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公開番号
2024172122
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089649
出願日
2023-05-31
発明の名称
製袋包装機
出願人
株式会社イシダ
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B65B
59/04 20060101AFI20241205BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】印字装置に対するメンテナンス性が高い製袋包装機を提供する。
【解決手段】製袋包装機は、帯状フィルムを搬送する搬送装置と、帯状フィルムの印字面に対して印字を行う印字部410を有する印字装置400と、スライド機構500と、印字装置及びスライド機構を支持する本体300と、を備える。スライド機構は、印字部を、帯状フィルムの幅方向Wにスライドさせる。スライド機構は、帯状フィルムの幅方向Wにおいて、印字部を、第1位置と、第2位置P2と、の間で移動させる。印字部が幅方向Wにおいて第1位置にある際、印字部は、帯状フィルムの印字面に対して印字を行う。印字部が幅方向Wにおいて第2位置にある際、印字部の少なくとも一部は、本体の外部に配置される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
帯状フィルムを搬送する搬送装置と、
前記帯状フィルムの印字面に対して印字を行う印字部を有する印字装置と、
前記印字部を、前記帯状フィルムの幅方向にスライドさせるスライド機構と、
前記印字装置及び前記スライド機構を支持する本体と、
を備え、
前記スライド機構は、前記帯状フィルムの前記幅方向において、前記印字部を、前記帯状フィルムの前記印字面に対して印字を行う第1位置と、前記印字部の少なくとも一部が前記本体の外部に配置される第2位置と、の間で移動させる、
製袋包装機。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記印字部は、前記帯状フィルムの前記印字面に対して印字を行う際に、前記帯状フィルムの前記印字面に接触する、
請求項1に記載の製袋包装機。
【請求項3】
前記印字部は、サーマルヘッドを有し、前記サーマルヘッドを前記帯状フィルムの前記印字面の感熱領域に接触させることで、前記帯状フィルムの前記印字面の前記感熱領域に対して印字を行う、
請求項2に記載の製袋包装機。
【請求項4】
前記本体には、前記印字部の少なくとも一部が出入りする開口が設けられる
請求項1から3のいずれか1項に記載の製袋包装機。
【請求項5】
前記印字装置は、前記印字部の動作を制御する制御基板を収容する制御ボックスを更に有し、
前記スライド機構は、前記印字部と共に、前記制御ボックスを前記帯状フィルムの前記幅方向にスライドさせ、
前記印字部が前記第2位置に位置する時、前記制御ボックスの少なくとも一部が前記本体の外部に配置される、
請求項1から3のいずれか1項に記載の製袋包装機。
【請求項6】
前記印字装置は、前記印字部との間で前記帯状フィルムを挟み込むプラテンローラを更に有し、
前記プラテンローラは、前記スライド機構とは非連結である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の製袋包装機。
【請求項7】
前記スライド機構は、前記帯状フィルムの前記幅方向に沿って延びるガイドと、前記ガイドに取り付けられ、前記ガイドに沿って移動する第1部材と、前記印字部が取り付けられ、前記第1部材と連結されている第2部材とを有し、
前記帯状フィルムの前記幅方向において、前記印字部の位置は、前記第1部材の位置に対してオフセットしている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の製袋包装機。
【請求項8】
前記帯状フィルムが巻回されたフィルムロールと、
前記フィルムロールから繰り出されて、前記搬送装置により搬送される前記帯状フィルムを、前記帯状フィルムの前記印字面を内向きにした状態で案内する複数のガイドローラと、
前記フィルムロールから搬送されてくる前記帯状フィルムを、前記印字面が外側に配置される筒状に成形するフォーマと、
を更に備え、
前記本体は、前記ガイドローラの両端を支持する一対の側面を有し、
前記開口は、前記一対の側面の一方に形成されている、
請求項4に記載の製袋包装機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、製袋包装機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1(特開2019-218141号公報)のように、搬送される帯状フィルムに対して所定の情報を印字し、印字済みの帯状フィルムを、内部に物品が入った状態で袋状に成形することで物品を包装する製袋包装機が知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような製袋包装機において、帯状フィルムに印字を行う印字装置は、裏面を外向きにして搬送される帯状フィルムの搬送経路に隣接する位置に、特に帯状フィルムの表側に対向する位置である、製袋包装機の内部の限られた空間に配置されるため、メンテナンスがし難いという課題がある。
【0004】
そのため、製袋包装機には、印字装置に対するメンテナンス性の向上が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1観点に係る製袋包装機は、帯状フィルムを搬送する搬送装置と、印字装置と、スライド機構と、印字装置及びスライド機構を支持する本体と、を備える。印字装置は、帯状フィルムの印字面に対して印字を行う印字部を有する。スライド機構は、印字部を、帯状フィルムの幅方向にスライドさせる。スライド機構は、帯状フィルムの幅方向において、印字部を、第1位置と、第2位置と、の間で移動させる。印字部が帯状フィルムの幅方向において第1位置にある際、印字部は、帯状フィルムの印字面に対して印字を行う。印字部が帯状フィルムの幅方向において第2位置にある際、印字部の少なくとも一部は、本体の外部に配置される。
【0006】
第1観点に係る製袋包装機では、印字部の少なくとも一部を本体の外部に移動させることが可能なため、印字部に対する高いメンテナンス性が得られる。
【0007】
本発明の第2観点に係る製袋包装機は、第1観点の製袋包装機であって、印字部は、帯状フィルムの印字面に対して印字を行う際に、帯状フィルムの印字面に接触する。
【0008】
第2観点に係る製袋包装機では、印字部が帯状フィルムの印字面に接触するため、印字部の汚れが帯状フィルムに悪影響を与えるおそれがある。しかし、この製袋包装機では、印字部の少なくとも一部を本体の外部に移動させることが可能なため、印字部の清掃を行うことが容易で、比較的容易な作業で、印字部の汚れが帯状フィルムに悪影響を与えることを抑制できる。
【0009】
本発明の第3観点に係る製袋包装機は、第2観点の製袋包装機であって、印字部は、サーマルヘッドを有し、サーマルヘッドを帯状フィルムの印字面の感熱領域に接触させることで、帯状フィルムの印字面の感熱領域に対して印字を行う。
【0010】
第3観点に係る製袋包装機では、サーマルヘッドの汚れが帯状フィルムに対する印字に悪影響を与えるおそれがある。しかし、この製袋包装機では、印字部の少なくとも一部を本体の外部に移動させることが可能なため、サーマルヘッドの清掃を行うことが容易で、比較的容易な作業で、サーマルヘッドの汚れが印字に悪影響を与えることを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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