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公開番号
2024166045
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023205049
出願日
2023-12-05
発明の名称
織物ウェブ乾燥装置
出願人
カール マイヤー シュトール アールアンドディー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフツング
代理人
弁理士法人相原国際知財事務所
主分類
F26B
13/08 20060101AFI20241121BHJP(乾燥)
要約
【課題】可能な限り少ないエネルギーで乾燥プロセスを行うこと。
【解決手段】織物ウェブ乾燥装置は、複数の乾燥シリンダ(3~12)を備え、その表面は、織物ウェブ経路の一部を形成し、第1の乾燥シリンダ(3~10)は、織物ウェブ経路の第1のセクションに配置され、第2の乾燥シリンダ(11、12)は、第1のセクションに続く織物ウェブ経路の第2のセクションに配置され、各乾燥シリンダ(3~12)は、蒸気供給部(20)および乾燥シリンダの内部空間に接続された蒸気入口を有し、凝縮物出口を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の乾燥シリンダ(3~12)を備えた織物ウェブ乾燥装置(1)であって、前記乾燥シリンダの表面(17)が織物ウェブ経路の一部を形成し、第1の乾燥シリンダ(3~10)が前記織物ウェブ経路の第1のセクションに配置され、第2の乾燥シリンダ(11、12)が前記第1のセクションに続く前記織物ウェブ経路の第2のセクションに配置され、各乾燥シリンダ(3~12)が、蒸気供給部(20)、および前記乾燥シリンダの内部空間(15)に接続された蒸気入口(13)と、凝縮物出口(14)とを有し、前記第1の乾燥シリンダ(3~10)の前記凝縮物出口(14)が、凝縮物分離器(23)を介して、蒸気出口(33)および液体出口(38)を有するフラッシュタンク(22)に接続され、出口が少なくとも1つの第2の乾燥シリンダ(11、12)の蒸気入口に接続される昇圧装置に接続されている、織物ウェブ乾燥装置(1)。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記昇圧装置が蒸気ジェットポンプ(34)として設計され、その吸入側が前記フラッシュタンク(22)に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の織物ウェブ乾燥装置。
【請求項3】
前記蒸気ジェットポンプ(34)が、前記第1の乾燥シリンダ(3~10)と同じ蒸気供給部に接続されていることを特徴とする、請求項2に記載の織物ウェブ乾燥装置。
【請求項4】
前記凝縮物分離器(23)が、凝縮物ドレン(26)上の弁(27)と相互作用するフロート(28)が配置された凝縮物収集チャンバ(25)を有することを特徴とする、請求項1に記載の織物ウェブ乾燥装置。
【請求項5】
前記フロート(28)は、前記凝縮物収集チャンバ(25)内の前記凝縮物(29)の第1の充填レベルで前記弁(27)を開き、前記第1の充填レベルとは異なる前記凝縮物(29)の第2の充填レベルで前記弁(27)を閉じることを特徴とする、請求項4に記載の織物ウェブ乾燥装置。
【請求項6】
前記凝縮物ドレン(26)が、重力方向に関して前記底部に配置されていることを特徴とする、請求項4又は5に記載の織物ウェブ乾燥装置。
【請求項7】
第1の乾燥シリンダ(3~10)の数が、第2の乾燥シリンダ(11,12)の数よりも多いことを特徴とする、請求項1又は2に記載の織物ウェブ乾燥装置。
【請求項8】
前記乾燥シリンダ(3~12)の前記凝縮物出口(14)が、重力方向に関して前記内部空間(15)の前記底部に配置された位置に配置された入口を有する導管(18)に接続されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の織物ウェブ乾燥装置。
【請求項9】
前記第1の乾燥シリンダ(3~10)の前記蒸気入口(13)に3.5~6.0barの範囲の圧力を有する蒸気が存在することを特徴とする、請求項1又は2に記載の織物ウェブ乾燥装置。
【請求項10】
前記第1の乾燥シリンダ(3~10)の前記内部空間(15)内の圧力と前記フラッシュタンク(22)内の前記圧力との前記差が少なくとも2.0barであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の織物ウェブ乾燥装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の乾燥シリンダを備え、その表面が織物ウェブ経路の一部を形成し、第1の乾燥シリンダが織物ウェブ経路の第1のセクションに配置され、第2の乾燥シリンダが、第1のセクションに続く織物ウェブ経路の第2のセクションに配置され、各乾燥シリンダは、蒸気供給部および乾燥シリンダの内部空間に接続された蒸気入口を有し、凝縮物出口を有する、織物ウェブ乾燥装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
