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公開番号2024166739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083054
出願日2023-05-19
発明の名称システム管理装置、システム管理方法およびシステム管理プログラム
出願人アレグロスマート株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類G06F 9/48 20060101AFI20241122BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザーにコーディングの技術がなくても容易にアプリケーションを連係動作させることを可能にする。
【解決手段】仮想化された第1のアプリケーション、および第1のアプリケーションの通信を監視する第1の監視エンジンが実装された第1のサーバーと、仮想化された第2のアプリケーションが実装された第2のサーバーとがネットワークで接続されたシステムにおいて、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションを連係動作させるためのシステム管理装置が提供される。システム管理装置は、第2のアプリケーションに割り当てられたドメインを第1の監視エンジンに通知する機能と、第1の監視エンジンを介してドメインに送信された第1のアプリケーションの出力を、ドメインを解決して第2のアプリケーションに送信する機能とを有する。同様の処理を実行するためのシステム管理方法、およびシステム管理プログラムも提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
仮想化された第1のアプリケーション、および前記第1のアプリケーションの通信を監視する第1の監視エンジンが実装された第1のサーバーと、仮想化された第2のアプリケーションが実装された第2のサーバーとがネットワークで接続されたシステムにおいて、前記第1のアプリケーションおよび前記第2のアプリケーションを連係動作させるためのシステム管理装置であって、
前記第2のアプリケーションに割り当てられたドメインを前記第1の監視エンジンに通知する機能と、
前記第1の監視エンジンを介して前記ドメインに送信された前記第1のアプリケーションの出力を、前記ドメインを解決して前記第2のアプリケーションに送信する機能と
を有するシステム管理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1のアプリケーションおよび前記第2のアプリケーションを連係動作させる指示が取得されたときに前記ドメインを前記第1の監視エンジンに通知する、請求項1に記載のシステム管理装置。
【請求項3】
前記ドメインは、前記第1のアプリケーションおよび前記第2のアプリケーションを連係動作させる指示が取得されたときに決定される、請求項2に記載のシステム管理装置。
【請求項4】
前記第1のアプリケーションおよび前記第2のアプリケーションを連係動作させる指示は、前記第1のアプリケーションおよび前記第2のアプリケーションがそれぞれ第1のノードおよび第2のノードとして表示されるGUIにおいて、前記第1のノードと前記第2のノードとをリンクで接続することによって取得される、請求項2に記載のシステム管理装置。
【請求項5】
前記GUIでは、ノードに入力端子および出力端子の少なくともいずれかが表示され、前記リンクは前記第1のノードの出力端子と前記第2のノードの入力端子とを接続する、請求項4に記載のシステム管理装置。
【請求項6】
前記GUIでは、単一のノードに複数の入力端子または複数の出力端子が表示される、請求項5に記載のシステム管理装置。
【請求項7】
前記GUIでは、複数の前記出力端子を複数の前記リンクで単一の前記入力端子に接続すること、および単一の前記出力端子を複数の前記リンクで複数の前記入力端子に接続することが可能である、請求項5に記載のシステム管理装置。
【請求項8】
仮想化された第1のアプリケーション、および前記第1のアプリケーションの通信を監視する第1の監視エンジンが実装された第1のサーバーと、仮想化された第2のアプリケーションが実装された第2のサーバーとがネットワークで接続されたシステムにおいて、前記第1のアプリケーションおよび前記第2のアプリケーションを連係動作させるためのシステム管理方法であって、
前記第2のアプリケーションに割り当てられたドメインを前記第1の監視エンジンに通知するステップと、
前記第1の監視エンジンを介して前記ドメインに送信された前記第1のアプリケーションの出力を、前記ドメインを解決して前記第2のアプリケーションに送信するステップと
を含むシステム管理方法。
【請求項9】
仮想化された第1のアプリケーション、および前記第1のアプリケーションの通信を監視する第1の監視エンジンが実装された第1のサーバーと、仮想化された第2のアプリケーションが実装された第2のサーバーとがネットワークで接続されたシステムにおいて、前記第1のアプリケーションおよび前記第2のアプリケーションを連係動作させるためのシステム管理プログラムであって、
前記第2のアプリケーションに割り当てられたドメインを前記第1の監視エンジンに通知する機能と、
前記第1の監視エンジンを介して前記ドメインに送信された前記第1のアプリケーションの出力を、前記ドメインを解決して前記第2のアプリケーションに送信する機能と
をコンピュータに実行させるシステム管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、システム管理装置、システム管理方法およびシステム管理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えばコンテナ化などの手法を用いて、アプリケーションを仮想化することが一般的に行われている。コンテナは、アプリケーションソフトウェアを論理的にカプセル化し定義するソフトウェア構造であり、例えばDocker(登録商標)コンテナなどが知られている。多数のコンテナのデプロイやスケーリングなどの管理をするためのコンテナ管理システムとしては、Kubernetes(登録商標)などが知られている。このようなコンテナおよびコンテナ管理システムに関する技術は、例えば特許文献1、特許文献2および特許文献3などに記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-10129号公報
特開2022-177712号公報
特開2023-38906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、Kubernetes(登録商標)のような従来のコンテナ管理システムでは、設定ファイルなどのコーディングが必要であり、例えばコーディングの技術をもたないユーザーがアプリケーションを自由に連携動作させて所望のサービスを利用することは容易ではなかった。
【0005】
そこで、本発明は、ユーザーにコーディングの技術がなくても容易にアプリケーションを連係動作させることが可能なシステム管理装置、システム管理方法およびシステム管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある観点によれば、仮想化された第1のアプリケーション、および第1のアプリケーションの通信を監視する第1の監視エンジンが実装された第1のサーバーと、仮想化された第2のアプリケーションが実装された第2のサーバーとがネットワークで接続されたシステムにおいて、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションを連係動作させるためのシステム管理装置が提供される。システム管理装置は、第2のアプリケーションに割り当てられたドメインを第1の監視エンジンに通知する機能と、第1の監視エンジンを介してドメインに送信された第1のアプリケーションの出力を、ドメインを解決して第2のアプリケーションに送信する機能とを有する。
【0007】
上記の構成によれば、監視エンジンがアプリケーションの出力の送信先のドメインを決定することによって、アプリケーションが出力の送信先を認識していなくてもアプリケーションの連携動作が可能になる。監視エンジンの機能によってアプリケーションの出力の送信先が動的に変更されるため、例えば出力の送信先を定義する設定ファイルを書き換える手順は必要とされず、コーディングの技術がなくても容易にアプリケーションを連係動作させることができる。
【0008】
上記のシステム管理装置は、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションを連係動作させる指示が取得されたときにドメインを第1の監視エンジンに通知してもよく、ドメインは第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションを連係動作させる指示が取得されたときに決定されてもよい。
【0009】
上記のシステム管理装置において、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションを連係動作させる指示は、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションがそれぞれ第1のノードおよび第2のノードとして表示されるGUIにおいて、第1のノードと第2のノードとをリンクで接続することによって取得されてもよい。これによって、ユーザーは、GUI上での直感的な操作によってアプリケーションを連携動作させることができる。
【0010】
GUIでは、ノードに入力端子および出力端子の少なくともいずれかが表示され、リンクは第1のノードの出力端子と第2のノードの入力端子とを接続してもよい。この場合において、GUIでは、単一のノードに複数の入力端子または複数の出力端子が表示されてもよいし、複数の出力端子を複数のリンクで単一の入力端子に接続すること、および単一の出力端子を複数のリンクで複数の入力端子に接続することが可能であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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