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公開番号2024164997
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080792
出願日2023-05-16
発明の名称情報処理装置及びプログラム
出願人日本放送協会
代理人個人,個人
主分類G06T 13/80 20110101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約【課題】手話特有の定型表現を再現した手話映像のモーションデータを日本語テキストから生成すること。
【解決手段】手話映像を生成する日本語テキストを手話単語列に翻訳する手話翻訳部と、手話単語列に従って日本語テキストに対応する手話映像のモーションデータを生成するモーション接続部と、を有し、手話翻訳部は、日本語テキストに含まれる定型表現を抽出し、定型表現を除いた日本語テキストを手話単語列に翻訳し、モーション接続部は、定型表現合成のテンプレートデータを用いて合成した日本語テキストに含まれる定型表現のモーションデータ、及び定型表現を除いた日本語テキストの手話単語のモーションデータの間を接続した手話映像のモーションデータを生成する情報処理装置により上記課題を解決する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
手話映像を生成する日本語テキストを手話単語列に翻訳する手話翻訳部と、
前記手話単語列に従って前記日本語テキストに対応する手話映像のモーションデータを生成するモーション接続部と、
を有し、
前記手話翻訳部は、前記日本語テキストに含まれる定型表現を抽出し、前記定型表現を除いた前記日本語テキストを手話単語列に翻訳し、
前記モーション接続部は、定型表現合成のテンプレートデータを用いて合成した前記日本語テキストに含まれる定型表現のモーションデータ、及び前記定型表現を除いた前記日本語テキストの手話単語のモーションデータの間を接続した手話映像のモーションデータを生成する情報処理装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記手話翻訳部は、前記日本語テキストに含まれる定型表現を抽出し、抽出した前記定型表現の部分を定型表現用フラグに置換した状態の前記日本語テキストを手話単語列に翻訳して、前記定型表現用フラグが付いた前記手話単語列を出力し、
前記モーション接続部は、前記定型表現用フラグに対応する前記定型表現合成のテンプレートデータを読み出し、前記定型表現合成のテンプレートデータを用いて前記日本語テキストに含まれる定型表現のモーションデータを合成して一つの手話単語の状態とした後で、前記定型表現のモーションデータと前記定型表現を除いた前記日本語テキストの手話単語のモーションデータとの間を接続した手話映像のモーションデータを生成する
請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記モーション接続部が生成した前記モーションデータに従って、アバターが動作する手話映像を生成する映像生成部、
を更に有する請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記定型表現は、日付、数字+単位、西暦、時刻、又は略語である
請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記定型表現合成のテンプレートデータは、前記定型表現のモーションデータの合成に用いる前記モーションデータの情報と、前記モーションデータを用いた合成処理の情報とを含む
請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項6】
情報処理装置に、
手話映像を生成する日本語テキストを手話単語列に翻訳する手話翻訳手順、
前記手話単語列に従って前記日本語テキストに対応する手話映像のモーションデータを生成するモーション接続手順、
を実行させ、
前記手話翻訳手順は、
前記日本語テキストに含まれる定型表現を抽出し、
前記定型表現を除いた前記日本語テキストを手話単語列に翻訳し、
前記モーション接続手順は、
定型表現合成のテンプレートデータを用いて合成した前記日本語テキストに含まれる定型表現のモーションデータ、及び前記定型表現を除いた前記日本語テキストの手話単語のモーションデータの間を接続した手話映像のモーションデータを生成する
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば日本語テキストから手話映像を生成するにあたって、日本語から手話への翻訳とコンピュータグラフィックス(CG)アニメーションとを組み合わせた手話映像の自動生成技術は、手話を母語とする聴覚障がい者に向けた情報提供、又は聴者と聴覚障がい者との間でコミュニケーションが必要な場面で広く利用される可能性がある。
【0003】
元言語から手話に翻訳する際に、最初に元言語から手話単語列を変換し、変換した手話単語列から各単語に対応するCGを抽出し、抽出したCGを連結して手話映像を生成する手法は従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-21180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
日本語テキストを入力とした手話映像(手話CGアニメーション)を生成する従来の手法では、翻訳結果である手話単語列に従って手話単語のモーションデータを読込み、時系列に並べたモーションデータ間を補間することで、もとの日本語テキストに対応する手話映像のモーションを生成する。
【0006】
日本語テキストを入力とした手話CGアニメーションを生成する従来の手法では、手話単語のモーションを辞書形と呼ばれる標準形のまま接続するため、手話において頻繁に用いられている手話特有の定型表現を使うことができず、生成した手話CGアニメーションが手話として不自然な動作になってしまうという課題があった。
【0007】
本開示は、手話特有の定型表現を再現した手話映像のモーションデータを日本語テキストから生成すること、を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、手話映像を生成する日本語テキストを手話単語列に翻訳する手話翻訳部と、前記手話単語列に従って前記日本語テキストに対応する手話映像のモーションデータを生成するモーション接続部と、を有し、前記手話翻訳部は、前記日本語テキストに含まれる定型表現を抽出し、前記定型表現を除いた前記日本語テキストを手話単語列に翻訳し、前記モーション接続部は、定型表現合成のテンプレートデータを用いて合成した前記日本語テキストに含まれる定型表現のモーションデータ、及び前記定型表現を除いた前記日本語テキストの手話単語のモーションデータの間を接続した手話映像のモーションデータを生成する情報処理装置である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、手話特有の定型表現を再現した手話映像のモーションデータを日本語テキストから生成できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。
日本語テキストから手話CGアニメーションを生成する際に、翻訳結果の手話単語列に従ってモーションデータを接続する手法の一例の説明図である。
日本語テキストから手話CGアニメーションを生成する際に、手話における定型表現の部分を再現する手法の一例の説明図である。
日付以外の定型表現の一例の説明図である。
本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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