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公開番号2024166769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083100
出願日2023-05-19
発明の名称換気扇及び取付部材
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類F24F 7/10 20060101AFI20241122BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】ダクト接続部材の傾きを抑制して、換気扇本体をダクト接続部材に確実に取り付けることができる換気扇を得ること。
【解決手段】換気扇100は、箱状の筐体と、筐体の内部に配置されたファン11とを有する換気扇本体1と、筐体の側面に取り付けられて、ダクトが接続されるダクト接続部材2と、換気扇本体1が内周側に挿入される枠状の取付部材3と、を備える。ダクト接続部材2は、取付部材3に下端部が固定されて取付部材3から上方に向かって延び、筐体の側面に取り付けられる縦壁と、縦壁から換気扇本体1と離れる方向に延びてダクトが接続される接続部と、を有する。取付部材3の内周縁には、上方に向かって延びて縦壁に対向する第1切起部が設けられている。第1切起部には、縦壁に突き当たって該縦壁を筐体の側面に向かって押し付ける保持部が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
天井に形成された設置孔に嵌め込まれて前記天井に設置される換気扇であって、
室内の空気を吸気する吸気口が形成されるとともに吸気した空気を排気する排気口が側面に形成された箱状の筐体と、前記筐体の内部に配置されたファンとを有する換気扇本体と、
前記排気口に連通するように前記筐体の側面に取り付けられて、ダクトが接続されるダクト接続部材と、
前記設置孔の開口縁に沿って配置されて、前記換気扇本体が内周側に挿入される枠状の取付部材と、
を備え、
前記ダクト接続部材は、
前記取付部材に下端部が固定されて前記取付部材から上方に向かって延び、前記筐体の側面に取り付けられる縦壁と、前記縦壁から前記換気扇本体と離れる方向に延びてダクトが接続される接続部と、を有し、
前記取付部材の内周縁には、上方に向かって延びて前記縦壁に対向する第1切起部が設けられ、
前記第1切起部には、前記縦壁に突き当たって該縦壁を前記筐体の前記側面に向かって押し付ける保持部が設けられていることを特徴とする換気扇。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記天井の上方に形成された天井裏に吊り下げられたアンカーボルトと前記取付部材とを連結する連結部材を、更に備え、
前記取付部材は、平面視が四角形の枠状とされ、
前記取付部材の4辺の内周縁のうち、前記縦壁が取り付けられる1つの辺に前記第1切起部が設けられ、
前記取付部材の4辺の内周縁のうち、前記第1切起部が設けられた辺と隣り合う2つの辺に第2切起部が設けられており、
前記第2切起部には、前記連結部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の換気扇。
【請求項3】
前記第1切起部は、前記保持部が挿入されるねじ孔が形成されており、
前記保持部は、ねじ部材で構成され、前記ねじ孔に挿入された締結状態が調整されることで、前記縦壁を押し付ける強さを調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の換気扇。
【請求項4】
前記筐体の上面には、突起部が設けられ、
前記ダクト接続部材には、前記突起部に嵌る嵌合部が設けられており、
前記ダクト接続部材は、前記取付部材の内周側に挿入された前記換気扇本体の前記嵌合部が前記突起部に嵌め合わされて、前記筐体の側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の換気扇。
【請求項5】
箱状の筐体と前記筐体の内部に配置されたファンとを有する換気扇本体が内周側に挿入されると共に、前記筐体の側面に取り付けられる縦壁とダクトが接続される接続部とを有するダクト接続部材が取り付けられる枠状の取付部材であって、
枠状の内周縁に形成され、上方に向かって延びて前記縦壁に対向する第1切起部と、
前記縦壁に突き当たって該縦壁を前記筐体の前記側面に向かって押し付ける保持部と、を有することを特徴とする取付部材。
【請求項6】
平面視が四角形の枠状とされ、
4辺の内周縁のうち、1つの辺に前記第1切起部が設けられ、
前記取付部材の4辺の内周縁のうち、前記第1切起部が設けられた辺と直交する2つの辺に第2切起部がそれぞれ設けられており、
前記第2切起部には、天井構造から吊り下げられたアンカーボルトに取り付けられた連結部材が固定されることを特徴とする請求項5に記載の取付部材。
【請求項7】
前記第1切起部は、前記保持部が挿入されるねじ孔が形成されており、
