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公開番号2025008954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111610
出願日2023-07-06
発明の名称流体性状検出装置及び流体性状検出装置の製造方法
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G01N 27/22 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約【課題】検出精度の低下を抑制しつつ流体性状検出装置を小型化する。
【解決手段】流体性状検出装置1は、板状の第1電極板20と、板状の第2電極板30と、第1電極板20と第2電極板30との間の電気的特性に基づいて検出対象流体の性状に応じた信号を生成する基板ユニット3と、を備え、第1電極板20と第2電極板30が、所定の間隔を開けて交互に積層されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
検出対象流体の性状を検出する流体性状検出装置であって、
板状の第1電極板と、
板状の第2電極板と、
前記第1電極板と前記第2電極板との間の電気的特性に基づいて前記検出対象流体の性状に応じた信号を生成する信号生成部と、を備え、
前記第1電極板と前記第2電極板が、所定の間隔を開けて交互に積層されていることを特徴とする流体性状検出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の流体性状検出装置において、
隣り合う前記第1電極板と前記第2電極板との間に設けられ、隣り合う前記第1電極板と前記第2電極板との間の前記間隔を保持するスペーサをさらに備えることを特徴とする流体性状検出装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の流体性状検出装置において、
前記第1電極板と前記第2電極板は、互いに同一であることを特徴とする流体性状検出装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載の流体性状検出装置において、
前記第1電極板及び前記第2電極板は、それぞれ挿通孔を有し、
前記第1電極板の挿通孔及び前記第2電極板の挿通孔を挿通し、前記第1電極板及び前記第2電極板の積層方向と直交する方向への前記第1電極板と前記第2電極板の移動を規制するガイド部をさらに備えることを特徴とする流体性状検出装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の流体性状検出装置において、
前記第1電極板と前記信号生成部とを電気的に接続する第1ターミナルと、
前記第2電極板と前記信号生成部とを電気的に接続する第2ターミナルと、をさらに備え、
前記第1電極板は、
前記第1ターミナルが挿通する第1挿通孔と、
前記第1電極板及び前記第2電極板を積層した際に、前記第2ターミナルとの接触を回避するために形成された第1回避部と、を有し、
前記第2電極板は、
前記第2ターミナルが挿通する第2挿通孔と、
前記第1電極板及び前記第2電極板を積層した際に、前記第1ターミナルとの接触を回避するために形成された第2回避部と、を有することを特徴とする流体性状検出装置。
【請求項6】
検出対象流体の性状を検出する流体性状検出装置の製造方法であって、
板状の第1電極板と前記第1電極板と同一形状の第2電極板とを所定の間隔を保持しながら、周方向に互いに180°反転させた状態で交互に積層する積層工程と、
前記第1電極板を第1ターミナルに電気的に接続する第1接続工程と、
前記第2電極板を第2ターミナルに電気的に接続する第2接続工程と、
前記第1電極板と前記第2電極板との間の電気的特性に基づいて前記検出対象流体の性状に応じた信号を生成する信号生成部と、前記第1ターミナル及び前記第2ターミナルと、を電気的に接続する第3接続工程と、を有することを特徴とする流体性状検出装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体性状検出装置及び流体性状検出装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、燃料の性状を検出する燃料センサが開示されている。特許文献1の燃料センサでは、円筒状の外側電極と、外側電極の径方向内側に設けられる円筒状の内側電極と、の間の燃料の静電容量(電気的特性)を検出することで、燃料の性状を検出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-195160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の燃料センサにおいて、燃料センサを小型化しようとすると、外側電極と内側電極を小さくする必要がある。しかしながら、外側電極と内側電極を小さくした場合には、静電容量が小さくなってしまい、燃料センサの検出精度が悪化するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、検出精度の低下を抑制しつつ流体性状検出装置を小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、検出対象流体の性状を検出する流体性状検出装置であって、板状の第1電極板と、板状の第2電極板と、第1電極板と第2電極板との間の電気的特性に基づいて検出対象流体の性状に応じた信号を生成する信号生成部と、を備え、第1電極板と第2電極板が、所定の間隔を開けて交互に積層されていることを特徴とする。
【0007】
この発明では、第1電極板と第2電極板を所定の間隔を開けて交互に積層しているので、第1電極板と複数の第2電極板のそれぞれのトータルの表面積を十分確保することができる。これにより、電気的特性(検出精度)の低下を抑制しつつ、流体性状検出装置を小型化することができる。
【0008】
本発明は、隣り合う第1電極板と第2電極板との間に設けられ、隣り合う第1電極板と第2電極板との間隔を保持するスペーサをさらに備えることを特徴とする。
【0009】
この発明では、スペーサによって隣り合う第1電極板と第2電極板との間隔を確実に保持することができる。
【0010】
また、本発明では、第1電極板と第2電極板は、互いに同一形状であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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