剤を含んだ湯水を浴槽に設けられた洗浄ノズルから断続的に噴射する動作を行って浴槽を洗浄する装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-23471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記したように浴槽洗浄装置は、浴槽洗浄のための専用装置である。そのため、浴槽洗浄装置において、ユーザの更なる利便性を向上するべく、浴槽洗浄運転の機能の他に、新たな機能を付加することが求められる。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、浴槽洗浄運転の機能だけでなく新たな機能を付加することで、ユーザの更なる利便性の向上を図ることを可能とする浴槽洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明1に係る浴槽洗浄装置は、
給湯源から供給される湯水を給湯栓に供給する湯水供給路から分岐した分岐湯水供給路に接続され、浴槽に設けられた洗浄ノズルから洗剤を含んだ湯水を噴射させる動作モードにより浴槽の洗浄を行う浴槽洗浄運転を実行可能な構成を備える浴槽洗浄装置において、
前記浴槽洗浄運転とは異なる動作モードにより給湯源から供給される湯水を湯水供給路及び分岐湯水供給路を通して浴槽洗浄装置に供給させるように動作させ、湯水供給路における分岐湯水供給路との分岐部分よりも上流側の湯水供給路(以下、「上流側湯水供給路」という。)に滞留した湯水を、給湯源から供給される湯水に置換する即湯運転を実行する構成を有する。
【0007】
前記構成によれば、浴槽洗浄装置が即湯運転を実行することで、上流側湯水供給路に滞留していた湯水は、給湯源から新たに供給される湯水に置換される。これにより、湯水供給路に接続された給湯栓を使用する場合、即湯運転を実行しない場合よりも短時間で温かい湯水を給湯栓から出湯させることができるため、給湯栓使用時のユーザの快適性が向上する。従って、本発明1によれば、浴槽洗浄装置に即湯運転の機能が付加されることで、ユーザは、浴槽を洗浄する浴槽洗浄運転の機能だけでなく、給湯栓から温かい湯水を短時間で出湯させる即湯運転の機能を使用することができ、ユーザの利便性が更に向上する。
【0008】
本発明2に係る浴槽洗浄装置は、本発明1の浴槽洗浄装置において、
前記即湯運転は、洗剤を含まない湯水を洗浄ノズルから連続的に流出させる動作モードにより実行する構成とすることができる。
【0009】
この構成によれば、浴槽内に浴槽水が貯留されている場合には、即湯運転にて洗浄ノズルから流出した湯水は、排出されることなく浴槽に貯留されるため、前記湯水を浴槽内の浴槽水として有効活用できる。洗浄ノズルから流出する湯水は、洗剤を含まないため、浴槽内の浴槽水に洗剤が混入することもない。また、浴槽内に浴槽水が貯留されていない場合には、即湯運転にて洗浄ノズルから流出した湯水は、浴槽内壁面に散布されるため、浴槽内壁面の清掃を兼ねることができ、前記湯水を有効活用できる。
【0010】
一方、浴槽洗浄装置が給湯器の給水圧で洗浄ノズルから湯水を噴射する直圧式の構成である場合、前記即湯運転時に洗浄ノズルから湯水を断続的に流出させると、給湯源から上流側湯水供給路に湯水が断続的に供給され、上流側湯水供給路内に湯水と水とが交互に形成される冷水サンドイッチが発生してしまう。本発明2によれば、浴槽洗浄装置が前記直圧式の構成の場合、洗浄ノズルから湯水を連続的に流出させることで、給湯源から上流側湯水供給路に湯水が連続的に供給されるため、前記冷水サンドイッチの発生を防止し、即湯運転の際、上流側湯水供給路内の湯水温度を均一に安定させることができる。従って、給湯栓使用の初期から温かい湯水を安定して出湯させることができ、ユーザの快適性及び利便性を向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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