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公開番号2024150999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064098
出願日2023-04-11
発明の名称毛髪化粧料
出願人クラシエ株式会社
代理人
主分類A61K 8/44 20060101AFI20241017BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】加齢に伴い出現する後天的なうねりやくせのある毛髪の反復延伸による曲率増加を抑制し、うねり抑制の効果に優れる毛髪化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】下記(A)~(D)を含有することを特徴とする毛髪化粧料。(A)グアニジル基を有する化合物が、アルギニンまたはその誘導体、(B)プロピレンオキサイドの付加モル数が20以上かつ60以下のポリオキシプロピレンブチルエーテル、(C)特定の構造を有するアミノ変性シリコーン、(D)炭素数12~24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記(A)~(D)を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
(A)グアニジル基を有する化合物が、アルギニンまたはその誘導体
(B)プロピレンオキサイドの付加モル数が20以上かつ60以下のポリオキシプロピレンブチルエーテル
(C)下記一般式(1)で表されるアミノ変性シリコーン
(D)炭素数12~24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
JPEG
2024150999000005.jpg
92
170
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
上記(A)成分のアルギニンまたはその誘導体が、アルギニンのスルホエチル型誘導体、N-アシルアルギニンのアルキルエステル型誘導体、アルギニンのサクシニル型誘導体、アルギニンのエチレンオキシドおよびアルギニンのプロピレンオキシド誘導体等、アルギニン誘導体は、PPG-2アルギニン、ジヒドロキシプロピルアルギニン、アルキル(CI12、CI14オキシ)ヒドロキシプロピルアルギニン、ココイルアルギニンエチルおよびラウロイルアルギニンからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の毛髪化粧料。
【請求項3】
上記(A)成分が全体質量中20.0質量%以下、
上記(B)成分が、全体質量中10.0質量%以下、
上記(C)成分が、全体質量中10.0質量%以下
上記(D)成分が、全体質量中15.0質量%以下
である請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加齢に伴い出現する後天的なうねりやくせのある毛髪の反復延伸による曲率増加を抑制し、うねり抑制の効果に優れる毛髪化粧料に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
毛髪のうねり(くせ)には、先天的なくせ毛と、加齢とともに出現する後天的なうねり(くせ)とが存在する。加齢に伴い出現する後天的なうねりやくせのある毛髪(以下、本明細書において「ゆがみ毛」ともいう。)は、髪のまとまりや髪全体の艶を悪化させる原因となる。毛髪のうねりやくせは、毛髪に対する染色処理や脱色処理などによる化学的なダメージ、ドライヤー等の熱によるダメージ、および摩擦やコーミングなどによる物理的なダメージなどによっても増加すると考えられている。
【0003】
また、毛髪のうねりを改善するための毛髪化粧料として、特許文献1には、(A)所定のアミドアミンを0.5~6質量%、(B)炭素数14~24の直鎖のアルコールを6~20質量%、(C)所定の分岐のアルコールを0.5~4質量%、(D)炭素数12~22の直鎖または分岐の脂肪酸と硬化ヒマシ油とから得られるエステル化合物を0.3~3質量%、(E)炭素数2~6のα-ヒドロキシ酸を0.3~3質量%含有する毛髪化粧料が開示されている。
【0004】
また、縮れ毛を改善するための毛髪用組成物として、特許文献2には、少なくとも1種のレシチン、少なくとも1種の両性界面活性剤、少なくとも1種の非イオン界面活性剤、少なくとも1種の皮膜形成ポリマー、及び少なくとも1種のカチオンポリマーを含む組成物が開示されている。
【0005】
しかし、これらの従来の技術では、加齢に伴い出現する後天的なうねりやくせを十分に改善することはできず、さらなる技術の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-174831号公報
特開2002-125695号公報
【非特許文献】
【0007】
E. Oshimura, et al., “Hair and amino acids: the interaction s and the effects” 、2007年、J. Cosmet. Sci. 、58巻、p.347-357
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明者らは、ゆがみ毛の保有者を対象として実態調査を行った。その結果、ゆがみ毛の保有者の多くは、くせやうねりへの対策として、髪を引っ張って伸ばす行為を行うことがわかった。また、くせやうねりが気になる人ほど髪を引っ張る行為を行う割合が多いことがわかった。
【0009】
本発明者らは、同一人から採取した直毛およびゆがみ毛を毛束化し、ロールブラシを用いて両面からはさみこんでコーミング試験を行った。コーミングを3000回行った結果、直毛はほとんど変化しなかったが、ゆがみ毛はゆがみが大きくなることがわかった。また、ゆがみ毛を反復延伸したところ、曲率が有意に増加することが示された(試験例1を参照
)。この曲率増加は、直毛では見られなかった。そのため、本発明者らは、ゆがみ毛の保有者がくせやうねりへの対策として行う、髪を引っ張って伸ばす行為が、ゆがみ毛には逆効果であることを見出した。
【0010】
そこで、本発明は、ゆがみ毛の反復延伸により生じる毛髪の形状の変化を抑制しうねり抑制の効果に優れる毛髪化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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