前記保持部は、ねじ部材で構成され、前記ねじ孔に挿入された締結状態が調整されることで、前記縦壁を押し付ける強さを調整可能に構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の取付部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建物の天井に設置される換気扇及び取付部材に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、天井に形成された設置孔に嵌め込んで天井に設置され、室内の空気を吸い込みダクトを通じて室外又は別の室内空間に向かって排気する換気扇が知られている。例えば特許文献1には、換気装置本体と、ダクト接続枠と、補助枠と、を有する構成が開示されている。換気装置本体は、室内の空気を吸気する吸気口が形成されるとともに吸気した空気を排気する排気口が側面に形成された構成である。ダクト接続枠は、排気口が形成された換気装置本体の側面に取り付けられる縦壁と、ダクトが接続される筒状の接続部と、を有している。補助枠は、天井の設置孔の開口縁に沿って配置されて天井に固定され、換気装置本体が内周側に挿入される枠状の取付部材である。換気装置本体の内部には、吸気口からダクト接続枠に向かう排気流を形成する送風機が組込まれている。
【0003】
特許文献1の換気扇を建物の天井に設置するには、天井の設置孔の周縁に沿って補助枠を配置して固定し、該補助枠にダクト接続枠を取り付けることによって行われる。ダクト接続枠は、縦壁の下端部を取付部材である補助枠に固定することにより、補助枠に取り付けられる。そして、補助枠の内周側に換気装置本体を挿入し、換気装置本体の側面とダクト接続枠の縦壁とを接続すると共に、換気装置本体を補助枠に固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-4187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された換気扇のように、ダクト接続枠の接続部にダクトが接続される構成では、接続部とダクトとのラップ代が必要であるため、ラップ代の分だけ接続部の長さを長くする必要がある。また、例えば接続部の内部には、風圧によって開閉するシャッタが設置される場合がある。そのため、ダクト接続枠の縦壁の下端部を補助枠に取り付けると、接続部及びシャッタの重量で、ダクト接続枠が下端部を基点としてダクト接続側に大きく傾いてしまうおそれがある。ダクト接続枠の傾きが大きいと、縦壁が目標の位置からずれた位置に配置されるため、補助枠の内周側に挿入した換気装置本体の側面とダクト接続枠との接続作業が困難となる。換気装置本体とダクト接続枠との接続が不十分であると、風漏れによって換気風量が不足したり、天井へ湿気漏れしたりするおそれがある。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、取付部材に取り付けたダクト接続部材の傾きを抑制することができる換気扇を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる換気扇は、天井に形成された設置孔に嵌め込まれて天井に設置される換気扇である。換気扇は、室内の空気を吸気する吸気口が形成されるとともに吸気した空気を排気する排気口が側面に形成された箱状の筐体と、筐体の内部に配置されたファンとを有する換気扇本体と、排気口に連通するように筐体の側面に取り付けられて、ダクトが接続されるダクト接続部材と、設置孔の開口縁に沿って配置されて、換気扇本体が内周側に挿入される枠状の取付部材と、を備える。ダクト接続部材は、取付部材に下端部が固定されて取付部材から上方に向かって延び、筐体の側面に取り付けられる縦壁と、縦壁から換気扇本体と離れる方向に延びてダクトが接続される接続部と、を有する。取付部材の内周縁には、上方に向かって延びて縦壁に対向する第1切起部が設けられている。第1切起部には、縦壁に突き当たって該縦壁を筐体の側面に向かって押し付ける保持部が設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかる換気扇は、取付部材に取り付けたダクト接続部材の傾きを抑制することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態にかかる換気扇を分解して示した斜視図
実施の形態にかかる換気扇の斜視図であって、換気扇本体とダクト接続部材と化粧グリルを取り外した状態を示した斜視図
実施の形態にかかる換気扇を示した縦断面図
実施の形態における換気扇本体を示した斜視図
実施の形態にかかる換気扇を室内側から見た状態であって、化粧グリルを取り外した状態を示した底面図
実施の形態における換気扇を天井裏側から見た斜視図
図3に示したVII部であって、ダクト接続部材を換気扇本体に取り付ける様子を模式的に示した説明図
実施の形態における取付部材に連結部材を取り付けた状態を示した斜視図
実施の形態における連結部材を示した斜視図
実施の形態にかかる換気扇であって、第1切起部に保持部を設ける様子を示した要部拡大図
実施の形態にかかる換気扇であって、第1切起部に保持部を設けた状態を示した要部拡大図
実施の形態にかかる換気扇であって、保持部の作用を模式的に示した説明図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態にかかる換気扇及び取付部材を図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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