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公開番号2024172017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089426
出願日2023-05-31
発明の名称カスタードクリーム類およびカスタードクリーム類の製造方法
出願人日本製紙株式会社
代理人個人
主分類A23L 9/20 20160101AFI20241205BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】 卵黄や乳成分を含まない場合であっても食感や風味が遜色なく、冷解凍を経た後においても食感や風味の劣化が抑制されたカスタードクリーム類を提供する。
【解決手段】 糖類、豆乳類、及びカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とする。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
糖類、豆乳類、及びカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とするカスタードクリーム類。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
卵黄を含まないことを特徴とする請求項1に記載のカスタードクリーム類。
【請求項3】
乳成分を含まないことを特徴とする請求項1又は2に記載のカスタードクリーム類。
【請求項4】
前記カルボキシメチルセルロースは、平均粒子径が70μm未満であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカスタードクリーム類。
【請求項5】
原料の合計量に対する前記カルボキシメチルセルロースの配合量が、固形分相当で0.1~5質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカスタードクリーム類。
【請求項6】
糖類、豆乳類、及び粉末状のカルボキシメチルセルロースを含む原料を混合する混合工程と、
前記混合工程で得られた混合物を加熱してクリーム状とした後、冷却する工程とを含むカスタードクリーム類の製造方法。
【請求項7】
前記原料に卵黄を含まないことを特徴とする請求項6に記載のカスタードクリーム類の製造方法。
【請求項8】
前記原料に乳成分を含まないことを特徴とする請求項6又は7に記載のカスタードクリーム類の製造方法。
【請求項9】
前記混合工程において、加水し濃度調整を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載のカスタードクリーム類の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カルボキシメチルセルロースを含むカスタードクリーム類、およびカルボキシメチルセルロースを含むカスタードクリーム類の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
カスタードクリームは、牛乳、砂糖、卵を混ぜて得られたカスタードを、小麦粉やコーンスターチ等を用いてクリーム状にしたものであり、製菓・製パンにおけるフィリング、トッピングなどとして広く使用されている。
【0003】
ところで、近年健康志向が高まっており、より健康的な食生活をもたらすものとして、動物性原材料に代えて植物性原材料を使用した、いわゆるプラントベース食品が脚光を浴びるようになってきた(例えば特許文献1等)。
【0004】
カスタードクリームについても、牛乳や卵等を使用しないプラントベースの商品の提供が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-56671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
卵黄に含まれるレシチンには乳化作用を促進する効果があるため、原料に卵黄を含まない場合には、得られるカスタードクリームの安定性に欠けるという問題があった。この問題を解決するために、カラギナン及びキサンタンガムを配合した場合は、冷解凍した際に食感や風味が損なわれる問題があった。
【0007】
そこで本発明は、卵黄や乳成分を含まない場合であっても食感や風味が遜色なく、冷解凍を経た後においても食感や風味の劣化が抑制されたカスタードクリーム類、及びこのカスタードクリーム類の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、かかる目的を達成するため鋭意検討した結果、カルボキシメチルセルロース(CMC)を配合することが有効であることを見出し、本発明を完成した。
【0009】
本発明は以下を提供する。
(1) 糖類、豆乳類、及びカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とするカスタードクリーム類。
(2) 卵黄を含まないことを特徴とする(1)に記載のカスタードクリーム類。
(3) 乳成分を含まないことを特徴とする(1)又は(2)に記載のカスタードクリーム類。
(4) 前記カルボキシメチルセルロースは、平均粒子径が70μm未満であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のカスタードクリーム類。
(5) 原料の合計量に対する前記カルボキシメチルセルロースの配合量が、固形分相当で0.1~5質量%であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のカスタードクリーム類。
(6) 糖類、豆乳類、及び粉末状のカルボキシメチルセルロースを含む原料を混合する混合工程と、前記混合工程で得られた混合物を加熱してクリーム状とした後、冷却する工程とを含むカスタードクリーム類の製造方法。
(7) 前記原料に卵黄を含まないことを特徴とする(6)に記載のカスタードクリーム類の製造方法。
(8) 前記原料に乳成分を含まないことを特徴とする(6)又は(7)に記載のカスタードクリーム類の製造方法。
(9) 前記混合工程において、加水し濃度調整を行うことを特徴とする(6)又は(7)に記載のカスタードクリーム類の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、卵黄や乳成分を含まない場合であっても食感や風味が遜色なく、冷解凍を経た後においても食感や風味の劣化が抑制されたカスタードクリーム類を提供することができる。また、このカスタードクリーム類の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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