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公開番号
2024163959
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-25
出願番号
2023079239
出願日
2023-05-12
発明の名称
光モジュール、光トランシーバ、光の強度の制御方法
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
主分類
H04B
10/075 20130101AFI20241115BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】同じ経路で導かれる2つの波長の光の強度を簡易な構成にて監視する。
【解決手段】光増幅器1は、第1の周波数の変調信号M1で波長λ1の第1の光L1を変調し、第2の周波数の変調信号M2で波長λ2の第2の光L2を変調する。光スプリッタ2は、第1の光L1及び第2の光L2を分岐する。受光部3は、分岐された第1の光L1及び第2の光L2を受光し、第1の光L1と第2の光L2とを加算した光の強度を示す検出信号DETを出力する。強度検出部4は、検出信号DETに含まれる第1の周波数の第1の成分と第2の周波数の第2の成分とを抽出し、第1の成分及び第2の成分の振幅を検出する。増幅制御部5は、第1の成分の振幅に基づいて第1の光L1の強度を監視し、第2の成分の振幅に基づいて第2の光L2の強度を監視し、監視結果に基づいて光増幅器1における第1の光L1及び第2の光L2の増幅を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の周波数を有する第1の変調信号で第1の波長の第1の光を変調するとともに前記第1の光を増幅し、前記第1の周波数と異なる第2の周波数を有する第2の変調信号で前記第1の波長と異なる第2の波長の第2の光を変調するとともに前記第2の光を増幅する光増幅器と、
前記光増幅器から出力された前記第1の光及び前記第2の光を分岐する分岐手段と、
前記分岐手段で分岐された前記第1の光及び前記第2の光を受光し、受光した前記第1の光と前記第2の光とを加算した光の強度を示す電気信号を出力する受光手段と、
前記電気信号に含まれる前記第1の周波数の第1の成分と、前記電気信号に含まれる前記第2の周波数の第2の成分と、を抽出し、前記第1の成分の振幅と前記第2の成分の振幅とを検出する強度検出手段と、
前記第1の成分の振幅に基づいて前記第1の光の強度を監視し、前記第2の成分の振幅に基づいて前記第2の光の強度を監視し、監視結果に基づいて前記光増幅器における前記第1の光及び前記第2の光の増幅を制御する増幅制御手段と、を備える、
光モジュール。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記増幅制御手段は、前記第1の成分の振幅及び前記第2の成分の振幅が一定になるように、前記光増幅器を制御する、
請求項1に記載の光モジュール。
【請求項3】
前記増幅制御手段は、予め保持している情報に基づいて、前記光増幅器における前記第1の光及び前記第2の光の増幅の初期設定を行う、
請求項1又は2に記載の光モジュール。
【請求項4】
前記増幅制御手段は、
前記第1の光の強度が第1の範囲内となるように、前記光増幅器における前記第1の光の増幅を制御し、
前記第2の光の強度が第2の範囲内となるように、前記光増幅器における前記第2の光の増幅を制御する、
請求項1又は2に記載の光モジュール。
【請求項5】
受け取った第1の波長多重光信号を第1の波長の第1の光と干渉させることで受信して、受信した信号を復調したデータ信号を出力する受信器と、
前記データ信号に応じて前記第1の波長と異なる第2の波長の第2の光を変調し、変調した光信号を第2の波長多重光信号に多重化して出力する送信器と、
前記受信器から出力された前記データ信号を前記送信器に転送する信号処理手段と、を備え、
前記第1の光及び前記第2の光を出力する光モジュールと、を備え、
前記光モジュールは、第1の周波数を有する第1の変調信号で前記第1の光を変調するとともに前記第1の光を増幅し、前記第1の周波数と異なる第2の周波数を有する第2の変調信号で前記第2の光を変調するとともに前記第2の光を増幅する光増幅器と、
前記光増幅器から出力された前記第1の光及び前記第2の光を分岐する分岐手段と、
前記分岐手段で分岐された前記第1の光及び前記第2の光を受光し、受光した前記第1の光と前記第2の光とを加算した光の強度を示す電気信号を出力する受光手段と、
前記電気信号に含まれる前記第1の周波数の第1の成分と、前記電気信号に含まれる前記第2の周波数の第2の成分と、を抽出し、前記第1の成分の振幅と前記第2の成分の振幅とを検出する強度検出手段と、
前記第1の成分の振幅に基づいて前記第1の光の強度を監視し、前記第2の成分の振幅に基づいて前記第2の光の強度を監視し、監視結果に基づいて前記光増幅器における前記第1の光及び前記第2の光の増幅を制御する増幅制御手段と、を備える、
光トランシーバ。
【請求項6】
第1の周波数を有する第1の変調信号で第1の波長の第1の光を変調するとともに前記第1の光を増幅し、前記第1の周波数と異なる第2の周波数を有する第2の変調信号で前記第1の波長と異なる第2の波長の第2の光を変調するとともに前記第2の光を増幅し、
変調及び増幅された前記第1の光及び前記第2の光を分岐する分岐し、
分岐された前記第1の光及び前記第2の光を受光し、受光した前記第1の光と前記第2の光とを加算した光の強度を示す電気信号を出力し、
前記電気信号に含まれる前記第1の周波数の第1の成分と、前記電気信号に含まれる前記第2の周波数の第2の成分と、を抽出し、前記第1の成分の振幅と前記第2の成分の振幅とを検出し、
前記第1の成分の振幅に基づいて前記第1の光の強度を監視し、前記第2の成分の振幅に基づいて前記第2の光の強度を監視し、監視結果に基づいて前記第1の光及び前記第2の光の増幅を制御する、
光の強度の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光モジュール、光トランシーバ、光の強度の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
