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公開番号2024172661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090517
出願日2023-05-31
発明の名称換気システムおよび結露の予測方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類F24F 11/77 20180101AFI20241205BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】窓の結露を予測して、換気システムの運転状態を変えることにより、窓の結露発生を事前に防ぐことができる換気システムを得ること。
【解決手段】換気システム100aは、窓を備えた室内の換気を行う換気扇20と、窓の周囲の空気の環境に関する情報である環境情報を検知する環境情報取得部と、環境情報取得部で検知された環境情報に基づいて算出した、将来の第1の時刻における窓の表面温度の予測値と、将来の第1の時刻における室内の空気の露点温度の予測値とに基づいて、将来の第1の時刻における窓の結露の発生を予測する判定部2と、を備える。判定部2は、第1の時刻における窓の結露の発生を予測した場合に、第1の時刻以前の第2の時刻に、換気扇の排気風量を増加させる第1の結露抑制運転モードを制御する。換気システム100aは、人の手を煩わせることなく、自動で窓の結露発生を事前に防ぐことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
窓を備えた室内の換気を行う換気扇と、
前記窓の周囲の空気の環境に関する情報である環境情報を検知する環境情報取得部と、
前記環境情報取得部で検知された前記環境情報に基づいて算出した、将来の第1の時刻における前記窓の表面温度の予測値と、前記将来の第1の時刻における前記室内の空気の露点温度の予測値とに基づいて、前記将来の第1の時刻における前記窓の結露の発生を予測する判定部と、
を備え、
前記判定部は、前記第1の時刻における前記窓の結露の発生を予測した場合に、前記第1の時刻以前の第2の時刻に、前記換気扇の排気風量を増加させる第1の結露抑制運転モードを制御すること、
を特徴とする換気システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記環境情報取得部は、
前記室内の室内温度を検知する室内温度取得部と、
前記室内の室内湿度を検知する室内湿度取得部と、
室外温度を検知する室外温度取得部と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項3】
前記判定部が、前記換気扇とインターネットを介して通信可能なサーバに配置されていること、
を特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項4】
前記室内に配置された空気調和機を備え、
前記判定部は、前記第2の時刻に前記換気扇が排気風量を増加した場合に、前記空気調和機が室内に吹き出す暖房風を前記窓に当てるように前記暖房風の風向を調整する第2の結露抑制運転モードを制御すること、
を特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項5】
前記空気調和機を遠隔制御する制御指示命令を前記空気調和機に送信するリモートコントローラを備え、
前記空気調和機は、前記第2の結露抑制運転モードへの運転状態の切替えを指示する運転切替指示情報を前記リモートコントローラから受信した場合に、前記第2の結露抑制運転モードに移行すること、
を特徴とする請求項4に記載の換気システム。
【請求項6】
前記換気扇は、前記空気調和機が前記第2の結露抑制運転モードに移行した場合に、前記第1の結露抑制運転モードに移行すること、
を特徴とする請求項5に記載の換気システム。
【請求項7】
前記換気扇を遠隔制御する端末装置を備え、
前記判定部は、前記第1の結露抑制運転モードへの運転状態の切替えを指示する運転切替指示情報を前記端末装置から受信した場合に、前記第1の結露抑制運転モードを制御すること、
を特徴とする請求項4に記載の換気システム。
【請求項8】
前記空気調和機は、前記換気扇が前記第1の結露抑制運転モードに移行した場合に、前記第2の結露抑制運転モードに移行すること、
を特徴とする請求項7に記載の換気システム。
【請求項9】
前記室内の物体を室内の物体の情報を室内画像として取得する室内画像取得部を備え、
前記判定部は、前記室内画像に基づいて前記窓の位置を特定し、前記第2の結露抑制運転モードを制御すること、
を特徴とする請求項4に記載の換気システム。
【請求項10】
前記室内の物体の情報を室内画像として取得する室内画像取得部を備え、
前記判定部は、前記室内画像に基づいて前記室内に人が存在すると判定した場合に、前記第2の結露抑制運転モードを解除して、前記人に暖房風を当てるように前記暖房風の風向を制御すること、
を特徴とする請求項9に記載の換気システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建物の窓の結露を予防することが可能な換気システムおよび結露の予測方法に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の換気システムとして、特許文献1には、温度検出手段により検出された温度と湿度検出手段により検出された湿度との関係から室内に含まれる水蒸気量を算出し、水蒸気が飽和し結露に至る温度差を演算する演算手段を備えた換気システムが記載されている。換気システムは、演算手段により結露する温度差であると判定した場合には、室内の結露を防止するように、ファンにより排気または給気する。
【0003】
また、特許文献2には、予測手段により予測された室内温度、予報外気温度、および窓の仮想熱貫流率に基づいて窓の表面温度を推定し、推定した窓の表面温度を用いて窓が結露する結露リスクの有無を判定するリスク判定手段を備える結露予測システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-63251号公報
特開2021-6755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載された換気システムは、室内が結露してから、結露を防ぐための運転に切り替えるものであり、窓の結露を事前に防ぐには至らない、という問題があった。
【0006】
また、特許文献2に記載された結露予測システムは、窓の結露の予測にとどまり、窓の結露の予防には至らない、という問題があった。
