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公開番号
2024166770
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083101
出願日
2023-05-19
発明の名称
天然有機物の搾汁残渣、抽出残渣の再利用技術
出願人
日新化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
5/00 20160101AFI20241122BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】天然有機物の搾汁残渣や抽出残渣を、より安価に、また、より簡便に、さらに、より効率的に、経口用材料として有効利用する技術を提供する。
【解決手段】液状成分および固形成分を含有する天然有機物の搾汁残渣あるいは抽出残渣を用いて、経口用材料ペーストを製造する経口用材料ペーストの製造方法であって、天然有機物の搾汁残渣あるいは抽出残渣を、湿式で解砕して、固形成分を整粒することにより、経口用材料ペーストを製造する経口用材料ペーストの製造方法。前記経口用材料ペーストに、吸水性乾燥粉末および/または吸油性乾燥粉末を添加、混合して、経口用材料パウダーを製造する経口用材料パウダーの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
液状成分および固形成分を含有する天然有機物の搾汁残渣あるいは抽出残渣を用いて、経口用材料ペーストを製造する経口用材料ペーストの製造方法であって、
前記天然有機物の搾汁残渣あるいは抽出残渣を、湿式で解砕して、前記固形成分を整粒することにより、経口用材料ペーストを製造することを特徴とする経口用材料ペーストの製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記搾汁残渣あるいは抽出残渣を、粒子径サイズ200μ以下に解砕、整粒することを特徴とする請求項1に記載の経口用材料ペーストの製造方法。
【請求項3】
前記解砕および整粒を、石臼式解砕整粒機を用いて行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の経口用材料ペーストの製造方法。
【請求項4】
前記石臼式解砕整粒機における下部回転グラインダーの外周速度が、10~65m/secであることを特徴とする請求項3に記載の経口用材料ペーストの製造方法。
【請求項5】
前記解砕および整粒に先立つ工程として、前記搾汁残渣あるいは抽出残渣を粗砕した後に、アルコール含有溶液に浸漬する工程が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の経口用材料ペーストの製造方法。
【請求項6】
前記アルコール含有溶液が、エタノール、泡盛、焼酎から選択された1種以上に、増粘剤が添加、溶解された溶液であることを特徴とする請求項5に記載の経口用材料ペーストの製造方法。
【請求項7】
前記増粘剤が、厚生労働省によって使用が認められている医薬品添加剤、食品添加剤、賦形剤から選択された1種以上の増粘剤であることを特徴とする請求項6に記載の経口用材料ペーストの製造方法。
【請求項8】
前記増粘剤が、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルセルロース、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、デキストリン、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリビニルアルコール(PVA)、PVAコポリマー、キサンタンガムから選択された1種以上の増粘剤であることを特徴とする請求項6に記載の経口用材料ペーストの製造方法。
【請求項9】
前記増粘剤に加えて、さらに、食品添加用の界面活性剤を添加することを特徴とする請求項6に記載の経口用材料ペーストの製造方法。
【請求項10】
液状成分および固形成分を含有する天然有機物の搾汁残渣あるいは抽出残渣を用いて、経口用材料パウダーを製造する経口用材料パウダーの製造方法であって、
請求項1または請求項2に記載の経口用材料ペーストの製造方法により得られた経口用材料ペーストに、吸水性乾燥粉末および/または吸油性乾燥粉末を添加、混合して、経口用材料パウダーを製造することを特徴とする経口用材料パウダーの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、天然有機物の搾汁残渣、抽出残渣の再利用技術に関し、より詳しくは、天然有機物の搾汁残渣や抽出残渣を加工して、主として健康食品・サプリメント用経口用材料として有効利用する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
果実類、薬草類、根菜類、野菜類などの農産物、あるいは、魚介類などの海産物のような、液状成分および固形成分を有する天然有機物を搾汁、抽出して、ジュースや、食品エキス、薬品などとして利用することが、従来より一般的になされているが、大量の搾汁残渣、抽出残渣(以下、単に「残渣」ともいう)が発生することが避けられない。
【0003】
現状、これらの残渣は、一部が飼料として利用される他は、大部分が廃棄もしくは焼却処理されている。しかしながら、これの残渣には、未だ、略40~65質量%の固形成分が残っており、多量の有用成分も含有されている。例えば、果実類の搾汁残渣である果皮には、果汁に比較し1.0~1.5倍程度の有用成分が残存している。
【0004】
そこで、近年の省資源に対する意識の高まりとも相俟って、これら残渣に残る有用成分を再利用して、例えば、食品を含む健康食品・サプリメント用経口用材料とし、有効利用することが検討されている。そして、このような有用成分の有効活用は、地場産業を活性化する方策としても重要であり、繁忙期に冷蔵または冷凍保存しておいた残渣を、農閑期に処理することで、年間を通じた作業とすることができるため、地場産業の活性化のみならず、経口用材料やそれを用いた製品の製造コストの低減にも、大きく寄与することができると考えられる。
【0005】
このような経口用材料には、食感の好ましさや消化のし易さ、有用成分の吸収し易さなどが要求されるが、残渣の形状は、通常、塊状であるため、このような要求に応えるためには、残渣を適切な形態に加工する必要があり、そのための技術が種々提案されている。
【0006】
例えば、特許文献1には、リンゴの搾汁残渣を乾燥した食品組成物が提案されている。そして、特許文献2には、シークァーサーの搾汁カスおよび/または果実をミキシング・煮沸して、ペースト化することが提案されている。また、特許文献3には、野菜や果物・果菜などを細破砕し、圧搾した後の野菜搾汁残渣または果物・果菜搾汁残渣とアルコール含有残渣との混合物から得られる植物繊維を再生食品原料として活用することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭61-260846号公報
特開2010-161993号公報
特開2002-325547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記した各技術は、残渣の加工に際して、使用エネルギーの増加、作業の煩雑さ、装置の大型化など、種々の課題を有しており、新たな技術の提案が望まれている。
【0009】
即ち、特許文献1に示された技術の場合には、搾汁残渣の乾燥のために、乾燥機器と乾燥工程とが必要となり、使用エネルギーの増加、作業の煩雑さ、装置の大型化が避けられない。そして、特許文献2に示された技術の場合にも、煮沸のために、煮沸機器と煮沸工程とが必要となり、使用エネルギーの増加、作業の煩雑さ、装置の大型化が避けられない。さらに、特許文献3に示された技術の場合には、野菜などを細破砕した後、アルコール含有残渣を配合するため、作業の煩雑さに加えて、高価になり用途も制限される。
【0010】
そこで、本発明は、天然有機物の搾汁残渣や抽出残渣を、より安価に、また、より簡便に、さらに、より効率的に、経口用材料として有効利用する技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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