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公開番号2024167008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083514
出願日2023-05-19
発明の名称水素皮膚浸透装置およびそれを用いた水素皮膚浸透方法
出願人個人
代理人個人
主分類A61H 33/14 20060101AFI20241122BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】皮膚を通して水素を浸透する手段を提供する。
【解決手段】本発明は、水素発生装置および水素吹き出し装置を有する水素皮膚浸透装置であって、前記水素吹き出し装置から出る水素は前記水素発生装置で発生した水素であり、前記水素吹き出し装置は水素吹き出し口および水素吹き出し口の周囲に皮膚接触部を有し、前記皮膚接触部を皮膚に当てて水素吹き出し口から出る水素を皮膚に吹き付けて、水素を皮膚に浸透させることを特徴とする水素皮膚浸透装置であり、前記水素発生装置から出る水素を通し前記水素吹き出し装置に水素を導入する水素導入管を有し、前記水素吹き出し装置の皮膚接触部を皮膚に当てたときに、前記水素吹き出し装置の水素吹き出し口と皮膚との間は密閉状態となっており、前記水素吹き出し装置の皮膚接触部を皮膚に当てたときに皮膚にかかる水素の圧力は、2~4気圧であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水素発生装置および水素吹き出し装置を有する水素皮膚浸透装置であって、前記水素吹き出し装置から出る水素は前記水素発生装置で発生した水素であり、前記水素吹き出し装置は水素吹き出し口および水素吹き出し口の周囲に皮膚接触部を有し、前記皮膚接触部を皮膚に当てて水素吹き出し口から出る水素を皮膚に吹き付けて、水素を皮膚に浸透させることを特徴とする水素皮膚浸透装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記水素発生装置から出る水素を通し前記水素吹き出し装置に水素を導入する水素導入管を有することを特徴とする請求項1に記載の水素皮膚浸透装置。
【請求項3】
前記水素吹き出し装置の皮膚接触部を皮膚に当てたときに、前記水素吹き出し装置の水素吹き出し口と皮膚との間は密閉状態となっていることを特徴とする、請求項1に記載の水素皮膚浸透装置。
【請求項4】
前記水素吹き出し装置の皮膚接触部を皮膚に当てたときに皮膚にかかる水素の圧力は、2~4気圧であることを特徴とする、請求項1に記載の水素皮膚浸透装置。
【請求項5】
前記水素発生装置は、水素発生剤を水中に入れて水素を発生させる装置であることを特徴とする、請求項1に記載の水素皮膚浸透装置。
【請求項6】
前記水素発生装置は、水素を充填した水素ボンベであることを特徴とする、請求項1に記載の水素皮膚浸透装置。
【請求項7】
前記水素吹き出し装置の皮膚接触部はプラスチック製またはゴム製であることを特徴とする、請求項1に記載の水素皮膚浸透装置。
【請求項8】
前記皮膚接触部または前記皮膚接触部が接触する皮膚にジェルを付着した後に、前記皮膚接触部を皮膚に当てて前記水素吹き出し口から出る水素を皮膚に吹き付けて皮膚に浸透させることを特徴とする、請求項1に記載の水素皮膚浸透装置。
【請求項9】
水素発生装置と水素吹き出し装置との間に水素水発生装置を配置したことを特徴とする、請求項1に記載の水素皮膚浸透装置。
【請求項10】
水素発生装置、水素吹き出し装置および前記水素吹き出し装置は水素吹き出し口および水素吹き出し口の周囲に皮膚接触部を有する水素皮膚浸透装置を使用して、前記皮膚接触部を皮膚に当てて、前記水素発生装置で発生し前記水素吹き出し装置から出る水素を皮膚に吹き付けて水素を皮膚中に浸透させることを特徴とする水素皮膚浸透方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水素ガスを用いた健康システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年水素は水素自動車の燃料として注目されているが、水素を水に溶かした水素水が健康増進に有用であることが報告されている。たとえば、水素水を日常的に飲料すると細胞が若返るなどエイジングケアなどとして美容への効果だけでなく、様々な疾患への改善効果が認められ、一部の病院では治療の一環として水素の摂取等が取り入れられている。また、水素単独で、あるいは水素に霧を混合して口や鼻から吸引して健康増進をはかることも行われている。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-086857
