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公開番号2024171058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087925
出願日2023-05-29
発明の名称端末装置のためのコンピュータプログラム、端末装置、端末装置を制御するための方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20241204BHJP(計算;計数)
要約【課題】特定の装置識別情報を端末装置に記憶する新規な技術を提供する。
【解決手段】端末装置は、検索信号を送信することに応じて、複数個の印刷装置のそれぞれから、当該印刷装置を識別する装置識別情報を含む応答信号を受信する。端末装置は、複数個の印刷装置のそれぞれから応答信号が受信され、かつ、複数個の印刷装置のうちのM個の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが端末装置にインストール済みである場合に、M個の印刷装置のうちの特定の印刷装置を識別する特定の装置識別情報を対象情報として端末装置に記憶する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
検索信号を送信する検索信号送信部と、
前記検索信号が送信されることに応じて、複数個の印刷装置のそれぞれから、当該印刷装置を識別する装置識別情報を含む応答信号を受信する応答信号受信部と、
前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信され、かつ、前記複数個の印刷装置のうちのM個(前記Mは1以上の整数)の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みである場合に、前記M個の印刷装置のうちの特定の印刷装置を識別する特定の装置識別情報を対象情報として前記端末装置に記憶させる記憶制御部であって、前記対象情報は、前記コンピュータプログラムが、印刷実行指示を取得する場合に、前記対象情報として記憶されている装置識別情報によって識別される印刷装置に対応する印刷プログラムを印刷実行要求の供給先として特定するための情報である、前記記憶制御部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記記憶制御部は、前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信され、かつ、前記M個の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みである場合に、装置識別情報を前記対象情報として前記端末装置に記憶させるための操作をユーザから受け付けることなく、前記特定の装置識別情報を前記対象情報として前記端末装置に記憶させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記記憶制御部は、前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信され、かつ、前記M個の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みであり、かつ、前記特定の印刷装置がデフォルトの印刷装置として前記端末装置に設定されている場合に、前記特定の装置識別情報を前記対象情報として前記端末装置に記憶させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記特定の装置識別情報が前記対象情報として前記端末装置に記憶される場合に、前記特定の装置識別情報が前記対象情報として記憶されたことを示す第1のメッセージを前記端末装置の表示部に表示させる第1の表示制御部として機能させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信され、かつ、前記M個の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みであり、かつ、前記M個の印刷装置のいずれもがデフォルトの印刷装置として前記端末装置に設定されていない場合に、前記デフォルトの印刷装置が見つからなかったことを示す第2のメッセージを前記端末装置の表示部に表示させる第2の表示制御部として機能させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信され、かつ、前記複数個の印刷装置のいずれに対応する印刷プログラムも前記端末装置にインストール済みでない場合に、対応する印刷プログラムがインストール済みである印刷装置が見つからなかったことを示す第3のメッセージを前記端末装置の表示部に表示させる第3の表示制御部として機能させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記第3の表示制御部は、1個以上の印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みである状態において、前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信され、かつ、前記複数個の印刷装置のいずれに対応する印刷プログラムも前記端末装置にインストール済みでない場合に、前記第3のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
1個の印刷プログラムも前記端末装置にインストール済みでない状態において、前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信される場合に、印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みでないことを示す第4のメッセージを前記表示部に表示させる第4の表示制御部として機能させる、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記端末装置は、LAN(Local Area Networkの略)を介した通信を実行するためのLANインターフェースを備え、
前記検索信号送信部は、前記LANインターフェースを介して、前記検索信号を前記LANに送信し、
前記応答信号受信部は、前記LANインターフェースを介して、前記LANに所属する前記複数個の印刷装置のそれぞれから、当該印刷装置のIPアドレスである装置識別情報を含む前記応答信号を受信し、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信される場合に、複数個の前記応答信号のそれぞれについて、当該応答信号に含まれる装置識別情報であるIPアドレスに関連付けて印刷プログラムが前記端末装置に記憶されているのか否かを判断することによって、当該印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みであるのか否かを判断する判断部として機能させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記検索信号送信部は、装置識別情報が前記対象情報として前記端末装置に記憶されていない状態において、前記コンピュータプログラムが起動される場合に、前記検索信号を送信する、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
端末装置であって、
検索信号を送信する検索信号送信部と、
前記検索信号が送信されることに応じて、複数個の印刷装置のそれぞれから、当該印刷装置を識別する装置識別情報を含む応答信号を受信する応答信号受信部と、
前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信され、かつ、前記複数個の印刷装置のうちのM個(前記Mは1以上の整数)の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みである場合に、前記M個の印刷装置のうちの特定の印刷装置を識別する特定の装置識別情報を対象情報として前記端末装置に記憶させる記憶制御部であって、前記対象情報は、前記端末装置が、印刷実行指示を取得する場合に、前記対象情報として記憶されている装置識別情報によって識別される印刷装置に対応する印刷プログラムを印刷実行要求の供給先として特定するための情報である、前記記憶制御部と、
を備える、端末装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、装置識別情報を端末装置に記憶する技術を開示する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、端末装置と複数個の複合機とを備える通信システムが開示されている。端末装置は、ホーム画面上の選択ボタンが選択される場合に、複数個の複合機のそれぞれのモデル名、IPアドレスを示すデバイスリストを表示する。ユーザによってデバイスリスト内のモデル名が選択されることに応じて、当該モデル名に対応する複合機が端末装置に登録される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-87291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、特定の装置識別情報を端末装置に記憶する新規な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、端末装置のためのコンピュータプログラムを開示する。前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、検索信号を送信する検索信号送信部と、前記検索信号が送信されることに応じて、複数個の印刷装置のそれぞれから、当該印刷装置を識別する装置識別情報を含む応答信号を受信する応答信号受信部と、前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信され、かつ、前記複数個の印刷装置のうちのM個(前記Mは1以上の整数)の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みである場合に、前記M個の印刷装置のうちの特定の印刷装置を識別する特定の装置識別情報を対象情報として前記端末装置に記憶させる記憶制御部であって、前記対象情報は、前記コンピュータプログラムが、印刷実行指示を取得する場合に、前記対象情報として記憶されている装置識別情報によって識別される印刷装置に対応する印刷プログラムを印刷実行要求の供給先として特定するための情報である、前記記憶制御部と、として機能させてもよい。
【0006】
上記の構成によると、端末装置は、複数個の印刷装置のそれぞれから応答信号を受信し、かつ、M個の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが端末装置にインストール済みである場合に、特定の装置識別情報を対象情報として端末装置に記憶する。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0007】
上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体、上記のコンピュータプログラムによって実現される端末装置、及び、端末装置を制御するための方法も、新規で有用である。また、端末装置と複数個の印刷装置とを含む通信システムも、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信システムの構成を示す。
PCによって実行されるホーム画面表示処理のフローチャートである。
ケースAにおいて、PCに表示される第1のホーム画面の一例である。
ケースBにおいて、PCに表示される第2のホーム画面の一例である。
ケースCにおいて、PCに表示される第3のホーム画面の一例である。
PCによって実行される未登録処理の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、PC10を備える。PC10は、Local Area Network(LAN)4に接続されている。PC10は、LAN4を介して、LAN4に所属している他のデバイスと通信可能である。LAN4には、MFP100、MFP110、及び、プリンタ120が所属し得る。以下では、MFP100、110、プリンタ120のことを、「印刷装置」と記載することがある。
【0010】
(PC10の構成)
PC10は、デスクトップPCであってもよいし、ノートPCであってもよい。PC10は、操作部12と、表示部14と、通信インターフェース16と、USBインターフェース18と、制御部30と、を備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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