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公開番号
2024166205
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024137708,2022515893
出願日
2024-08-19,2020-09-11
発明の名称
2相流体化粧品組成物用の調整および塗布デバイス
出願人
ロレアル
,
L’OREAL
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A45D
34/00 20060101AFI20241121BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】製造および使用するのが簡単であり、さらに2相化粧品組成物を使用前に容易にエマルションにすることができるデバイスを提案する。
【解決手段】本発明は、2相流体化粧品組成物を調製および塗布するためのデバイス(10)に関し、このデバイスは、主軸に沿って延び、上記の化粧品組成物を収容することができる内部容積(30)を画定する容器(12)であって、上記内部容積へのアクセスを提供するネック(26)を備える、容器(12)と、容器の内部容積に収容された、混合部材(42)とを備え、混合部材が、複数の延ばされたフィラメント(60)を含み、上記のフィラメントの各フィラメントの第1の端部(62)が、容器のネックに結合され、フィラメントは上記のネックから内部容積の高さ(34)の少なくとも50%にわたって非ゼロの距離(66)だけ2つずつ分離されており、混合部材が、容器に対して回転して固定されることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
2相流体化粧品組成物用のパッケージングおよび塗布デバイス(10)であって、
主軸(20、44)に沿って延び且つ前記2相流体化粧品組成物を収容することができる内部容積(30)を画定する容器(12)であって、前記主軸上に配置され且つ前記内部容積へのアクセスを提供するネック(26)を備える、容器(12)と、
前記容器の前記内部容積に収容された、混合部材(42)と、
を含み、
前記混合部材が、複数の延ばされたフィラメント(60)を含み、前記フィラメントの各フィラメントの第1の端部(62)が、前記容器の前記ネックに結合され、前記フィラメントが、前記ネックから前記内部容積の高さ(34)の少なくとも50%にわたって非ゼロの距離(66)だけ2つずつ分離されており、
前記混合部材が、前記容器に対して固定され、
前記パッケージングおよび塗布デバイスが、前記容器の前記ネックに挿入される先端部(40)をさらに備え、前記混合部材の前記フィラメント(60)の各フィラメントの前記第1の端部(62)が、前記先端部と一体になっており、前記先端部が、前記容器の前記内部容積(30)へのアクセスを提供する少なくとも1つの貫通開口(56)を備え、
前記混合部材が、前記主軸上に配置されたヘッド(70)をさらに含み、前記フィラメントの各々の第2の端部(64)が前記ヘッドと一体になっており、
前記混合部材が、前記ヘッド(70)を前記容器の前記ネック(26)に結合する、まっすぐな支柱(80)をさらに含み、前記フィラメント(60)が前記支柱の周りに配置されことを特徴とする、
パッケージングおよび塗布デバイス。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
複数のフィラメント(60)が、少なくとも5個のフィラメント、好ましくは6~20個のフィラメントを含む、請求項1に記載のパッケージングおよび塗布デバイス。
【請求項3】
各フィラメント(60)が、前記主軸(20、44)の周りにらせん状のワインディングを有する、請求項1または2に記載のパッケージングおよび塗布デバイス。
【請求項4】
前記フィラメントが、前記主軸の周りに包絡面(72)を画定し、前記主軸(20、44)を通る平面と前記包絡面の交差が丸い輪郭を有するようになっている、請求項1から3のいずれか一項に記載のパッケージングおよび塗布デバイス。
【請求項5】
前記主軸に直交する平面において、前記包絡面(72)と前記容器との間の最小距離(76)が、10mm以上である、請求項4に記載のパッケージングおよび塗布デバイス。
【請求項6】
前記主軸に直交する平面において、少なくとも1つのフィラメント(60)の断面(68)が卵形の形状を有し、前記卵形の最大寸法が、半径方向を向いている、請求項1から5のいずれか一項に記載のパッケージングおよび塗布デバイス。
【請求項7】
前記フィラメントの前記第1の端部(62)が、1つまたは複数の貫通開口(56)の周りに配置される、請求項1から6のいずれか一項に記載のパッケージングおよび塗布デバイス。
【請求項8】
前記容器の内側チャンバ(30)に収容された2相流体化粧品組成物をさらに含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のパッケージングおよび塗布デバイス(10)。
【請求項9】
前記2相流体化粧品組成物が、水性相と、有機相と、を含み、前記水性相が、前記2相流体化粧品組成物の50質量%~99質量%を表す、請求項8に記載のパッケージングおよび塗布デバイス(10)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、2相流体化粧品組成物を調整および塗布するためのデバイスに関し、このデバイスは、主軸に沿って延び、上記の化粧品組成物を収容することができる内部容積を画定する容器であって、主軸上に配置され、上記の内部容積へのアクセスを提供するネックを備える容器と、容器の内部容積に収容された混合部材とを備える。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
「化粧品組成物」という用語は、本発明によれば、化粧製品に関する、2009年11月30日付の欧州議会および理事会の規則(EC)第1223/2009号において規定された製品を指す。
【0003】
2相化粧品組成物を使用することが一般的であり、これらの組成物は、2つの非混和性の相、すなわち一般に水性相と、油性相とを含む。
【0004】
上記の化粧品組成物の塗布は、エマルションの形態に2つの相をあらかじめ混合することを必要とする。エマルションは、たとえば皮膚へのまたはケラチン物質への2つの相の一様な塗布を可能にするために十分な質および安定性でなければならない。
【0005】
一般に、2つの相の組成物のエマルションは、塗布の前に容器を単に振ることによって実行される。得られるエマルションは、一般に、かなりの時間をかけて振って初めて最適となり、製品の使用を面倒なものにしている。
【0006】
詳細には本出願人名の文献、特許文献1から、容器に回転混合部材を備えることがわかる。容器内部の上記の部材の回転が、組成物の混合をもたらす。
【0007】
しかしながら、そのような可動混合部材は、調整および塗布デバイスの製造ならびに使用を複雑にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
米国特許出願公開第2017/0311698号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、製造および使用するのが簡単であり、さらに2相化粧品組成物を使用前に容易にエマルションにすることができるデバイスを提案することを目的に有する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この趣旨で、本発明は、上述のタイプの調整および塗布デバイスを目的に有し、混合部材は、複数の延ばされたフィラメントを含み、上記のフィラメントのうちの各フィラメントの第1の端部は、容器のネックに結合され、フィラメントは、上記のネックから内部容積の高さの少なくとも50%にわたって非ゼロの距離だけ2つずつ分離され、混合部材は、容器に対して回転して固定され、調整および塗布デバイスは、容器のネックに挿入される先端部をさらに備え、混合部材のフィラメントの各フィラメントの第1の端部は、上記の先端部と一体であり、上記の先端部は、容器の内部容積へのアクセスを提供する少なくとも1つの貫通開口(through-orifice)を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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