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公開番号2024046706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-04
出願番号2022152015
出願日2022-09-23
発明の名称清掃櫛
出願人株式会社コーワ
代理人
主分類A45D 24/42 20060101AFI20240328BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】 ブラシ片を傷つけることなく、絡みついた毛髪を確実に除去することができる清掃櫛を提供する。
【解決手段】 軸体7と、軸体7に一端が固定された基台8の表面側に複数のブラシ片9が植設されたブラシユニット6と、を有するブラシ部材5に絡みついた糸くずや毛髪を除去するための清掃櫛10は、櫛体1を有しており、櫛体1は、略板状であると共に、厚み方向に貫通する溝2が形成されているものであって、櫛体1は、除毛部3を備えており、使用時には、ブラシユニット6を、ブラシユニット6の裏面側から溝2に挿通させることによって、除毛部3が糸くずや毛髪を除去する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
軸体と、該軸体に一端が固定された基台の表面側に複数のブラシ片が植設されたブラシユニットと、を有するブラシ部材に絡みついた糸くずや毛髪を除去するための清掃櫛であって、
前記清掃櫛は、櫛体を有しており、該櫛体は、略板状であると共に、厚み方向に貫通する溝が形成されているものであって、
前記櫛体は、除毛部を備えており、
使用時には、前記ブラシユニットを、該ブラシユニットの裏面側から前記溝に挿通させることによって、前記除毛部が糸くずや毛髪を除去することを特徴とする清掃櫛
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
溝の内側面の形状は、ブラシユニットの外側面の形状に対応して形成されており、使用時には、前記溝と前記ブラシユニットとは略嵌合状態になることを特徴とする請求項1に記載の清掃櫛
【請求項3】
除毛部は、絡みついた毛髪を保持する複数の突起を備えており、該突起は、櫛体の表面側に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の清掃櫛
【請求項4】
使用時にブラシユニットを溝に挿通させた場合に、除毛部がブラシユニットの隣り合うブラシ片の間を通過することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の清掃櫛
【請求項5】
除毛部は、ブラシ部材の単一のブラシユニット内における各々のブラシ片の間を通過することを特徴とする請求項4に記載の清掃櫛
【請求項6】
清掃櫛は、少なくとも5面を有する箱体形状に形成されており、そのうちの1面が櫛体を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の清掃櫛

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラシ部材に絡みついた糸くずや毛髪を除去するための清掃櫛に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ブラシ部材に絡みついた糸くずや毛髪、フケ等を除去するための清掃機能を備えたヘアブラシに関する発明が知られている(特許文献1及び2)。
【0003】
特許文献1に記載の櫛は、紙又は合成樹脂からなる片体を櫛面と同形にして櫛歯通入孔を穿設して着脱自在に櫛面に嵌合させたものである。また、特許文献2に記載のヘアブラシは、ヘアブラシの植毛面側のくしに対応する部分に、くしの径よりも少し大きめの穴のあいたスライド板を設け、くしにスライド板を取り付けた状態で、四隅近傍にあるくしにそれぞれストッパーを設けたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭48-48898号公報
特開平11-192125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記特許文献1に記載の櫛は、着脱自在の片体の櫛歯通入孔に櫛歯の先端側から挿入する構成となっていることから櫛歯の折れや破損を引き起こし易いという課題を有するものであった。また、上記特許文献2に記載のヘアブラシは、スライド板によって、くしの折れや破損を防ぐことはできたが、スライド板が着脱されるものではないことから、毛髪の除去が不十分になるという課題を有するものであった。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、ブラシ片を傷つけることなく、絡みついた毛髪を確実に除去することができる清掃櫛を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、軸体と、該軸体に一端が固定された基台の表面側に複数のブラシ片が植設されたブラシユニットと、を有するブラシ部材に絡みついた糸くずや毛髪を除去するための清掃櫛であって、前記清掃櫛は、櫛体を有しており、該櫛体は、略板状であると共に、厚み方向に貫通する溝が形成されているものであって、前記櫛体は、除毛部を備えており、使用時には、前記ブラシユニットを、該ブラシユニットの裏面側から前記溝に挿通させることによって、前記除毛部が糸くずや毛髪を除去することを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明では、清掃櫛を構成する櫛体が厚み方向に貫通する溝と除毛部とを有しており、ブラシユニットの裏面側から溝に挿通可能な構成としているので、表面側に植設されている複数のブラシ片を傷つけることなく、ブラシ部材に絡みついた糸くずや毛髪を除毛部によって確実に除去することができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、溝の内側面の形状は、ブラシユニットの外側面の形状に対応して形成されており、使用時には、前記溝と前記ブラシユニットとは略嵌合状態になることを特徴としている。これにより、溝とブラシユニットとの間に形成される隙間が小さくなるので、溝を通過する毛髪等を少なくすることができ、清掃効果を向上させることができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、除毛部は、絡みついた毛髪を保持する複数の突起を備えており、該突起は、櫛体の表面側に形成されていることを特徴としている。これにより、ブラシ部材に絡みついた糸くずや毛髪を突起に引っ掛けて除去することができ、清掃効果をさらに向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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