TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024164623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080240
出願日2023-05-15
発明の名称防臭弁構造
出願人下田エコテック株式会社,株式会社アルタ
代理人個人,個人,個人
主分類E03C 1/282 20060101AFI20241120BHJP(上水;下水)
要約【課題】排水管に対して、防臭弁を容易に着脱可能とする。
【解決手段】排水口を形成する壁に、前記壁の下流側端から上流方向に進んだ後に円周方向に進むL字形の切れ込みが設けられており、前記防臭弁は、前記排水口の内周と同じ外周寸法を有する円管状の本体部と、前記本体部に揺動自在に支持されて前記本体部の出口を塞ぐ蓋部を有するとともに、前記本体部の下流側端部に外周に突出するずれ止め片が設けられており、前記ずれ止め片と前記切れ込みとの位置合わせをして、前記排水口に挿入した後に回動させることで、前記ずれ止め片が前記切れ込みに係合されて取り付けられる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
排水管の端部に防臭弁を設ける防臭弁構造であって、
排水口を形成する壁に、前記壁の下流側端から上流方向に進んだ後に円周方向に進むL字形の切れ込みが設けられており、
前記防臭弁は、前記排水口の内周と同じ外周寸法を有する円管状の本体部と、前記本体部に揺動自在に支持されて前記本体部の出口を塞ぐ蓋部を有するとともに、前記本体部の下流側端部に外周に突出するずれ止め片が設けられており、前記ずれ止め片と前記切れ込みとの位置合わせをして、前記排水口に挿入した後に回動させることで、前記ずれ止め片が前記切れ込みに係合されて取り付けられる防臭弁構造。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記排水管の端部にソケットが取り付けられており、
前記ソケットが前記排水口を形成している請求項1に記載の防臭弁構造。
【請求項3】
前記排水口の内周に内周方向に突出するリブを有しており 、前記防臭弁が前記排水口に取り付けられた際に、前記防臭弁の前記本体部の上流側の端面が前記リブに当接される請求項1又は2に記載の防臭弁構造。
【請求項4】
前記ずれ止め片が前記切れ込みに係合されて前記防臭弁が排水口に取り付けられた際に、前記蓋部の揺動支点が蓋部の上方に位置される請求項1又は2に記載の防臭弁構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、厨房の床面に配置されたグリーストラップ(阻集器)等に排水を流入する排水管に防臭弁を設ける防臭弁構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、厨房の床面に配置されたグリーストラップ等に排水を流入する排水管に防臭弁を設けて、グリーストラップから厨房への臭気や害虫の侵入を抑制することが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-104251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された防臭弁は、打設したコンクリート等に取り付けられるなどされているが、防臭弁の取り付け、取り外しが煩雑であり、防臭弁を容易に着脱できるものではなかった。
【0005】
本発明は、排水管に対して、防臭弁を容易に着脱可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態は、排水管の端部に防臭弁を設ける防臭弁構造であって、排水口を形成する壁に、前記壁の下流側端から上流方向に進んだ後に円周方向に進むL字形の切れ込みが設けられており、前記防臭弁は、前記排水口の内周と同じ外周寸法を有する円管状の本体部と、前記本体部に揺動自在に支持されて前記本体部の出口を塞ぐ蓋部を有するとともに、前記本体部の下流側端部に外周に突出するずれ止め片が設けられており、前記ずれ止め片と前記切れ込みとの位置合わせをして、前記排水口に挿入した後に回動させることで、前記ずれ止め片が前記切れ込みに係合されて取り付けられる防臭弁構造である。
【発明の効果】
【0007】
