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公開番号2024167877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2024008907
出願日2024-01-24
発明の名称ウエーハ及び半導体装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H01L 21/338 20060101AFI20241127BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】特性の向上が可能なウエーハ及び半導体装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、ウエーハは、シリコン基板と、第1層と、複数の構造体と、を含む。前記第1層は、アルミニウム及び窒素を含む。前記複数の構造体は、前記シリコン基板から前記第1層への第1方向において前記シリコン基板の一部と前記第1層の一部との間に設けられる。前記複数の構造体は、Ni、Cu、Cr、Mn、Fe及びCoよりなる群から選択された少なくとも1つを含む第1元素と、シリコンと、を含む。前記第1層の別の一部は、前記シリコン基板の別の一部と接する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
シリコン基板と、
アルミニウム及び窒素を含む第1層と、
前記シリコン基板から前記第1層への第1方向において前記シリコン基板の一部と前記第1層の一部との間に設けられた複数の構造体と、
を備え、
前記複数の構造体は、Ni、Cu、Cr、Mn、Fe及びCoよりなる群から選択された少なくとも1つを含む第1元素と、シリコンと、を含み、
前記第1層の別の一部は、前記シリコン基板の別の一部と接した、ウエーハ。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記シリコン基板は、第1シリコン領域、第2シリコン領域及び第3シリコン領域を含み、
前記第1方向において、前記複数の構造体は、前記第1シリコン領域と前記第1層との間に設けられ、
前記第1方向と交差する方向において、前記複数の構造体の1つは、前記第2シリコン領域と前記第3シリコン領域との間にある、請求項1に記載のウエーハ。
【請求項3】
前記第2シリコン領域は、前記第1層に対向する基板面を含み、
前記複数の構造体の前記1つは、前記第1層に対向する構造体面を含み、
前記基板面の前記第1方向における位置は、前記構造体面の前記第1方向における位置と一致する、請求項2に記載のウエーハ。
【請求項4】
複数の構造体の前記1つの前記第1方向に沿う構造体厚は、前記第1層の前記第1方向に沿う第1層厚よりも薄い、請求項2に記載のウエーハ。
【請求項5】
前記構造体厚は、5nm以上30nm以下である、請求項4に記載のウエーハ。
【請求項6】
前記第1方向に対して垂直な方向における複数の構造体の前記1つの構造体長は200nm以上5000nm以下である、請求項2に記載のウエーハ。
【請求項7】
前記第1方向に対して垂直な平面における前記複数の構造体の密度は、2×10

/cm

以上2×10

/cm

以下である、請求項2に記載のウエーハ。
【請求項8】
前記複数の構造体の前記1つは、前記第2シリコン領域と対向する構造体側面を含み、
前記構造体側面は、前記第1方向に対して傾斜した、請求項2~7のいずれか1つに記載のウエーハ。
【請求項9】
前記複数の構造体の前記1つは、前記第2シリコン領域と対向する構造体側面を含み、
前記構造体側面は、前記シリコン基板の結晶面に沿う、請求項2~7のいずれか1つに記載のウエーハ。
【請求項10】
前記構造体側面は、前記シリコン基板の(111)面に沿う、請求項9に記載のウエーハ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ウエーハ及び半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、窒化物を含むウエーハを用いて半導体装置が形成される。ウエーハ及び半導体装置において、特性の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-224072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、特性の向上が可能なウエーハ及び半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、ウエーハは、シリコン基板と、第1層と、複数の構造体と、を含む。前記第1層は、アルミニウム及び窒素を含む。前記複数の構造体は、前記シリコン基板から前記第1層への第1方向において前記シリコン基板の一部と前記第1層の一部との間に設けられる。前記複数の構造体は、Ni、Cu、Cr、Mn、Fe及びCoよりなる群から選択された少なくとも1つを含む第1元素と、シリコンと、を含む。前記第1層の別の一部は、前記シリコン基板の別の一部と接する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係るウエーハを例示する模式的断面図である。
図2は、第1実施形態に係るウエーハを例示する電子顕微鏡像である。
図3は、第1実施形態に係るウエーハを例示する顕微鏡像である。
図4(a)~図4(c)は、第1実施形態に係るウエーハを例示する顕微鏡像である。
図5は、第1実施形態に係るウエーハにおける位置を示す像である。
図6は、第1実施形態に係るウエーハにおける元素濃度を例示するグラフである。
図7は、第1実施形態に係るウエーハにおける元素濃度を例示するグラフである。
図8は、第1実施形態に係るウエーハにおける元素濃度を例示するグラフである。
図9は、第1実施形態に係るウエーハにおける元素濃度を例示するグラフである。
図10は、第1実施形態に係るウエーハにおける元素濃度を例示するグラフである。
図11は、第1実施形態に係るウエーハを例示する元素プロファイルである。
図12は、第1実施形態に係るウエーハを例示する元素プロファイルである。
図13は、第2実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図14は、第2実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るウエーハを例示する模式的断面図である。
図1に示すように、実施形態に係るウエーハ110は、シリコン基板15、第1層17、及び、複数の構造体16を含む。第1層17は、アルミニウム及び窒素を含む。第1層17は、例えば、AlN層である。
【0009】
シリコン基板15から第1層17への第1方向D1をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
【0010】
第1層17は、X-Y平面に対して平行な層状である。シリコン基板15は、X-Y平面に沿う。
(【0011】以降は省略されています)

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