光通信に適用されるデジタルコヒーレント技術においては、光通信装置内に、ITLA(Integrable Tunable Laser Assembly)などの波長可変光源が光源として搭載される。ITLAから出力された光は、受信側装置と送信側装置とへ向けて分岐される。送信側装置は、入力された光をデータ信号に応じて変調した光信号を送信する。受信側装置は、他の通信装置などから受け取った光信号を、入力される光と干渉させることで、光信号を強度信号に復調する。この場合には、送信側装置へ入力される光の波長と、送信側装置へ入力される光の波長とは同じ波長である。
【0003】
このような構成においては、送信側装置及び受信側装置へ供給する光の安定化(特許文献1)及び増幅(特許文献2)や、光を各種の変調方式で変調(特許文献3)するなどの処理が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-244270号公報
特開2007-193209号公報
特開2001-133824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この場合、一般に、出力する光の波長がそれぞれ異なる2つの波長可変光源を用いることで、2つの波長に対応することができる。この場合、2つの波長の光のそれぞれの強度を一定に保つことが求められる。異なる光源を2つ搭載すればこれまで同じ方法で光強度を一定に保つことができるが、光源には小型化と低消費電力化が強く求められており、2つの光源を集積すること求められている。この場合、2つの波長の光を出力する光源から送信側及び受信側へ光を導く経路で、2つの波長の光が同じ経路を通過する箇所が生じる。そのため、2つの波長の光の強度を個別に監視することが困難になってしまう。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、同じ経路で導かれる2つの波長の光の強度を簡易な構成にて監視することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様である光モジュールは、第1の周波数を有する第1の変調信号で第1の波長の第1の光を変調するとともに前記第1の光を増幅し、前記第1の周波数と異なる第2の周波数を有する第2の変調信号で前記第1の波長と異なる第2の波長の第2の光を変調するとともに前記第2の光を増幅する光増幅器と、前記光増幅器から出力された前記第1の光及び前記第2の光を分岐する分岐手段と、前記分岐手段で分岐された前記第1の光及び前記第2の光を受光し、受光した前記第1の光と前記第2の光とを加算した光の強度を示す電気信号を出力する受光手段と、前記電気信号に含まれる前記第1の周波数の第1の成分と、前記電気信号に含まれる前記第2の周波数の第2の成分と、を抽出し、前記第1の成分の振幅と前記第2の成分の振幅とを検出する強度検出手段と、前記第1の成分の振幅に基づいて前記第1の光の強度を監視し、前記第2の成分の振幅に基づいて前記第2の光の強度を監視し、監視結果に基づいて前記光増幅器における前記第1の光及び前記第2の光の増幅を制御する増幅制御手段と、を備える。
【0008】
本開示の一態様である光トランシーバは、受け取った第1の波長多重光信号を第1の波長の第1の光と干渉させることで受信して、受信した信号を復調したデータ信号を出力する受信器と、前記データ信号に応じて前記第1の波長と異なる第2の波長の第2の光を変調し、変調した光信号を第2の波長多重光信号に多重化して出力する送信器と、前記受信器から出力された前記データ信号を前記送信器に転送する信号処理手段と、を備え、前記第1の光及び前記第2の光を出力する光モジュールと、を備え、前記光モジュールは、第1の周波数を有する第1の変調信号で前記第1の光を変調するとともに前記第1の光を増幅し、前記第1の周波数と異なる第2の周波数を有する第2の変調信号で前記第2の光を変調するとともに前記第2の光を増幅する光増幅器と、前記光増幅器から出力された前記第1の光及び前記第2の光を分岐する分岐手段と、前記分岐手段で分岐された前記第1の光及び前記第2の光を受光し、受光した前記第1の光と前記第2の光とを加算した光の強度を示す電気信号を出力する受光手段と、前記電気信号に含まれる前記第1の周波数の第1の成分と、前記電気信号に含まれる前記第2の周波数の第2の成分と、を抽出し、前記第1の成分の振幅と前記第2の成分の振幅とを検出する強度検出手段と、前記第1の成分の振幅に基づいて前記第1の光の強度を監視し、前記第2の成分の振幅に基づいて前記第2の光の強度を監視し、監視結果に基づいて前記光増幅器における前記第1の光及び前記第2の光の増幅を制御する増幅制御手段と、を備える。
【0009】
本開示の一態様である光の強度の制御方法は、第1の周波数を有する第1の変調信号で第1の波長の第1の光を変調するとともに前記第1の光を増幅し、前記第1の周波数と異なる第2の周波数を有する第2の変調信号で前記第1の波長と異なる第2の波長の第2の光を変調するとともに前記第2の光を増幅し、変調及び増幅された前記第1の光及び前記第2の光を分岐する分岐し、分岐された前記第1の光及び前記第2の光を受光し、受光した前記第1の光と前記第2の光とを加算した光の強度を示す電気信号を出力し、前記電気信号に含まれる前記第1の周波数の第1の成分と、前記電気信号に含まれる前記第2の周波数の第2の成分と、を抽出し、前記第1の成分の振幅と前記第2の成分の振幅とを検出し、前記第1の成分の振幅に基づいて前記第1の光の強度を監視し、前記第2の成分の振幅に基づいて前記第2の光の強度を監視し、監視結果に基づいて前記第1の光及び前記第2の光の増幅を制御する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、同じ経路で導かれる2つの波長の光の強度を簡易な構成にて監視することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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