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公開番号2024162777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078665
出願日2023-05-11
発明の名称建具の取り付け構造及び建具の施工方法
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 1/18 20060101AFI20241114BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】建具の種類を問わずに、建具の交換作業を屋内側から簡単に行うことができ、気密性及び水密性を向上させることができる建具の取り付け構造を提供すること。
【解決手段】躯体壁の開口部に四周に亘って取り付けられた建具取り付け部材の内側に、屋内側から建具が装着され、建具は、枠体の屋外側の端部から屋外側に突出する突き当て部と、枠体の屋内側の端部から外方に突出する当接部と、を有し、建具取り付け部材は、枠体に対面する内面部を有する取り付け部材本体と、取り付け部材本体の屋外側の端部の被突き当て部と、取り付け部材本体の屋内側の端部の被当接部と、を有し、内面部は、内方に向けて突出する部位を持たない平面状に形成され、当接部は、被当接部に対して屋内側から当接し、突き当て部と被突き当て部との間に弾性部材が配置され、突き当て部が被突き当て部に対して屋内側から突き当たり、弾性部材が押し潰されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建物の躯体壁の開口部に、建具取り付け部材が四周に亘って取り付けられ、
前記建具取り付け部材の内側に、屋内側から建具が装着されており、
前記建具は、
枠体の屋外側の端部から屋外側に突出する突き当て部と、
前記枠体の屋内側の端部から外方に突出する当接部と、を前記枠体の四周に亘って有し、
前記建具取り付け部材は、
前記枠体に対面するように配置される内面部を有する取り付け部材本体と、
前記取り付け部材本体の屋外側の端部に配置され、前記内面部よりも内方に向けて突出する被突き当て部と、
前記取り付け部材本体の屋内側の端部に配置される被当接部と、を四周に亘って有し、
前記内面部は、前記取り付け部材本体の屋内側の端部から前記被突き当て部に亘って、内方に向けて突出する部位を持たない平面状に形成され、
前記当接部は、前記建具取り付け部材の前記被当接部に対して屋内側から当接し、
前記突き当て部と前記被突き当て部との間に、四周に亘って弾性部材が配置され、
前記突き当て部が前記被突き当て部に対して屋内側から突き当たることによって、前記弾性部材が押し潰されている、建具の取り付け構造。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記弾性部材は、前記被突き当て部の屋内側の面に貼り付けられている、請求項1に記載の建具の取り付け構造。
【請求項3】
建物の躯体壁の開口部に、建具取り付け部材を四周に亘って取り付け、前記建具取り付け部材の内側に、屋内側から建具を装着する建具の施工方法であって、
前記建具は、
枠体の屋外側の端部から屋外側に突出する突き当て部と、
前記枠体の屋内側の端部から外方に突出する当接部と、を前記枠体の四周に亘って有し、
前記建具取り付け部材は、
前記枠体に対面するように配置される内面部を有する取り付け部材本体と、
前記取り付け部材本体の屋外側の端部に配置され、前記内面部よりも内方に向けて突出する被突き当て部と、
前記取り付け部材本体の屋内側の端部に配置される被当接部と、を四周に亘って有し、
前記内面部は、前記取り付け部材本体の屋内側の端部から前記被突き当て部に亘って、内方に向けて突出する部位を持たない平面状に形成されており、
前記建具取り付け部材の内側に屋内側から前記建具の前記枠体を挿入し、
前記当接部を、前記被当接部に対して屋内側から当接させるとともに、
前記突き当て部を前記被突き当て部に対して屋内側から突き当てることによって、前記突き当て部と前記被突き当て部との間に配置される弾性部材を押し潰す、建具の施工方法。
【請求項4】
前記建具の前記枠体を前記建具取り付け部材の内側に挿入する前に、前記弾性部材を、前記被突き当て部の屋内側の面に貼り付ける、請求項3に記載の建具の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具取り付け構造及び建具の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、窓、玄関ドア等の建具を施工する場合、建物躯体の開口部に建具を装着した後に、外壁材が仕上げられる。外壁材と建具との間は、シーリング材によってシール処理される。リフォーム等のために建具を交換する場合は、建具の外周に沿って外壁材を取り壊して古い建具を取り外した後に、開口部に新たな建具が取り付けられる。そのため、建具の交換の際、外壁材を取り壊すための大掛かりな作業が要求される。しかも、これらの作業は全て屋外側から行われるため、とりわけ2階以上の高所での作業は容易ではない。
