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公開番号2024166396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024162125,2023206597
出願日2024-09-19,2018-04-27
発明の名称便器本体及び水洗大便器
出願人株式会社LIXIL
代理人個人
主分類E03D 11/08 20060101AFI20241121BHJP(上水;下水)
要約【課題】溜水部に後方から流入する水流を用いて汚物を排出するうえで、汚物排出能力の向上を図れる技術を提供する。
【解決手段】鉢状の汚物受け面24、及び、汚物受け面24の下端縁から下方に窪む溜水部26を有する便鉢部18と、便鉢部18内に周方向の一方側に向けて第1吐水孔30Aから洗浄水を吐き出すことによって、溜水部26より後側に位置する汚物受け面24の後側領域60を伝う水流を形成する第1吐水部と、を備え、汚物受け面24は、吐水孔30Aから吐き出された洗浄水を周方向の一方側に導く棚面66を有し、棚面66は、便鉢部18の径方向に沿った切断面での形状が平坦面であり、後側領域60での棚面66の径方向での勾配は、溜水部26より左右いずれかに位置する汚物受け面24の横側領域62A、62Bでの棚面66の径方向での勾配より大きくなるように設定される。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
鉢状の汚物受け面、及び、前記汚物受け面の下端縁から下方に窪む溜水部を有する便鉢部と、
前記便鉢部の底部に接続される便器排水路と、
前記便鉢部内に周方向の一方側に向けて第1吐水孔から洗浄水を吐き出すことによって、前記溜水部より後側に位置する前記汚物受け面の後側領域を前記周方向の一方側に向けて伝う水流を形成する第1吐水部と、を備え、
前記溜水部は、前記溜水部の左右片側に設けられる立壁面に接触しつつ前記溜水部に後方から流入する水流によって、前記便器排水路に汚物を押し込む誘導流を形成するように構成され、
前記汚物受け面は、前記吐水孔から吐き出された洗浄水を周方向の一方側に導くための棚面を有し、
前記棚面は、前記便鉢部の径方向に沿った切断面での形状が平坦面であり、
前記後側領域での前記棚面の径方向での勾配は、前記溜水部より左右いずれかに位置する前記汚物受け面の横側領域での前記棚面の径方向での勾配より大きくなるように設定される便器本体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、便器本体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、汚物を排出するための洗浄方式に関して種々の検討がなされている。特許文献1には、便鉢部の左右片側の側方領域を後方に向かう旋回流を形成し、その旋回流の一部を便鉢部の溜水部に後方から流入させることで、便器排水路の入口に汚物を押し込むための誘導流を形成できる水洗大便器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-89431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
便鉢部の溜水部に後方から洗浄水を流入させることで、便器排水路の入口に汚物を押し込む誘導流を形成する場合を考える。この場合、良好な汚物排出能力を得るうえで、溜水部への後方からの洗浄水の流入量を増大できるとよい。本発明者は、このような観点のもと、汚物排出能力の向上を図るうえで、新たな方策があるとの知見を得た。
【0005】
本発明のある態様は、このような課題に鑑みてなされ、その目的の1つは、溜水部に後方から流入する水流を用いて汚物を排出するうえで、汚物排出能力の向上を図れる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述の課題を解決するための本発明の第1態様は便器本体である。第1態様の便器本体は、鉢状の汚物受け面、及び、前記汚物受け面の下端縁から下方に窪む溜水部を有する便鉢部と、前記便鉢部の底部に接続される排水部と、前記便鉢部内に周方向の一方側に向けて第1吐水孔から洗浄水を吐き出すことによって、前記溜水部より後側に位置する前記汚物受け面の後側領域を前記周方向の一方側に向けて伝う水流を形成する第1吐水部と、を備え、前記溜水部は、前記溜水部の左右片側に設けられる立壁面に接触しつつ前記溜水部に後方から流入する水流によって、前記排水部に汚物を押し込む誘導流を形成するように構成され、前記汚物受け面は、前記吐水孔から吐き出された洗浄水を周方向の一方側に導くための棚面を有し、前記棚面は、前記便鉢部の径方向に沿った切断面での形状が平坦面であり、前記後側領域での前記棚面の径方向での勾配は、前記溜水部より左右いずれかに位置する前記汚物受け面の横側領域での前記棚面の径方向での勾配より大きくなるように設定される。
【0007】
第1態様によれば、後側領域での棚面の勾配を横側領域での棚面の勾配以下にする場合と比べ、後側領域の棚面を周方向に伝う洗浄水の一部を適度に溜水部に流し落とし易くなる。よって、溜水部への後方からの洗浄水の流入量を増大でき、汚物排出能力の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の便器本体の斜視図である。
第1実施形態の便器本体の平面図である。
第1実施形態の便器本体の側面断面図である。
図3のA-A線断面図である。
図2のB-B線断面の一部を示す図である。
図5のC-C線端面の一部を主に示す図である。
第1実施形態の便器本体の分解斜視図である。
図3のD-D線断面図である。
図5のE-E線断面の一部を示す図である。
第1実施形態の便器本体の他の平面図である。
第1実施形態の便器本体の更に他の平面図である。
図3の一部の拡大図である。
図2のB-B線端面の一部を主に示す図である。
第1段階での洗浄水の流れ方を示す図である。
第2段階での洗浄水の流れ方を示す図である。
第2段階での洗浄水の流れ方を示す他の図である。
第1実施形態の棚面の勾配を示すグラフである。
第1実施形態の連結面の曲率半径を示すグラフである。
図4の一部の拡大図である。
図20(a)は、図3のF-F線断面図であり、図20(b)は、図3のG-G線断面図であり、図20(c)は、図3のH-H線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。本明細書での「接触」とは、特に明示がない限り、言及している二者が直接的に接触する場合の他に、他の部材を介して間接的に接触する場合も含む。
【0010】
(第1の実施の形態)
まず、第1実施形態の水洗大便器10の第1の工夫点を説明する。図1は、第1実施形態の水洗大便器10に用いられる便器本体12の斜視図である。図2は、便器本体12の平面図である。図3は、便器本体12の側面断面図である。図4は、図3のA-A線断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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