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公開番号
2024164379
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023079816
出願日
2023-05-15
発明の名称
ウォールソー装置
出願人
株式会社日本海洋サービス
代理人
個人
,
個人
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個人
,
個人
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個人
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個人
,
個人
主分類
B28D
1/04 20060101AFI20241120BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】潜水作業員の安全を確保しつつ、水流による振動の発生を抑制できる、水中使用に適したウォールソー装置を提供する。
【解決手段】円板状のブレード2と、ブレード2を回転駆動する回転駆動機構3と、切断部位に沿ってブレード2を移動させる走行機構4と、ブレード2を被覆するブレードカバー5とを有し、水中のコンクリート構造物の切断に用いるウォールソー装置1において、ブレードカバー5として、コンクリート構造物と対面する側が開放された容器状の形態とされ、かつ、ブレード2の回転に伴ってブレードカバー5内に生じる水流をカバーの外部に流出させる複数の貫通孔51,51,…を有するカバーを用いる。カバーの構成材料としては、パンチングメタル、エキスパンドメタルが好適に用いられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水中においてコンクリート構造物を切断するウォールソー装置であって、
円板状のブレードと、
前記ブレードを回転駆動する回転駆動機構と、
前記ブレードを切断部位に沿って移動させる走行機構と、
前記ブレードを被覆するブレードカバーとを有してなり、
前記ブレードカバーは、前記コンクリート構造物と対面する側が開放された容器状の形態とされ、かつ、前記ブレードの回転に伴って生じる水流を前記ブレードカバーの外部に流出させる通水構造を有している
ことを特徴とするウォールソー装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記ブレードカバーは、その全体または一部を形成する構成材料として、複数の貫通孔を有する板状材が用いられていることを特徴とする請求項1に記載のウォールソー装置。
【請求項3】
前記板状材はパンチングメタルであることを特徴とする請求項2に記載のウォールソー装置。
【請求項4】
前記板状材はエキスパンドメタルであることを特徴とする請求項2に記載のウォールソー装置。
【請求項5】
前記走行機構は、前記切断部位に沿って配設される走行用レールと、前記走行用レール上を走行する走行体と、前記走行体の制御装置とを有してなり、
前記走行体は、動力源として油圧モータを備えるとともに、前記走行用レールを撮像する撮像装置を備え、
前記制御装置は、水上に配置され、前記撮像装置で撮像された画像を表示する表示部と、前記油圧モータに油圧油を供給する油圧ポンプを制御する操作部とを有している
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のウォールソー装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、ウォールソー装置に関し、より詳細には、水中のコンクリート構造物を切断する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来よりコンクリート構造物を切断する装置として、ウォールソー装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
この種のウォールソー装置は、円板状のブレードと、ブレードを回転駆動する回転駆動機構と、コンクリート構造物の切断部位に沿ってブレードを移動させる走行機構とを主要部として備えており、ブレードを回転させながらコンクリート構造物に切り込むとともに、切り込んだブレードを切断部位に沿って移動させることで、コンクリート構造物を切断するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3144719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、この種のウォールソー装置は、安全上の観点から、ブレードにはブレードカバーが設けられている。ブレードカバーは、コンクリート構造物と対面する側が開放された容器状の形態とされ、このカバーによって、ブレードの両側面、移動方向の前後両側、および、ブレードの上部が被覆される構造を有している。
【0006】
しかしながら、このようなブレードカバーを備えたウォールソー装置は、水中での使用に適さない。ブレードカバーを備えたウォールソー装置を用いて水中のコンクリート構造物を切断しようとすると、ブレードの回転駆動によってブレードカバー内に強い水流が発生する。発生した水流はブレードカバーをコンクリート構造物から引き離すように作用するため、走行機構上のブレードがブレードカバー内の水流によって激しく振動し、その結果、切断作業が困難になる。
【0007】
なお、このような振動はブレードカバーを取り除くことによって解消し得るが、ブレードカバーを取り外して切断作業を行うと、回転するブレードが露出することになるため、ケーブル類の巻き込みや潜水作業員との接触などのおそれが生じ、安全管理上好ましくない。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、潜水作業員の安全を確保しつつ、水流による振動の発生を抑制できる、水中使用に適したウォールソー装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係るウォールソー装置は、水中においてコンクリート構造物を切断するウォールソー装置であって、円板状のブレードと、上記ブレードを回転駆動する回転駆動機構と、上記ブレードを切断部位に沿って移動させる走行機構と、上記ブレードを被覆するブレードカバーとを有してなり、上記ブレードカバーは、上記コンクリート構造物と対面する側が開放された容器状の形態とされ、かつ、上記ブレードの回転に伴って生じる水流を上記ブレードカバーの外部に流出させる通水構造を有していることを特徴とする。
【0010】
この発明では、円板状のブレードを収容するブレードカバーが、コンクリート構造物と対面する側が開放された容器状の形態とされ、かつ、ブレードの回転に伴って生じる水流をブレードカバーの外部に流出させる通水構造を有していることから、水中のコンクリート構造物の切断にあたり、水中でブレードを回転駆動させもブレードの回転によって発生する水流は通水機構を通じて外部に流出する。そのため、水流の影響によるブレードの振動が軽減され、水中での切断作業を円滑に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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