【0007】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、窓の結露を予測して、換気システムの運転状態を変えることにより、窓の結露発生を事前に防ぐことができる換気システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる換気システムは、窓を備えた室内の換気を行う換気扇と、窓の周囲の空気の環境に関する情報である環境情報を検知する環境情報取得部と、環境情報取得部で検知された環境情報に基づいて算出した、将来の第1の時刻における窓の表面温度の予測値と、将来の第1の時刻における室内の空気の露点温度の予測値とに基づいて、将来の第1の時刻における窓の結露の発生を予測する判定部と、を備える。判定部は、第1の時刻における窓の結露の発生を予測した場合に、第1の時刻以前の第2の時刻に、換気扇の排気風量を増加させる第1の結露抑制運転モードを制御する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、窓の結露を予測して、換気システムの運転状態を変えることにより、窓の結露発生を事前に防ぐことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態1にかかる換気システムが備える換気扇の機能構成を示すブロック図
実施の形態1にかかる換気システムの判定部が時刻ごとに窓の結露の発生の有無を予測するために用いる情報の一例を示す図
実施の形態1にかかる換気システムのデータ保持部が保持する、あらかじめ決められた過去の所定期間の時刻ごとの室内温度の情報の一例を示す図
実施の形態1にかかる換気システムにおいて環境情報の予測値が環境情報の現在値で補正される場合の環境情報の一例を示す図
実施の形態1にかかる換気システムにおける窓の結露の予防のための動作の手順を示すフローチャート
実施の形態2にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態3にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態3にかかる換気システムが備える空気調和機の室内機の機能構成を示すブロック図
実施の形態3にかかる換気システムが備えるリモートコントローラの機能構成を示すブロック図
実施の形態3にかかる換気システムが備える空気調和機のリモートコントローラの一例を示す図
実施の形態3にかかる換気システムにおいて、使用者の操作により空気調和機が結露抑制運転モードに移行したときに、換気扇が結露抑制運転モードに移行する動作の手順を示すフローチャート
実施の形態4にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態4にかかる換気システムにおいて、室内に人がいる場合の空気調和機における空気調和機の結露抑制運転モードでの運転の手順を示すフローチャート
実施の形態5にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態6にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態6にかかる換気システムが備える端末装置の機能構成を示すブロック図
実施の形態6にかかる換気システムが備える端末装置の端末表示部に表示された室内画像の模式図
実施の形態6にかかる換気システムが備える端末装置の端末表示部の表示画面の例を示す第1の図
実施の形態6にかかる換気システムが備える端末装置の端末表示部の表示画面の例を示す第2の図
実施の形態6にかかる換気システムにおいて、端末装置の操作により換気扇が結露抑制運転モードに移行した際に、追従して空気調和機が結露抑制運転モードに移行する動作の手順を示すフローチャート
実施の形態6にかかる換気システムにおいて、端末装置の操作により結露抑制運転モードに移行した換気扇に追従して結露抑制運転モードに移行した空気調和機の結露抑制運転モードを解除する動作の手順を示すフローチャート
実施の形態6にかかる換気システムにおいて、リモートコントローラの操作により結露抑制運転モードに移行した空気調和機に追従して結露抑制運転モードに移行した換気扇の結露抑制運転モードを解除する動作の手順を示すフローチャート
実施の形態7にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態7にかかる換気システムにおいて窓の表面温度の予測値が窓の表面温度の予測値の現在値で補正される場合の窓の表面温度の予測値の一例を示す図
実施の形態8にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態8にかかる換気システムにおいて、空気調和機の結露抑制運転モードでの暖房風の適切な風向を見つけるためのフローチャート
実施の形態9にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態9にかかる換気システムが備える端末装置に表示された室内画像に窓が映っていない状態を示す模式図
実施の形態10にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態10にかかる換気システムが備える熱交換型換気扇の構成を示す模式図
実施の形態10にかかる換気システムが備える熱交換型換気扇における給気風量と交換効率との関係の一例を示す特性図
図32における、給気風量が100m

/hのときと、給気風量が200m

/hのときとの、温度交換効率と、湿度交換効率との数値を抽出して表形式で示す図
実施の形態11にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態11にかかる換気システムが備える熱交換型換気扇の熱交換換気運転時の排気流の流れのイメージを示す概念図
実施の形態11にかかる換気システムが備える熱交換型換気扇の非熱交換換気運転時の排気流の流れのイメージを示す概念図
実施の形態11にかかる換気システムにおける結露抑制運転モードにおいて非熱交換換気運転と熱交換換気運転とを組み合わせた場合の経過時間と室内の絶対湿度との関係を示す特性図の一例を示す図
実施の形態12にかかる換気システムの構成を示す図
実施の形態1から12にかかる制御部のそれぞれの機能をハードウェアで実現した構成を示す図
実施の形態1から12にかかる制御部のそれぞれの機能をソフトウェアで実現した構成を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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