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公開番号
2024163165
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2024148691,2019227501
出願日
2024-08-30,2019-12-17
発明の名称
ヒアルロン酸系ポリイオンコンプレックス粒子を含む組成物
出願人
ロレアル
,
L’OREAL
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/02 20060101AFI20241114BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ヒアルロン酸に基づく美容効果をもたらすことができ、その一方でヒアルロン酸に起因するべとつきが低減した組成物を提供すること。
【解決手段】(a)少なくとも1種のカチオン性ポリマー及び少なくとも1種のアニオン性ポリマー、少なくとも1種のカチオン性ポリマー及び少なくとも1種の両性ポリマー、少なくとも1種のアニオン性ポリマー及び少なくとも1種の両性ポリマー、又は少なくとも1種の両性ポリマー、並びに少なくとも1種の2つ以上のpKa値を有する非ポリマー酸若しくはその塩、又は少なくとも1種の2つ以上のpKb値を有する少なくとも1種の非ポリマー塩基若しくはその塩を含む、少なくとも1種の粒子と、(b)水とを有し、アニオン性ポリマーが、ヒアルロン酸及びその誘導体から選択され、両性ポリマーが、カチオン化ヒアルロン酸及びその塩から選択される、組成物を提供する。本発明による組成物は、安定であり、且つ多種の美容機能を有することができる。本発明による組成物のべとつきは低減されうる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)少なくとも1種のカチオン性ポリマー及び少なくとも1種のアニオン性ポリマー、
少なくとも1種のカチオン性ポリマー及び少なくとも1種の両性ポリマー、
少なくとも1種のアニオン性ポリマー及び少なくとも1種の両性ポリマー、又は
少なくとも1種の両性ポリマー
並びに
少なくとも1種の2つ以上のpKa値を有する非ポリマー酸若しくはその塩、又は
少なくとも1種の2つ以上のpKb値を有する非ポリマー塩基若しくはその塩
を含む少なくとも1種の粒子と、
(b)水と
を含む組成物であって、
アニオン性ポリマーが、ヒアルロン酸及びその誘導体から選択され、
両性ポリマーが、カチオン化ヒアルロン酸及びその塩から選択される、
組成物。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
カチオン化ヒアルロン酸が、少なくとも1種の第四級アンモニウム基含有基を有し、0.05~0.6、好ましくは0.1~0.5、より好ましくは0.15~0.4のカチオン化度を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
カチオン性ポリマーが、第二級又は第三級アミノ基、第四級アンモニウム基、グアニジン基、ビグアニド基、イミダゾール基、イミノ基、ピリジル基及びアミノ基からなる群から選択される、少なくとも1つの正電荷を有することができる及び/又は正電荷を有する部分を有する、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
カチオン性ポリマーが、アルキルジアリルアミンのシクロポリマー、及びジアルキルジアリルアンモニウムのシクロポリマー、例えば(コ)ポリジアリルジアルキルアンモニウムクロリド、(コ)ポリアミン、例えば(コ)ポリリジン、カチオン性(コ)ポリアミノ酸、例えばコラーゲン、カチオン性セルロースポリマー、並びにそれらの塩からなる群から選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
組成物中の(a)粒子を形成しているカチオン性及び/又はアニオン性及び/又は両性ポリマーの総量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%~15質量%、好ましくは0.05質量%~10質量%、より好ましくは0.1質量%~5質量%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
2つ以上のpKa値を有する非ポリマー酸又はその塩が、有機酸又はその塩、好ましくは親水性若しくは水溶性の有機酸又はその塩、より好ましくはフィチン酸又はその塩である、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
組成物中の2つ以上のpKa値を有する非ポリマー酸若しくはその塩、又は2つ以上のpKb値を有する非ポリマー塩基若しくはその塩の量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%~15質量%、好ましくは0.02質量%~10質量%、より好ましくは0.03質量%~5質量%である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
組成物中の(a)粒子の量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%~30質量%、好ましくは0.05質量%~20質量%、より好ましくは0.1質量%~10質量%である、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
組成物中の(b)水の量が、組成物の総質量に対して、50質量%~99.9質量%、好ましくは60質量%~99.8質量%、より好ましくは70質量%~99.7質量%である、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
