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公開番号
2024166910
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083335
出願日
2023-05-19
発明の名称
映像処理システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
G06V
20/52 20220101AFI20241122BHJP(計算;計数)
要約
【課題】映像に映っているターゲットの行動を適切に反映した行動特徴量を取得すること。
【解決手段】映像処理システムは、ターゲットが映っている映像に適用される。映像処理システムは、映像に映っているターゲットの姿勢をオリジナル姿勢として推定する。映像処理システムは、オリジナル姿勢を有するターゲットの所定の関節の関節回転の情報を取得する。更に、映像処理システムは、ベース姿勢を有するベースターゲットモデルの所定の関節に関節回転を適用することによって、ベースターゲットモデルのベース姿勢をターゲットの規格化姿勢に変換する。そして、映像処理システムは、時系列上のターゲットの一連の規格化姿勢の特徴量をターゲットの行動特徴量として抽出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ターゲットが映っている映像に適用される映像処理システムであって、
1又は複数のプロセッサを備え、
前記1又は複数のプロセッサは、
前記映像に映っている前記ターゲットの姿勢をオリジナル姿勢として推定し、
前記オリジナル姿勢を有する前記ターゲットの所定の関節の関節回転の情報を取得し、
ベース姿勢を有するベースターゲットモデルの前記所定の関節に前記関節回転を適用することによって、前記ベースターゲットモデルの前記ベース姿勢を前記ターゲットの規格化姿勢に変換し、
時系列上の前記ターゲットの一連の規格化姿勢の特徴量を前記ターゲットの行動特徴量として抽出する
ように構成された
映像処理システム。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の映像処理システムであって、
前記1又は複数のプロセッサは、更に、前記規格化姿勢の向きが所定の向きになるように、前記ベースターゲットモデルの前記ベース姿勢を前記ターゲットの前記規格化姿勢に変換するように構成された
映像処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の映像処理システムであって、
前記1又は複数のプロセッサは、更に、時系列上で異なるタイミング間の前記所定の関節の位置変化量が基準量になるように、時系列上の前記ターゲットの前記一連の規格化姿勢を調整するように構成された
映像処理システム。
【請求項4】
請求項2に記載の映像処理システムであって、
前記1又は複数のプロセッサは、更に、時系列上で異なるタイミング間の前記ターゲットの位置変化量が基準量になるように、時系列上の前記ターゲットの前記一連の規格化姿勢を調整するように構成された
映像処理システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に気合の映像処理システムであって、
前記1又は複数のプロセッサは、更に、前記行動特徴量に基づいて第1処理を行い、
前記第1処理は、
前記映像に映っている前記ターゲットの行動を認識すること、
前記映像に映っている前記ターゲットの前記行動を分析すること、
前記映像に映っている前記ターゲットの異常行動を検出すること、
前記ターゲットと同じ行動をしている他のターゲットを検索すること、及び
前記ターゲットと同じ行動をしている他のターゲットが映っている他の映像を検索すること
のうち少なくとも1つを含む
映像処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ターゲットが映っている映像に適用される映像処理技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、被写体人物の三次元姿勢を推定する三次元人物姿勢推定装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-092528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
映像に映っているターゲット(例:人物)の姿勢を推定する技術が知られている。時系列上のターゲットの一連の姿勢から抽出される特徴量は、そのターゲットの行動(action)を反映した行動特徴量となる。ターゲットの行動特徴量は、例えば、そのターゲットの行動を認識したり、異常行動を検知したりするために有用である。
【0005】
但し、映像に映っているターゲットのサイズ、形状、向き、等は様々である。ターゲットのサイズ、形状、あるいは向きが異なる場合、同じ行動であっても、抽出される行動特徴量が十分に一致しない可能性がある。行動特徴量を利用したアプリケーションの精度を向上させるためには、同じ行動に対して抽出される行動特徴量はなるべく一致することが望ましい。
【0006】
本開示の1つの目的は、映像に映っているターゲットの行動を適切に反映した行動特徴量を取得することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの観点は、ターゲットが映っている映像に適用される映像処理システムに関する。
映像処理システムは、1又は複数のプロセッサを備える。
1又は複数のプロセッサは、映像に映っているターゲットの姿勢をオリジナル姿勢として推定する。1又は複数のプロセッサは、オリジナル姿勢を有するターゲットの所定の関節の関節回転の情報を取得する。
更に、1又は複数のプロセッサは、ベース姿勢を有するベースターゲットモデルの所定の関節に関節回転を適用することによって、ベースターゲットモデルのベース姿勢をターゲットの規格化姿勢に変換する。
そして、1又は複数のプロセッサは、時系列上のターゲットの一連の規格化姿勢の特徴量をターゲットの行動特徴量として抽出する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、映像に映っているターゲットのオリジナル姿勢を規格化することにより、ターゲットの規格化姿勢が得られる。ターゲットの規格化姿勢からは、ターゲットのサイズ、形状、等の影響が排除されている。そのような規格化姿勢に基づいて、ターゲットの行動特徴量が抽出される。よって、同じ行動に対する行動特徴量がより一致しやすくなる。すなわち、ターゲットの行動を適切に反映した行動特徴量が得られる。その結果、行動特徴量を利用したアプリケーションの精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る映像処理システムの概要を説明するための概念図である。
実施の形態に係る映像処理システムの機能構成例を示すブロック図である。
実施の形態に係る空間的観点からの規格化処理の一例を説明するための概念図である。
実施の形態に係る時間的観点からの規格化処理の一例を説明するための概念図である。
実施の形態に係る規格化処理の一例を示す概念図である。
実施の形態に係る映像処理システムの機能構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.映像処理システムの概要
図1は、本実施の形態に係る映像処理システム100の概要を説明するための概念図である。映像処理システム100は、カメラCAMによって撮影される映像VIDを取得し、映像VIDに対して様々な処理を行う。
(【0011】以降は省略されています)
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