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公開番号
2024169842
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023086638
出願日
2023-05-26
発明の名称
箔転写装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65C
9/40 20060101AFI20241129BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】初期動作処理の実行により箔転写装置内の部品に過大な負荷がかかるのを抑制することを目的とする。
【解決手段】箔転写装置は、圧接離間機構と、制御部を備える。圧接離間機構は、第1定着部材を、第2定着部材に圧接する圧接位置と、第2定着部材から離間した所定の離間位置との間で移動させる。制御部は、初期動作処理を実行可能である。初期動作処理は、第1定着部材を離間位置に位置させるための処理である。初期動作処理は、位置修正処理(S3)と、装着判定処理(S1)を有する。位置修正処理は、第2センサでの検知結果に基づいて第1定着部材を離間位置に移動させる処理である。装着判定処理は、第1センサでの検知結果に基づいてカートリッジが筐体に装着されているか否かを判定する処理である。制御部は、装着判定処理においてカートリッジが筐体に装着されていないと判定した場合(S1,No)、位置修正処理を実行しない。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体と、
前記筐体に着脱可能なカートリッジであって、箔を含む箔フィルムを備えたカートリッジと、
シートと箔フィルムを挟む第1定着部材および第2定着部材と、
前記第1定着部材を、前記第2定着部材に圧接する圧接位置と、前記第2定着部材から離間した所定の離間位置との間で移動させる圧接離間機構と、
前記カートリッジの装着を検知する第1センサと、
前記第1定着部材が前記離間位置に位置することを検知する第2センサと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1定着部材を前記離間位置に位置させるための初期動作処理であって、
前記第1定着部材を前記離間位置に向けて移動させ、前記第2センサでの検知結果に基づいて前記第1定着部材を前記離間位置に停止させる位置修正処理と、
前記第1センサでの検知結果に基づいて前記カートリッジが前記筐体に装着されているか否かを判定する装着判定処理と、を有する初期動作処理を実行可能であり、
前記装着判定処理において前記カートリッジが前記筐体に装着されていないと判定した場合、前記位置修正処理を実行しないことを特徴とする箔転写装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記カートリッジが前記筐体に装着され、かつ、前記第1定着部材が前記離間位置に位置していないと判定した場合には、前記位置修正処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記カートリッジが前記筐体に装着され、かつ、前記第1定着部材が前記離間位置に位置すると判定した場合には、前記位置修正処理を実行せずに、箔転写を実行可能であることをユーザに報知することを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記カートリッジが前記筐体に装着されていないと判定した場合には、前記位置修正処理を実行せずに、前記カートリッジが前記筐体に装着されていないことをユーザに報知することを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項5】
前記制御部は、箔転写装置の電源がOFFからONにされた場合に、前記初期動作処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箔転写装置。
【請求項6】
前記筐体は、
前記カートリッジが通過可能な開口を有する筐体本体と、
前記開口を開閉するカバーと、
前記カバーが閉まっていることを検知する第3センサと、を備え、
前記制御部は、
前記第3センサでの検知結果に基づいて、前記カバーが開いた状態から閉められたと判定した場合に、前記初期動作処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の箔転写装置。
【請求項7】
前記制御部は、
箔転写指令を受けたか否かを判定し、
箔転写指令を受けたと判定した場合に、前記初期動作処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箔転写装置。
【請求項8】
前記位置修正処理が実行された場合、
前記圧接離間機構は、
前記第1定着部材を現在位置から前記圧接位置を経由して前記離間位置に移動させる第1動作と、
現在位置から前記圧接位置を経由せずに前記離間位置に移動させる第2動作とのうちいずれかの動作を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項9】
前記圧接離間機構は、
前記第1定着部材を前記離間位置と前記圧接位置との間で移動させるカムと、
正回転することで前記カムを一方向に回転させるモータと、を備え、
前記制御部は、前記モータを正回転させることで前記位置修正処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の箔転写装置。
【請求項10】
前記第1定着部材を覆う保護位置と、前記保護位置から退避した退避位置との間で移動可能なシャッタであって、前記圧接離間機構の動きに連動するシャッタをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シートに箔を転写する箔転写装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、箔転写装置として、箔フィルムおよびシートを加熱する加熱ローラと、加熱ローラとの間で箔フィルムおよびシートを挟む加圧ローラと、圧接離間機構と、制御部とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。圧接離間機構は、加熱ローラが加圧ローラに圧接される圧接位置と、加熱ローラが加圧ローラから離間する離間位置との間で加熱ローラを移動させる。
【0003】
制御部は、箔転写を実行していないときには、加熱ローラを離間位置に位置させている。制御部は、箔転写指令を受けた後、シートが加熱ローラと加圧ローラの間に供給されるタイミングに合わせて、加熱ローラを離間位置から圧接位置に移動させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-61070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、圧接離間機構を備えた箔転写装置では、輸送時における振動などにより加熱ローラが初期位置である離間位置からずれてしまうことがある。このため、箔転写装置の電源がONされた場合に、加熱ローラを離間位置に位置させるための初期動作処理を行っている。初期動作処理では、制御部は、加熱ローラが離間位置に位置しているかを判定し、位置していないと判定した場合に、加熱ローラを離間位置に移動させる。
【0006】
また、圧接離間機構を備えた箔転写装置では、輸送時において加熱ローラが移動して他の部材と干渉するのを抑制すべく、箔転写装置内に梱包材を入れて加熱ローラの移動を抑えることもある。
【0007】
しかしながら、ユーザが箔転写装置内から梱包材を取り外すのを忘れて電源をONにしたときに、初期動作処理が実行されてしまうと、梱包材で移動が規制された加熱ローラが動こうとすることにより、箔転写装置内の部品に過大な負荷がかかるおそれがある。
【0008】
そこで、本開示は、初期動作処理の実行により箔転写装置内の部品に過大な負荷がかかるのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本開示の箔転写装置は、筐体と、カートリッジと、第1定着部材および第2定着部材と、圧接離間機構と、第1センサと、第2センサと、制御部と、を備える。
カートリッジは、筐体に着脱可能である。カートリッジは、箔フィルムを備える。箔フィルムは、箔を含む。
第1定着部材および第2定着部材は、シートと箔フィルムを挟む。
圧接離間機構は、第1定着部材を、圧接位置と、所定の離間位置との間で移動させる。
圧接位置は、第1定着部材が第2定着部材に圧接する位置である。離間位置は、第1定着部材が第2定着部材から離間した位置である。
第1センサは、カートリッジの装着を検知する。
第2センサは、第1定着部材が離間位置に位置することを検知する。
制御部は、初期動作処理を実行可能である。
初期動作処理は、第1定着部材を離間位置に位置させるための処理である。初期動作処理は、位置修正処理と、装着判定処理と、を有する。
位置修正処理は、第1定着部材を離間位置に向けて移動させ、第2センサでの検知結果に基づいて第1定着部材を離間位置に停止させる処理である。
装着判定処理は、第1センサでの検知結果に基づいてカートリッジが筐体に装着されているか否かを判定する処理である。
制御部は、装着判定処理においてカートリッジが筐体に装着されていないと判定した場合、位置修正処理を実行しない。
【0010】
カートリッジが筐体に装着されていない場合には、筐体内に梱包材などの異物が存在する可能性がある。制御部が、カートリッジが筐体に装着されていない場合に位置修正処理を実行しないことで、筐体内に梱包材などの異物がある場合に第1定着部材の移動を禁止することができるので、箔転写装置内の部品に過大な負荷がかかるのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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