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人間は、いつまでも若々しい状態を維持したいと思っているが、年齢をとるにつれて、皮膚にシミ、小ジワ、くすみなどが目立ってくる。また、紫外線や環境の刺激によって皮膚にシミ、小ジワ、くすみが発生するので、若い人でもこれらが増える場合がある。この対策として、美溶剤や皮膚クリームを肌に塗布しているが、シミ等の原因は皮膚表面ではなく皮膚中であるから、余り効果がない。すなわち、シミ、小ジワ、くすみなどの原因は、皮膚中の基底層にあるメラノサイトで生成されるメラニンの過剰生成とターンオーバー(肌の生まれ変わり)が原因と言われている。メラニンの過剰生産やターンオーバーを引き起こす主な原因として、身体中の活性酸素が考えられている。水素は身体中の活性酸素を抑制する効果があるが、水素を肌に吹きかけたり、水素水を肌に塗布したりしても水素が皮膚中に入っていく量はわずかであるから、活性酸素を抑制するまでの効果は少ない。これまで、水素単独であるいは他の気体や霧を混合して口や鼻から吸引して呼吸器系から水素を吸引することも行われているが、皮膚から直接水素を身体へ注入することは行われていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、水素を直接、皮膚を通して体内に取り込む手段および方法を提供することであり、具体的には以下の特徴を有する。
(1)本発明は、水素発生装置および水素吹き出し装置を有する水素皮膚浸透装置であって、前記水素吹き出し装置から出る水素は前記水素発生装置で発生した水素であり、前記水素吹き出し装置は水素吹き出し口および水素吹き出し口の周囲に皮膚接触部を有し、前記皮膚接触部を皮膚に当てて水素吹き出し口から出る水素を皮膚に吹き付けて、水素を皮膚に浸透させることを特徴とする水素皮膚浸透装置であり、前記水素発生装置から出る水素を通し前記水素吹き出し装置に水素を導入する水素導入管を有し、前記水素吹き出し装置の皮膚接触部を皮膚に当てたときに、前記水素吹き出し装置の水素吹き出し口と皮膚との間は密閉状態となっており、前記水素吹き出し装置の皮膚接触部を皮膚に当てたときに皮膚にかかる水素の圧力は、2~4気圧であることを特徴とする。
【0006】
(2)本発明は、(1)に加えて、前記水素発生装置は、水素発生剤を水中に入れて水素を発生させる装置であり、または前記水素発生装置は、水素を充填した水素ボンベであり、前記水素吹き出し装置の皮膚接触部はプラスチック製またはゴム製であり、前記皮膚接触部または前記皮膚接触部が接触する皮膚にジェルを付着した後に、前記皮膚接触部を皮膚に当てて前記水素吹き出し口から出る水素を皮膚に吹き付けて皮膚に浸透させることを特徴とし、水素発生装置と水素吹き出し装置との間に水素水発生装置を配置したことを特徴とする。
【0007】
(3)本発明は、水素発生装置、水素吹き出し装置および前記水素吹き出し装置は水素吹き出し口および水素吹き出し口の周囲に皮膚接触部を有する水素皮膚浸透装置を使用して、前記皮膚接触部を皮膚に当てて、前記水素発生装置で発生し前記水素吹き出し装置から出る水素を皮膚に吹き付けて水素を皮膚中に浸透させることを特徴とする水素皮膚浸透方法であり、前記皮膚接触部または前記皮膚接触部が当たる皮膚の部位にジェルを塗布または付着した後に、前記皮膚接触部を皮膚に当てて水素吹き出し口から出る水素を皮膚に吹き付けて水素を皮膚中に浸透させ、また皮膚に水素を吹き付けた後に、ジェルから水素気泡が出る程度に前記皮膚接触部を皮膚に当てることを特徴とする。
【0008】
(4)本発明は、(3)に加えて、前記水素発生装置から出る水素を通し前記水素吹き出し装置に水素を導入する水素導入管を有し、前記水素吹き出し装置の皮膚接触部を皮膚に当てたときに、前記水素吹き出し装置の水素吹き出し口と皮膚との間は密閉状態となっており、前記水素吹き出し装置の皮膚接触部を皮膚に当てたときに皮膚にかかる水素の圧力は、2~4気圧であり、前記水素発生装置は、水素発生剤を水中に入れて水素を発生させる装置であり、または前記水素発生装置は水素を充填した水素ボンベであり、前記水素吹き出し装置の皮膚接触部はプラスチック製またはゴム製であり、また水素発生装置と水素吹き出し装置との間に水素水発生装置を配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の水素皮膚浸透装置は水素発生装置で発生した水素を水素吹き出し装置を用いて皮膚中に水素を浸透させることができる。本発明の水素皮膚浸透装置から皮膚中へ浸透した水素は皮膚中のシミ等の原因となる活性酸素を無害化するなどして皮膚の老化を抑制する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の水素を皮膚内に取り込む水素皮膚浸透装置の一例を示す図である。
図2は、本発明の水素吹き出し装置の水素吹き出し部の皮膚接触部を皮膚に当接する状態を示す図である。
図3は、本発明の水素皮膚浸透装置の水素吹き出し装置を顔の皮膚に当てて、皮膚中への水素浸透をしている状態を示す模式図である。
図4は、本発明の水素皮膚浸透装置における水素吹き出し装置の水素吹き出し部の皮膚接触部を皮膚表面(肌)に当てて、水素(H2)を皮膚中に浸透させた状態における水素挙動を模式的に示した図である。
図5は、本発明の水素皮膚浸透装置の別の実施形態を示す図で、水素発生装置と水素吹き出し装置の間に水素水生成装置を配置した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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