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公開番号
2024164793
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2024001157
出願日
2024-01-09
発明の名称
燃料供給装置
出願人
愛三工業株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
F02M
37/04 20060101AFI20241120BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】燃料タンク内の燃料残量が減少して燃料フィルタが燃料の液面から露出した状態おいて、燃料の圧送時間を極力延長できるようにする。
【解決手段】燃料タンクT内に設置されている燃料ポンプ32により燃料フィルタ36を介して燃料タンクT内の燃料を吸引し、エンジンに圧送する燃料供給装置であって、燃料タンクT内に設置されており、燃料ポンプ32から吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整弁34と、圧力調整弁34において燃料の圧力調整時に発生した余剰燃料を燃料タンクT内に戻すリターン配管350とを有しており、リターン配管350は、圧力調整弁34の位置から燃料フィルタ36の近傍まで延び、そのリターン配管350の先端開口部から流出する余剰燃料の液流が燃料フィルタ36の表面に当たるように設置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料タンク内に設置されている燃料ポンプにより燃料フィルタを介して前記燃料タンク内の燃料を吸引し、エンジンに圧送する燃料供給装置であって、
前記燃料タンク内に設置されており、前記燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整弁と、
前記圧力調整弁において燃料の圧力調整時に発生した余剰燃料を前記燃料タンク内に戻すリターン配管と、
を有しており、
前記リターン配管は、前記圧力調整弁の位置から前記燃料フィルタの近傍まで延び、そのリターン配管の先端開口部から流出する余剰燃料の液流が前記燃料フィルタの表面に当たるように設置されている燃料供給装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された燃料供給装置であって、
前記リターン配管の先端開口部には、その先端開口部から流出する余剰燃料の液流を前記燃料フィルタの表面に導くガイド部が設けられている燃料供給装置。
【請求項3】
請求項2に記載された燃料供給装置であって、
前記ガイド部は、前記リターン配管の先端開口部における底部の突出部分であり、前記リターン配管の先端部分を斜めに切断することにより形成されている燃料供給装置。
【請求項4】
請求項2に記載された燃料供給装置であって、
前記ガイド部は、前記リターン配管の先端開口部に形成された溝状部であり、前記燃料フィルタの周縁フランジ部を挟めるように構成されている燃料供給装置。
【請求項5】
請求項2に記載された燃料供給装置であって、
前記ガイド部は、前記リターン配管に沿って先端開口部の位置から突出する一対の縦壁部であり、前記燃料フィルタを厚み方向から挟めるように構成されている燃料供給装置。
【請求項6】
請求項2に記載された燃料供給装置であって、
前記ガイド部は、前記リターン配管の先端開口部を前記燃料フィルタ側へ突出した突出部であり、該突出部は四角筒形状とされている燃料供給装置。
【請求項7】
燃料タンク内に設置されている燃料ポンプにより燃料フィルタを介して前記燃料タンク内に貯留されている燃料を吸引し、エンジンに圧送する燃料供給装置であって、
前記燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整弁と、
前記圧力調整弁において燃料の圧力調整時に発生した余剰燃料を前記燃料タンク内に戻す配管であり、配管本体部と、その配管本体部に対して拡径した燃料貯留部と、その燃料貯留部の少なくとも一箇所に形成された開口部とを備えるリターン配管と、
を有しており、
前記リターン配管は、少なくとも前記燃料貯留部が前記燃料タンク内に設置されており、その燃料貯留部の開口部から流出する余剰燃料の液流が前記燃料フィルタの表面に当たるように構成されている燃料供給装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、燃料タンク内に設置されている燃料ポンプにより燃料フィルタを介して前記燃料タンク内の燃料を吸引し、エンジンに圧送する燃料供給装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
上記した燃料供給装置に関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の燃料供給装置100は、図13に示すように、燃料タンク101内に設置されている燃料ポンプ103により燃料フィルタ104を介して燃料タンク101内の燃料Fを吸引し、エンジン107のインジェクター108に圧送する装置である。燃料ポンプ103により吐出された燃料は、燃料圧送配管105によりエンジン107に圧送される。燃料圧送配管105の途中には、燃料の圧力を調整する圧力調整弁106が設けられており、その圧力調整弁106において圧力調整時に発生した余剰燃料がリターン配管106rにより燃料タンク101に戻される。
【0003】
リターン配管106rの先端部は、図14に示すように、燃料タンク101の床面から上方に突出している。そして、リターン配管106rの先端開口106xから上方に向けて流出した余剰燃料の液流がキャップ状のガイド部材109により燃料タンク101の床面上に戻されて、燃料フィルタ104の近傍に導かれる。これにより、燃料タンク101に戻された余剰燃料をエンジン107に圧送できるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第00/00734号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した燃料供給装置100では、圧力調整弁106が燃料タンク101の外にあり、余剰燃料を同じく燃料タンク101の外にあるリターン配管106rで燃料タンク101内に戻す構成である。このため、余剰燃料の量が少ない場合には、余剰燃料を効果的に燃料タンク101内に戻せなくなる。また、リターン配管106rの先端開口106xから上方に向けて流出した余剰燃料の液流をキャップ状のガイド部材109により燃料タンク101の床面上に戻し、燃料フィルタ104の近傍に導く構成である。このため、例えば、燃料タンク101内の燃料が減少して燃料フィルタ104が燃料Fから露出した状態では余剰燃料を効率的に燃料フィルタ104に導けなくなる。この結果、燃料フィルタ104が燃料Fから露出した状態における燃料の圧送可能時間が短くなる。
【0006】
本技術は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、燃料タンク内の燃料残量が減少して燃料フィルタが燃料の液面から露出した状態において、燃料の圧送可能時間を極力延長できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題は、各技術によって解決される。第1の技術は、燃料タンク内に設置されている燃料ポンプにより燃料フィルタを介して前記燃料タンク内の燃料を吸引し、エンジンに圧送する燃料供給装置であって、前記燃料タンク内に設置されており、前記燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整弁と、前記圧力調整弁において燃料の圧力調整時に発生した余剰燃料を前記燃料タンク内に戻すリターン配管とを有しており、前記リターン配管は、前記圧力調整弁の位置から前記燃料フィルタの近傍まで延び、そのリターン配管の先端開口部から流出する余剰燃料の液流が前記燃料フィルタの表面に当たるように設置されている。
【0008】
第1の技術によると、リターン配管は、圧力調整弁の位置から燃料フィルタの近傍まで延び、そのリターン配管の先端開口部から流出する余剰燃料の液流が前記燃料フィルタの表面に当たるように設置されている。このため、燃料タンク内の燃料残量が減少して燃料フィルタが燃料の液面から露出した状態おいて、圧力調整弁における余剰燃料を効率的にエンジンに圧送できるようになる。これにより、燃料フィルタが燃料の液面から露出した状態における燃料の圧送可能時間を延長できる。
【0009】
第2の技術によると、リターン配管の先端開口部には、その先端開口部から流出する余剰燃料の液流を前記燃料フィルタの表面に導くガイド部が設けられている。このため、リターン配管の先端開口部から流出した余剰燃料を確実に燃料フィルタに供給できるようになる。
【0010】
第3の技術によると、ガイド部は、リターン配管の先端開口部における底部の突出部分であり、前記リターン配管の先端部分を斜めに切断することにより形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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