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公開番号
2025007307
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108606
出願日
2023-06-30
発明の名称
開閉装置の部品着脱構造
出願人
株式会社ニチベイ
代理人
個人
,
個人
主分類
E06B
9/322 20060101AFI20250109BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】部品を着脱する際の作業性を向上可能な開閉装置の部品着脱構造を提供する。
【解決手段】開閉装置の部品着脱構造は、遮蔽材と、遮蔽材を吊り下げ支持する支持部材2とを備える開閉装置の部品着脱構造であって、被係止部10を有する支持部材2と、被係止部10に係止可能であるとともに被係止部10に係止された係止状態を解除操作可能な解除操作部が設けられた複数の係止部42を有し、前記係止状態となることで支持部材2に取り付けられ、前記係止状態が解除されることで支持部材2から取り外し可能となる取付部品3と、複数の係止部42の解除操作部を同時に解除操作可能であり、複数の係止部42の係止状態を同時に解除することで、支持部材2から取付部品3を取り外し可能とする解除具と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
遮蔽材と、前記遮蔽材を吊り下げ支持する支持部材とを備える開閉装置の部品着脱構造であって、
被係止部を有する前記支持部材と、
前記被係止部に係止可能であるとともに前記被係止部に係止された係止状態を解除操作可能な解除操作部が設けられた複数の係止部を有し、前記係止状態となることで前記支持部材に取り付けられ、前記係止状態が解除されることで前記支持部材から取り外し可能となる取付部品と、
前記複数の係止部の前記解除操作部を同時に解除操作可能であり、前記複数の係止部の係止状態を同時に解除することで、前記支持部材から前記取付部品を取り外し可能とする解除具と、を備える、開閉装置の部品着脱構造。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記係止部は、前記解除操作部が押圧されることにより前記係止状態を解除する方向に傾動可能であり、
前記解除具は、操作可能な操作部と、前記操作部から突出する少なくとも前記係止部の数以上の複数の脚部とを有し、前記操作部の操作により前記複数の脚部が前記複数の係止部の前記解除操作部を同時に押圧可能である、請求項1に記載の開閉装置の部品着脱構造。
【請求項3】
前記解除操作部は、前記係止状態にある前記被係止部と前記係止部との間の一部に空隙を形成する凹溝であって、前記凹溝に前記脚部の一部が挿入されることで前記係止部が前記係止状態を解除する方向に傾動するように前記脚部で押圧操作可能である、請求項2に記載の開閉装置の部品着脱構造。
【請求項4】
前記脚部は、基端側に設けられた幅広部と、前記幅広部の先端から先細り形状に形成された傾斜部と、前記傾斜部の先端から延びる幅狭部と、を有する、請求項3に記載の開閉装置の部品着脱構造。
【請求項5】
前記開閉装置は、ブラインドであり、
前記支持部材は、前記ブラインドの前記遮蔽材を吊り下げ支持するヘッドボックスである、請求項1に記載の開閉装置の部品着脱構造。
【請求項6】
前記被係止部は、前記支持部材の短手方向における一方側の壁面及び他方側の壁面から前記支持部材の内側に向かって突出する一対のリブであり、
前記係止部は、前記一対のリブに各々係止可能に、前記取付部品の前記短手方向における一方側及び他方側に少なくとも1つずつ以上形成される、請求項5に記載の開閉装置の部品着脱構造。
【請求項7】
前記取付部品は、前記遮蔽材を開閉させるためのドラムを回転可能に支持するドラム受けであり、
前記解除具は、前記ドラムを覆うドラムカバーとして前記ドラム受けに着脱可能に設けられる、請求項5又は6に記載の開閉装置の部品着脱構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラインドなどの開閉装置の部品着脱構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ヘッドボックスと、ヘッドボックス内に着脱可能に固定される回転装置とを備えるブラインドが開示されている。回転装置は、昇降ドラムと、回転ドラムと、昇降ドラム及び回転ドラムを回転可能に支持するドラム台とを備えている。ドラム台は、前後方向における一方側及び他方側の各々に2つずつ形成された爪状の係止部を有しており、各々の係止部がヘッドボックスの前壁の内側及び後壁の内側に形成されたリブ状の被係止部に係止されることで、ヘッドボックスに着脱可能に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-23532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のブラインドの場合、回転装置をヘッドボックスから取り外すためには、ドラム台が有する全ての係止部に対して係止状態を解除する作業を行わなければならない。そのため、例えば、ドラム台の前後方向一方側の係止部の係止状態を解除した後に、前後方向他方側の係止部の係止状態を解除する作業を行っている際に、前後方向一方側の係止部が再び係止状態となってしまう場合があり、作業性において改善の余地がある。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、部品を着脱する際の作業性を向上可能な開閉装置の部品着脱構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、取り外される側の部品が有する複数の係止部の係止状態を同時に解除できるように、係止部及び被係止部を構成することで、上記の課題を解決できると考え、これに基づいて、以下のような新たな開閉装置の部品着脱構造を発明するに至った。
【0007】
(1)本発明による開閉装置の部品着脱構造は、遮蔽材と、前記遮蔽材を吊り下げ支持する支持部材とを備える開閉装置の部品着脱構造であって、被係止部を有する前記支持部材と、前記被係止部に係止可能であるとともに前記被係止部に係止された係止状態を解除操作可能な解除操作部が設けられた複数の係止部を有し、前記係止状態となることで前記支持部材に取り付けられ、前記係止状態が解除されることで前記支持部材から取り外し可能となる取付部品と、前記複数の係止部の前記解除操作部を同時に解除操作可能であり、前記複数の係止部の係止状態を同時に解除することで、前記支持部材から前記取付部品を取り外し可能とする解除具と、を備える。
【0008】
(2)上記(1)において、前記係止部は、前記解除操作部が押圧されることにより前記係止状態を解除する方向に傾動可能であり、前記解除具は、操作可能な操作部と、前記操作部から突出する少なくとも前記係止部の数以上の複数の脚部とを有し、前記操作部の操作により前記複数の脚部が前記複数の係止部の前記解除操作部を同時に押圧可能であるのが好ましい。
【0009】
(3)上記(2)において、前記解除操作部は、前記係止状態にある前記被係止部と前記係止部との間の一部に空隙を形成する凹溝であって、前記凹溝に前記脚部の一部が挿入されることで前記係止部が前記係止状態を解除する方向に傾動するように前記脚部で押圧操作可能であるのが好ましい。
【0010】
(4)上記(3)において、前記脚部は、基端側に設けられた幅広部と、前記幅広部の先端から先細り形状に形成された傾斜部と、前記傾斜部の先端から延びる幅狭部と、を有するのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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