本実施形態の防臭弁構造によれば、排水管に対して、防臭弁を容易に着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態の防臭弁構造が採用されるグリーストラップの使用状態を側方から見た図である。
(a)は一実施形態の防臭弁構造が採用されるグリーストラップを下流側から見た図であり、(b)はトラップ装置のカバー部材の斜視図である。
一実施形態の防臭弁構造が採用されるグリーストラップにおける排水の流れを説明するための図であり、(a)はグリーストラップを側方から見た図であり、(b)はグリーストラップの平面図である。
一実施形態の防臭弁構造の図であり、(a)は防臭弁を取り付ける前の斜視図であり、(b)は防臭弁を取り付けた後の斜視図である。
一実施形態の防臭弁構造の図であり、(a)はソケットの縦断面図(図4のX-X断面図)であり、(b)は防臭弁の縦断面図であり、(c)はソケットに蓋部を取り付ける過程を下流側から見た図であり、(d)はソケットの横断面図(図4のY-Y断面図)であり、(e)はソケットに防臭弁を取り付けた状態の縦断面図であり、(f)はソケットに防臭弁を取り付けた状態を下流側から見た図である。
一実施形態の防臭弁の分解図であり、(a)は本体部の斜視図であり、(b)は蓋部の斜視図であり、(c)は本体部の縦断面であり、(d)は蓋部の縦断面図であり、(e)は本体部を下流側から見た図であり、(f)は蓋部を下流側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
まず、一実施形態の防臭弁構造が採用されるグリーストラップ(阻集器)について、図面を参考にして、説明する。
グリーストラップ1は、図1に示すように、例えば、厨房の床面に埋設され、床面に設けられた排水路Aからの排水を受け入れて、排水から油脂や固形物などを除去した後、下水道Bへ排出するための装置である。
なお、以下の説明において、グリーストラップ1の排水路A側を上流側といい、下水道B側を下流側という。
【0010】
厨房の床面は、床部のコンクリートCの一部が省かれて取り付けスペースが設けられており、取り付けスペースにグリーストラップ1が配置されるとともに、グリーストラップ1の上方位置には蓋D,Dが配置されている。
排水路Aは、排水管A1が配置され、排水管A1のグリーストラップ1に向かう排水口に防臭弁5が取り付けられており、厨房への異臭の侵入を防止している。
ユーザーは、蓋Dを開けることにより、グリーストラップ1の上方を露出させ、排水から分離した油脂や固形物を取り除くなどのメンテナンスを行うことができるとともに、排水管A1の排水口に取り付けられた防臭弁5のメンテナンスを行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
管更生部材
1か月前
丸一株式会社
栓蓋
4か月前
個人
水洗トイレ装置
2か月前
丸一株式会社
排水装置
4か月前
個人
吸引式トイレ便器
1か月前
個人
貯水槽
27日前
個人
貯水槽
4か月前
株式会社KVK
水栓
2か月前
株式会社KVK
水栓
2か月前
株式会社セラスト
止水プラグ
2か月前
安全器材株式会社
溝蓋
3か月前
TOTO株式会社
トイレ装置
4か月前
株式会社大林組
雨庭及びその施工方法
1か月前
株式会社クボタケミックス
管継手
26日前
株式会社KVK
水栓用ハンドル
3か月前
エース消毒株式会社
受水槽の耐震構造
2か月前
エース消毒株式会社
受水槽の耐震構造
2か月前
トクラス株式会社
浄水器、及び、水栓
1か月前
TOTO株式会社
洗い場床
5日前
川崎ファクトリー株式会社
箱形給水車
4か月前
カゴメディア株式会社
温水洗浄便座装置
2か月前
株式会社鶴見製作所
堆積物回収システム
1か月前
TOTO株式会社
トイレ装置
1か月前
株式会社KVK
センサーユニット
3か月前
明和工業株式会社
管路の空気抜き弁装置
1か月前
フソー化成株式会社
水封トラップ
3か月前
TOTO株式会社
トイレ装置
1か月前
株式会社カワトT.P.C.
横引き排水管
3か月前
株式会社タイコー
段差解消ライニング方法
4か月前
個人
揚水またはサイフォン排水を行うポンプ装置
2か月前
株式会社ダスキン
便器用薬液供給装置
19日前
株式会社 林物産発明研究所
脚付台及び土木構造体
2か月前
個人
トイレ用防臭栓
2か月前
城東リプロン株式会社
貯留槽
1か月前
株式会社オンダ製作所
給水用コンセント
2か月前
個人
流体配管施設における、分離気体下流移動装置。
5日前
続きを見る