組成物のpHが、3~9、好ましくは3.3~8.0、より好ましくは3.5~8である、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリイオンコンプレックス粒子を含む組成物、及びポリイオンコンプレックス粒子の皮膜、並びにポリイオンコンプレックス粒子を使用することによって皮膜を調製する方法、並びにポリイオンコンプレックス粒子を使用する美容方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ヒアルロン酸は、皮膚内に見出される主たるグルコサミノグリカンである。そのため、線維芽細胞は、主に、コラーゲン、コラーゲン以外のマトリックスグリコタンパク質(フィブロネクチン、ラミニン)、プロテオグリカン及びエラスチンを合成する。ケラチン生成細胞は、主に、硫酸化グリコサミノグリカン及びヒアルロン酸を合成する。ヒアルロン酸はまた、ヒアルロナン(HA)とも呼ばれる。
【0003】
ヒアルロン酸は、表皮内に、及び真皮内に、遊離状態において存在し、且つ皮膚の膨満を左右する。この多糖は、実際、その質量の最大1000倍に相当する大量の水を保持することができる。その意味で、ヒアルロン酸は、組織内で結合している水の量を増加させることにおいて、更に皮膚の機械的性質において、且つしわの形成において、重要な役割を果たしている。
【0004】
ヒアルロン酸は、その高い保湿効果に起因して、化粧用成分として広く使用されてきた。
【0005】
しかしながら、ヒアルロン酸の水溶液にはべとつきがあり、これは不快なテクスチャーをもたらしうる。更に、ヒアルロン酸の水溶液が皮膚上で乾燥するときに形成されるヒアルロン酸皮膜にはべとつきがあり、そのような被膜もまた、不快なテクスチャーをもたらしうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
欧州特許出願第0080976号
仏国特許第2077143号
仏国特許第2393573号
仏国特許第1492597号
米国特許第4131576号
米国特許第3589578号
米国特許第4031307号
仏国特許第2162025号
仏国特許第2280361号
仏国特許第2252840号
仏国特許第2368508号
仏国特許第1583363号
米国特許第3227615号
米国特許第2961347号
仏国特許第2080759号
仏国特許第2080759号の追加特許第2190406号
仏国特許第2320330号
仏国特許第2270846号
仏国特許第2316271号
仏国特許第2336434号
仏国特許第2413907号
米国特許第2273780号
米国特許第2375853号
米国特許第2388614号
米国特許第2454547号
米国特許第3206462号
米国特許第2261002号
米国特許第2271378号
米国特許第3874870号
米国特許第4001432号
米国特許第3929990号
米国特許第3966904号
米国特許第4005193号
米国特許第4025617号
米国特許第4025627号
米国特許第4025653号
米国特許第4026945号
米国特許第4027020号
欧州特許出願第0122324号
【非特許文献】
【0007】
CTFA辞典
文献「Hyaluronan fragments: an information-rich system」、R. Sternら、European Journal of Cell Biology 58 (2006) 699~715頁
D. Campocciaら、「Semisynthetic resorbable materials from hyaluronan esterification」、Biomaterials 19 (1998) 2101~2127頁
Walter Noll著、Chemistry and Technology of Silicones(1968)、Academic Press
Cosmetics and Toiletries、91巻、76年1月、27~32頁、Todd & Byers、Volatile Silicone Fluids for Cosmetics
ASTM規格445付録C
【発明の概要】
【0008】
そのため、本発明の第1の目的は、ヒアルロン酸に基づく美容効果をもたらすことができ、その一方でヒアルロン酸に起因するべとつきが低減した組成物を提供することである。
【0009】
本発明の上記の目的は、
(a)少なくとも1種のカチオン性ポリマー及び少なくとも1種のアニオン性ポリマー、
少なくとも1種のカチオン性ポリマー及び少なくとも1種の両性ポリマー、
少なくとも1種のアニオン性ポリマー及び少なくとも1種の両性ポリマー、又は
少なくとも1種の両性ポリマー、
並びに
少なくとも1種の2つ以上のpKa値を有する非ポリマー酸若しくはその塩、又は
少なくとも1種の2つ以上のpKb値を有する非ポリマー塩基若しくはその塩
を含む、少なくとも1種の粒子と、
(b)水と
を含む組成物であって、
アニオン性ポリマーが、ヒアルロン酸及びその誘導体から選択され、
両性ポリマーが、カチオン化ヒアルロン酸及びその塩から選択される、
組成物によって達成することができる。
【0010】
カチオン化ヒアルロン酸は、少なくとも1種の第四級アンモニウム基含有基を有することができ、0.05~0.6、好ましくは0.1~0.5、より好ましくは0.15~0.4のカチオン化度を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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