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公開番号
2024170051
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023086999
出願日
2023-05-26
発明の名称
情報記録装置および情報記録方法
出願人
三菱電機モビリティ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G07C
5/00 20060101AFI20241129BHJP(チェック装置)
要約
【課題】必要となる記録容量を抑制しつつ、車両システムの解析や動作解析に必要なデータを記録することが可能な情報記録装置を提供する。
【解決手段】情報記録装置(100)において、周辺情報取得部(101)は、自車両の周辺の情報である周辺情報を取得し、車両情報取得部(102)は、自車両の情報である車両情報を取得する。記録形式決定部(103)は、自車両に特定のイベントが発生したときに、周辺情報および車両情報の少なくとも片方に基づいて、記録対象データの記録周期および記録時間を決定する。記録部(104)は、記録形式決定部(103)が決定した記録周期および記録時間に従って、記録対象データを記録媒体(105)に記録する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自車両の周辺の情報である周辺情報を取得する周辺情報取得部と、
前記自車両の情報である車両情報を取得する車両情報取得部と、
前記自車両に特定のイベントが発生したときに、前記周辺情報および前記車両情報の少なくとも片方に基づいて、記録対象データの記録周期および記録時間を決定する記録形式決定部と、
前記記録形式決定部が決定した前記記録周期および前記記録時間に従って、前記記録対象データを記録媒体に記録する記録部と、
を備える情報記録装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記記録形式決定部は、発生した前記特定のイベントの内容、前記自車両の走行速度、前記情報記録装置の処理負荷のうちの少なくとも1つの情報に基づいて、前記記録対象データの前記記録周期および前記記録時間を決定する、
請求項1に記載の情報記録装置。
【請求項3】
前記記録形式決定部は、さらに前記記録対象データの重要度に基づいて、前記記録対象データの全てのデータまたは特定のデータの前記記録周期および前記記録時間を決定する、
請求項1または請求項2に記載の情報記録装置。
【請求項4】
前記周辺情報および前記車両情報の少なくとも片方に基づいて前記記録対象データを選択するデータ選択部をさらに備え、
前記記録部は、前記データ選択部が選択した前記記録対象データを前記記録媒体に記録する、
請求項1または請求項2に記載の情報記録装置。
【請求項5】
前記データ選択部は、前記自車両の運転支援制御情報、位置情報、データ異常判定結果および故障判定結果のうちの少なくとも1つの情報に基づいて、前記記録対象データを選択する、
請求項4に記載の情報記録装置。
【請求項6】
情報記録装置の周辺情報取得部が、自車両の周辺の情報である周辺情報を取得し、
前記情報記録装置の車両情報取得部が、前記自車両の情報である車両情報を取得し、
前記自車両に特定のイベントが発生したときに、前記情報記録装置の記録形式決定部が、前記周辺情報および前記車両情報の少なくとも片方に基づいて、記録対象データの記録周期および記録時間を決定し、
前記情報記録装置の記録部が、前記記録形式決定部が決定した前記記録周期および前記記録時間に従って、前記記録対象データを記録媒体に記録する、
情報記録方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載され、取得した情報を記録する情報記録装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の自動ブレーキ制御や衝突などのイベント発生時に、車両内外の情報を記録する情報記録装置が普及している。このような情報記録装置は、一般にEDR(Event Data Recorder)などと呼ばれる。EDRによって記録されたデータは、例えば、自動ブレーキシステムの点検、事故や故障後の車両の動作解析などに利用される。
【0003】
例えば下記の特許文献1には、自動ブレーキの動作に関する計測データを記録する際に、先に記録されているデータの中から、最も重要度が低く、かつ最も古いデータを抽出して破棄した後に、新たなデータの記録を行うことで、重要なデータが重要でないデータに上書きされることを防止する情報記録装置が開示されている。
【0004】
また、下記の特許文献2には、事故等が発生した時点からより離れた時点のデータほど低い密度で記録することで、重要なデータを少ないメモリ容量で記録する情報記録装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-45265号公報
特開2002-183876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
情報記録装置が記録したデータを保存する記録媒体の容量には限りがあるため、重要なデータを残しつつ、記録するデータ量を削減することが課題となる。特許文献1の技術では、記録するデータ量を削減することは考慮されていない。事故等のイベントが発生したときの状況(車両の状態や周辺環境の状態)によっては、イベントが発生した時点から離れた時点に重要なデータが存在する場合が考えられるが、特許文献2の技術では、そのような場合に重要なデータの記録密度が低くなってしまうという問題がある。
【0007】
本開示は以上のような課題を解決するためになされたものであり、重要なデータを残しつつ、記録するデータ量を削減することが可能な情報記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る情報記録装置は、自車両の周辺の情報である周辺情報を取得する周辺情報取得部と、自車両の情報である車両情報を取得する車両情報取得部と、自車両に特定のイベントが発生したときに、周辺情報および車両情報の少なくとも片方に基づいて、記録対象データの記録周期および記録時間を決定する記録形式決定部と、記録形式決定部が決定した記録周期および記録時間に従って、記録対象データを記録媒体に記録する記録部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る情報記録装置によれば、自車両の車両情報および周辺情報に応じて記録対象データの記録周期および記録時間が決定されることで、必要となる記録容量を抑制しつつ、車両システムの解析や動作解析に必要なデータを記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る情報記録装置の構成を示すブロック図である。
情報記録装置のバッファーに記憶される記録対象データの記録周期および記録時間の例を示す図である。
記録対象データを記録媒体に記録するときの記録周期および記録時間の設定例(記録イベントごとの設定例)を示す図である。
記録対象データを記録媒体に記録するときの記録周期および記録時間の設定例(走行速度に応じた設定例)を示す図である。
記録対象データを記録媒体に記録するときの記録周期および記録時間の設定例(記録対象データの種類ごとの設定例)を示す図である。
実施の形態1に係る情報記録装置の動作を示すフローチャートである。
実施の形態2に係る情報記録装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係る情報記録装置の動作を示すフローチャートである。
実施の形態2における記録媒体のデータ更新方法の例を示す図である。
情報記録装置のハードウェア構成例を示す図である。
情報記録装置のハードウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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