EP 3 339 507 A1には、加熱グループサブシステムの操作方法、および加熱グループサブシステムが記載されており、加熱グループは、複数の乾燥シリンダを有することができる。複数の乾燥シリンダは、異なる蒸気圧で加熱される。排気蒸気が1つの作業グループから排出されるとき、圧力は、前記蒸気を増加した圧力で後続の作業グループに供給するために増加され得る。この装置は、繊維ウェブ、特に紙又は板紙ウェブを加熱するのに役立つ。製紙機械では、2000m/分を超える処理速度が、1500mmを超える乾燥シリンダ直径で達成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
織物ウェブは、連続織物の形態、例えば、織物もしくは編物の形態、または糸アレイの形態であり得る。織物ウェブの形状にかかわらず、多くの場合、製造過程で液体を用いて織物ウェブを仕上げる必要があり、その結果、織物ウェブは再び乾燥されなければならない。しかしながら、織物ウェブは、一般に、繊維ウェブよりもはるかに低い速度、すなわち200m/分までを有し、これは、ほとんどの場合、紙または板紙ウェブの場合に通常よりも10分の1である。これは、乾燥シリンダが比較的低速で運転され得、その結果、乾燥シリンダ内部で凝縮する蒸気が比較的低い遠心力に曝され、液体膜が乾燥シリンダの内部に形成され得ないか、または比較的薄い厚さでのみ形成されるという事実をもたらす。その代わりに、そのような低速では、凝縮物は乾燥シリンダの下部領域に集まり、そこで凝縮物プールを形成する。これにより、乾燥シリンダ内に供給される蒸気から乾燥シリンダの周壁への良好な熱伝達が保証される。乾燥される織物ウェブは、周壁の外側と接触する。
【0004】
本発明は、可能な限り少ないエネルギーで乾燥プロセスを行うことができるという目的に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、第1の乾燥シリンダの凝縮物出口が、凝縮物分離器を介して、蒸気出口および液体出口を有するフラッシュタンクに接続され、蒸気出口が、少なくとも1つの第2の乾燥シリンダの蒸気入口に接続された昇圧装置に接続されている、前述のタイプの織物ウェブ乾燥装置を用いて達成される。
【0006】
凝縮物分離器により、凝縮物のみがフラッシュタンクに流入し、フラッシュタンクへの蒸気の移動がほぼ完全に防止される。確かに小規模な漏れが発生する可能性はあるが、重大な問題ではない。したがって、凝縮物分離器は乾燥シリンダとフラッシュタンクの間の圧力も切り離し、フラッシュタンク内の圧力を比較的低いレベルに保つことができる。これにより、まだ比較的高温レベルにある凝縮物のエネルギー含有量をより有効に利用することが可能になる。フラッシュタンク内の圧力が低下するおかげで、凝縮物の少なくとも一部がそこで再び蒸発する可能性がある。このようにして形成された蒸気は、昇圧装置を介して第2の乾燥シリンダに供給され、凝縮物のエネルギー量の少なくとも一部が第2の乾燥シリンダの加熱に使用され得る。
【0007】
好ましい構成では、昇圧装置は蒸気ジェットポンプとして設計され、その吸入側はフラッシュタンクに接続される。蒸気ジェットポンプは、蒸気を噴射剤として使用して、凝縮物から得られた蒸気を増加した圧力に戻す。これは、圧力を増加させるために使用される媒体が、圧力を増加させるべき媒体と同じであることを意味する。
【0008】
また、蒸気ジェットポンプは、第1の乾燥シリンダと同じ蒸気供給源に接続されることが好ましい。これは、追加の蒸気源が必要とされないことを意味し、むしろ、第1の乾燥シリンダを加熱する蒸気供給源から蒸気を使用することができることを意味する。これにより、総支出が低く抑えられる。
【0009】
好ましくは、凝縮物分離器は、凝縮物ドレン上の弁と相互作用するフロートが配置される凝縮物収集チャンバを有する。フロートは、凝縮物収集チャンバ内に蓄積する凝縮物の上または表面に常に浮遊する。したがって、弁は、凝縮物が凝縮物収集チャンバ内に存在するか否かに応じて開かれる。凝縮物が存在する場合にのみ、弁が開かれる。一方、凝縮物のレベルが過度に低下した場合、フロートによって制御される弁は、蒸気が凝縮物分離器を介してほとんど逃げることができないように閉じられる。したがって、弁は、乾燥シリンダとフラッシュタンクとの間の圧力を自動的に分離する。
【0010】
フロートが、凝縮物収集チャンバ内の凝縮物の第1の充填レベルで弁を開き、第1の充填レベルとは異なる凝縮物の第2の充填レベルで弁を閉じる場合も有利である。このようにして、ある程度のヒステリシスが生じる。例えば、弁は、凝縮物収集チャンバ内の凝縮物が第1のレベルに達した場合にのみ開き、次いで、凝縮物が第1のレベルよりも低い第2のレベルに達した場合に閉じる。
(【0011】以降は省略されています)
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