【0003】
そこで、従来、開口部に予め先付枠を固定しておき、この先付枠に対して、建具を屋内側から取り付け及び取り外しできるようにした建具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この建具は、上下左右の枠体の周縁部に、別部材からなるアンカー部材を取り付け、このアンカー部材を利用して、枠体を先付枠に取り付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-75491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の建具では、枠体の形状に対応したアンカー部材を形成して枠体に後付けする必要がある。そのため、建具の種類毎に専用のアンカー部材を用意して枠体に後付けする作業が要求され、建具の交換作業は煩雑化する。
【0006】
本開示は、建具の種類を問わずに、建具の交換作業を屋内側から簡単に行うことができるとともに、気密性及び水密性を向上させることができる建具の取り付け構造及び建具の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、建物の躯体壁の開口部に、四周に亘って矩形枠状の建具取り付け部材が取り付けられ、前記建具取り付け部材の内側に、屋内側から建具が装着されており、前記建具は、枠体の屋外側の端部から屋外側に突出する突き当て部と、前記枠体の屋内側の端部から外方に突出する当接部と、を前記枠体の四周に亘って有し、前記建具取り付け部材は、前記枠体に対面するように配置される内面部を有する取り付け部材本体と、前記取り付け部材本体の屋外側の端部に配置され、前記内面部よりも内方に向けて突出する被突き当て部と、前記取り付け部材本体の屋内側の端部に配置される被当接部と、を四周に亘って有し、前記内面部は、前記取り付け部材本体の屋内側の端部から前記被突き当て部に亘って、内方に向けて突出する部位を持たない平面状に形成され、前記当接部は、前記建具取り付け部材の前記被当接部に対して屋内側から当接し、前記突き当て部と前記被突き当て部との間に、四周に亘って弾性部材が配置され、前記突き当て部が前記被突き当て部に対して屋内側から突き当たることによって、前記弾性部材が押し潰されている、建具の取り付け構造に関する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
建具取り付け部材を有する建具の取り付け構造の一実施形態を示す縦断面図である。
建具取り付け部材を有する建具の取り付け構造の一実施形態を示す横断面図である。
図1に示す建具の上枠部分の拡大図である。
図1に示す建具の下枠部分の拡大図である。
図2に示す建具の一方の縦枠部分の拡大図である。
図2に示す建具の他方の縦枠部分の拡大図である。
建具取り付け部材の上枠部材のみを示す縦断面図である。
建具取り付け部材の下枠部材のみを示す縦断面図である。
建具取り付け部材の一方の縦枠部材のみを示す横断面図である。
建物躯体の開口部に建具取り付け部材を取り付ける様子を示す斜視図である。
図10に示す建具取り付け部材における一つの接続部位を示す拡大図である。
建物躯体の開口部に取り付けられた建具取り付け部材の内周側に建具枠を取り付ける様子を示す縦断面図である。
建物躯体の開口部に取り付けられた建具取り付け部材の内周側に建具枠を取り付ける様子を示す横断面図である。
上枠部分の屋外側の端部における建具取り付け部材と建具枠との突き当て部位を拡大して示す縦断面図である。
下枠部分の屋外側の端部における建具取り付け部材と建具枠との突き当て部位を拡大して示す縦断面図である。
一方の縦枠部分の屋外側の端部における建具取り付け部材と建具枠との突き当て部位を拡大して示す横断面図である。
他方の縦枠部分の屋外側の端部における建具取り付け部材と建具枠との突き当て部位を拡大して示す横断面図である。
建具取り付け部材を有する建具の取り付け構造の他の実施形態を示す縦断面図である。
建具取り付け部材を有する建具の取り付け構造の他の実施形態を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る建具の取り付け構造は、建物躯体の躯体壁1に形成される矩形の開口部10の内側に、建具取り付け部材2を介して、建具3が屋内側X2から取り付けられている。
【0010】
本明細書において、見込み方向とは、屋内外方向に沿う方向(図1における左右方向、図2における上下方向)である。見付け方向とは、見込み方向に対して直交する方向(図1における上下方向、図2における左右方向)である。
(【0011】以降は省略されています)

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