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公開番号2024172319
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089957
出願日2023-05-31
発明の名称制御装置、制御装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20241205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】適切なタイミングで交換タンクの交換を通知する。
【解決手段】制御装置は、印刷ヘッドデバイスに、沈降成分を含む液体を供給するバッファタンクと、バッファタンクに液体を供給する交換タンクと、を有し、液体を用いて印刷を行うことが可能な記録装置を制御し、液体の交換タンクが空であり、かつ、液体のバッファタンクに液体の交換タンクの1個分以上の空き容量がある場合に、交換タンクが交換可能である旨を通知する通知手段と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
印刷ヘッドデバイスに、沈降成分を含む液体を供給するバッファタンクと、前記バッファタンクに前記液体を供給する交換タンクと、を有し、前記液体を用いて印刷を行うことが可能な記録装置を制御する制御装置であって、
前記液体の交換タンクが空であり、かつ、前記液体のバッファタンクに前記液体の交換タンクの1個分以上の空き容量がある場合に、前記交換タンクが交換可能である旨を通知する通知手段と、
を備える、
ことを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記液体の交換タンクが空であり、かつ、前記液体のバッファタンクに前記液体の交換タンクの1個分以上の空き容量がある場合に、前記交換タンクを交換可能と判定する制御手段をさらに備え、
前記通知手段は、交換可能と判定された場合、前記交換タンクが交換可能である旨を通知する、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記記録装置は、所定の液体が所定の交換タンクから徐々に所定のバッファタンクに供給される交換タンクと、前記交換タンクの全ての液体が前記交換タンクから前記バッファタンクに供給される交換タンクを有し、前記液体の交換タンクを交換する際、前記交換タンクの前記液体が前記液体のバッファタンクに全て供給される、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記所定の液体とは、前記沈降成分を含まない液体である、ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記記録装置は、前記液体の交換タンクは複数の交換タンクを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記液体のバッファタンクに前記液体の交換タンクの複数個分の空き容量がある場合に、前記通知手段は、複数個の前記液体の交換タンクが交換可能である旨を通知する、ことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記通知手段は通知する内容をUI画面に表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記通知手段は通知する内容を音声により通知する、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項9】
前記沈降成分を含まない液体の交換タンクが空である場合、前記制御手段は前記沈降成分を含まない液体の前記交換タンクを交換可能とする判定する、ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記液体の交換タンクが交換可能でない場合には前記液体の交換タンクをロックし、前記液体の交換タンクが交換可能である場合には前記液体の交換タンクのロックを解除する、ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録装置における液体タンクの交換の制御に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
記録装置において、印刷ヘッドユニットに液体を供給するために、交換用の交換タンクおよび記録装置内に設置されているバッファタンクのように複数の段階の液体タンクを備える構成が知られている。交換タンクが空になると新しい交換タンクと交換することによりバッファタンクに液体を供給し、バッファタンクから印刷ヘッドユニットに液体を常に供給可能な構成とすることで、連続印刷を可能とする。その際にバッファタンクおよび交換タンクの個別の液体残量表示を行う技術も知られている。例えば、メインタンクおよびサブタンクのような2つの容器を備える記録装置において、各容器の個別の残量状態または両容器の総量に対する残量状態を、液体残量画面およびその他の画面に表示する技術が特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-087200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
記録装置の中には、液体成分の分離および沈降を抑制するために定期的な液体の撹拌が必要な液体と、液体の撹拌が不要な液体とを扱う装置が存在する。このような記録装置では、撹拌機能を有さない交換タンクの中に撹拌が必要な液体を放置すると液体成分が分離および沈降してしまう虞があるが、特許文献1ではこの課題は考慮されていない。本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、適切なタイミングで交換タンクの交換を通知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る記録装置は、印刷ヘッドデバイスに、沈降成分を含む液体を供給するバッファタンクと、前記バッファタンクに前記液体を供給する交換タンクと、を有し、前記液体を用いて印刷を行うことが可能な記録装置を制御する制御装置であって、前記液体の交換タンクが空であり、かつ、前記液体のバッファタンクに前記液体の交換タンクの1個分以上の空き容量がある場合に、前記交換タンクが交換可能である旨を通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本開示の技術によれば、適切なタイミングで交換タンクの交換を通知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
記録装置システムの装置構成を示す図。
記録装置システムの機能構成を示すブロック図。
バッファタンクおよび交換タンクの構成を示す図。
液体残量のUI表示の状態を示す図。
液体残量のUI表示の状態を示す図。
液体残量のUI表示の状態を示す図。
液体残量のUI表示の状態を示す図。
液体残量のUI表示の状態を示す図。
液体タンクの交換通知の制御を示すフローチャート。
液体残量のUI表示の状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本開示を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、フローチャートにおける各工程(ステップ)については「S」で始まる符号を用いて示す。
【0009】
本明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また「記録」とは、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に、画像、模様、パターン等を形成、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。さらに、「インク」(「液体」という場合もある)とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものである。したがって、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、あるいはインクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態における記録装置システムの装置構成の一例を示した図である。記録装置システム100(記録装置100)は、本実施形態において使用する連続した記録可能な連続紙130(以下、「ロール紙」と称する)に画像を記録する装置である。記録装置システム100は、制御用PC101、UI操作パネル102、ロール紙130を搬送する給紙ユニット103、特色印刷を行う第1室104、基本色印刷を行う第2室105、ロール紙130の巻き取りを行う排紙ユニット106を含む。なお本実施形態における記録装置はインクジェット記録装置とするが、液体トナーなどの液体を用いた電子写真方式の記録装置であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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