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公開番号
2024165291
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081371
出願日
2023-05-17
発明の名称
ミキサドラムの制御装置
出願人
カヤバ株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
B60P
3/16 20060101AFI20241121BHJP(車両一般)
要約
【課題】ミキサドラムへの生コンクリートの不正投入を防止する。
【解決手段】コントローラ20は、ミキサ車1に搭載されたミキサドラム2の制御を行うミキサドラムの制御装置を構成する。コントローラ20は、ミキサ車1がミキサドラム2への生コンの投入施設である生コンプラント付近にいるときに、ミキサドラム2内が未洗浄の場合は、ミキサドラム2のホッパカバー17の動作を制限する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ミキサ車に搭載されたミキサドラムの制御を行うミキサドラムの制御装置であって、
前記ミキサ車が前記ミキサドラムへの生コンクリートの投入施設又は当該投入施設付近にいるときに、前記ミキサドラム内が未洗浄の場合は、前記ミキサドラムのホッパカバーの動作を制限する、ことを特徴とするミキサドラムの制御装置。
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【請求項2】
請求項1に記載のミキサドラムの制御装置であって、
前記ミキサドラムは、生コンクリートが無積載とみなされる状態を含む生コンクリート無積載状態を有し、
前記未洗浄の場合として、前記ミキサドラムの駆動負荷が、前記ミキサドラムが前記生コンクリート無積載状態か否かを判定するための第1所定負荷より高い場合は、前記ホッパカバーの動作を制限する、ことを特徴とするミキサドラムの制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載のミキサドラムの制御装置であって、
前記ミキサドラムは、生コンクリートが無積載とみなされる状態を含む生コンクリート無積載状態を有し、
前記未洗浄の場合として、前記ミキサドラムの駆動負荷が、前記ミキサドラムが前記生コンクリート無積載状態か否かを判定するための第1所定負荷以下で、且つ、前記ミキサドラムの洗浄動作をしていない場合は、前記ホッパカバーの動作を制限する、ことを特徴とするミキサドラムの制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載のミキサドラムの制御装置であって、
前記未洗浄の場合として、前記ミキサドラムの積載状態下で、前記ミキサドラムの駆動圧を検出する圧力センサが検出を行う度に検出される検出値の最新値に応じた最新駆動負荷が、積載物が水か生コンクリートかを判定するための第2所定負荷より高い場合は、前記ホッパカバーの動作を制限する、ことを特徴とするミキサドラムの制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載のミキサドラムの制御装置であって、
前記未洗浄の場合として、前記ミキサドラムの積載状態下で、前記ミキサドラムの駆動圧を検出する圧力センサが検出を行う度に検出される検出値の最新値に応じた最新駆動負荷が、積載物が水か生コンクリートかを判定するための第2所定負荷以下で、且つ、前記ミキサドラムの積載量が所定量以上の場合は、前記ホッパカバーの動作を制限する、ことを特徴とするミキサドラムの制御装置。
【請求項6】
請求項1から5いずれか1項に記載のミキサドラムの制御装置であって、
前記ホッパカバーの開度を前記ミキサドラム内への生コンクリートの投入を抑制可能な開度である所定開度に制限することで、前記ホッパカバーの動作を制限する、ことを特徴とするミキサドラムの制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はミキサドラムの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、残水の検知開始指示や検知結果を利活用し、ドラムに生コンクリートを積込む作業とも連動可能なコンクリートミキサー車のシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-100407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、生コンプラントにおいて、ミキサ車のミキサドラムには、建築現場等の現場で必要な分の生コンクリートが投入される。しかしながら、現場で生コンクリートが不足する事態を避けるために、必要以上の生コンクリートをミキサドラムに投入した場合など、投入した生コンクリートが現場で使い切られずに余る場合がある。
【0005】
生コンプラントにおいて、余った生コンクリートが未排出のまま、新たな生コンクリートをミキサドラムに投入する不正投入が行われると、未排出の古い生コンクリートと混ざり合ってしまい、品質低下を招く。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、ミキサドラムへの生コンクリートの不正投入を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ミキサ車に搭載されたミキサドラムの制御を行うミキサドラムの制御装置であって、ミキサ車がミキサドラムへの生コンクリートの投入施設又は投入施設付近にいるときに、ミキサドラム内が未洗浄の場合は、ミキサドラムのホッパカバーの動作を制限することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、ミキサドラム内が未洗浄の場合は、生コンクリートを投入不能な開度にホッパカバーの開度を制限したり、ホッパカバーを閉じた状態でロックしたりするなど、ホッパカバーの動作を制限できる。
【0009】
また、本発明は、ミキサドラムは、生コンクリートが無積載とみなされる状態を含む生コンクリート無積載状態を有し、未洗浄の場合として、ミキサドラムの駆動負荷が、ミキサドラムが生コンクリート無積載状態か否かを判定するための第1所定負荷より高い場合は、ホッパカバーの動作を制限することを特徴とする。
【0010】
ここで、ミキサドラムに生コンクリートが積載されている場合は、ミキサドラムは未洗浄であり、生コンクリート無積載状態と比べ、駆動負荷が高くなる。この発明によれば、生コンクリートが積載されている場合にホッパカバーの動作を制限できるので、ミキサドラム内が未洗浄の場合に不正投入を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
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