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公開番号
2024179851
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099094
出願日
2023-06-16
発明の名称
開き戸
出願人
株式会社LIXIL
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E06B
3/36 20060101AFI20241219BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】気密材の取り付け部位が目視されることのない意匠性の向上した開き戸を提供すること。
【解決手段】建物の開口部に設けられる枠体と、枠体の内側に開閉可能に納められるドア本体と、ドア本体の閉鎖時にドア本体に当接する気密材と、を有する開き戸であって、ドア本体は、ドア本体の戸先側見込み面及び吊元側見込み面に、見込み方向に沿って階段状に形成される戸先側段差部及び吊元側段差部を有し、戸先側段差部及び吊元側段差部に対して気密材が当接している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の開口部に設けられる枠体と、前記枠体の内側に開閉可能に納められるドア本体と、前記ドア本体の閉鎖時に前記ドア本体に当接する気密材と、を有する開き戸であって、
前記ドア本体は、前記ドア本体の戸先側見込み面及び吊元側見込み面に、見込み方向に沿って階段状に形成される戸先側段差部及び吊元側段差部を有し、
前記戸先側段差部及び前記吊元側段差部に対して前記気密材が当接している、開き戸。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記ドア本体は、前記ドア本体の上端見込み面に、見込み方向に沿って階段状に形成される上端側段差部をさらに有し、
前記上端側段差部に対して前記気密材が当接している、請求項1に記載の開き戸。
【請求項3】
前記戸先側段差部は、前記ドア本体の室外側及び室内側にそれぞれ配置される、請求項1又は2に記載の開き戸。
【請求項4】
前記ドア本体の室外側の表面及び室内側の表面と、前記枠体の室外側の見付け面及び室内側の見付け面とが、それぞれ面一状に仕上げられている、請求項1又は2に記載の開き戸。
【請求項5】
前記ドア本体の室外側の表面及び室内側の表面と、前記枠体の室外側の見付け面及び室内側の見付け面とが、それぞれ面一状に仕上げられている、請求項3に記載の開き戸。
【請求項6】
前記枠体の内側に2枚の前記ドア本体が納められ、
2枚の前記ドア本体のそれぞれの室外側の表面及び室内側の表面と、前記枠体の室外側の見付け面及び室内側の見付け面とが、それぞれ面一状に仕上げられている、請求項1又は2に記載の開き戸。
【請求項7】
前記枠体の内側に2枚の前記ドア本体が納められ、
2枚の前記ドア本体のそれぞれの室外側の表面及び室内側の表面と、前記枠体の室外側の見付け面及び室内側の見付け面とが、それぞれ面一状に仕上げられている、請求項3に記載の開き戸。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、開き戸に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
開き戸は、建物の開口部に設けられる枠体の内側に、ドア本体を、吊元側の回転軸を中心に開閉可能に納めることによって構成される。枠体には気密材が設けられている。気密材は、閉鎖時のドア本体の室内側の見付け面に当接することによって、ドア本体の周縁部を封止する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-185311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の開き戸における気密材は、閉鎖時のドア本体の室内側の見付け面に室内側から当接するように、枠体の内側であって、閉鎖位置にあるドア本体の室内側の見付け面よりも室内側に突出した位置に配置される。これによって、開き戸を室内側から見た場合、気密材の取り付け部位が段差状もしくはライン状に視認され、開き戸の意匠性を低下させる要因となっていた。
【0005】
本開示は、気密材の取り付け部位が目視されることのない意匠性の向上した開き戸を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、建物の開口部に設けられる枠体と、前記枠体の内側に開閉可能に納められるドア本体と、前記ドア本体の閉鎖時に前記ドア本体に当接する気密材と、を有する開き戸であって、前記ドア本体は、前記ドア本体の戸先側見込み面及び吊元側見込み面に、見込み方向に沿って階段状に形成される戸先側段差部及び吊元側段差部を有し、前記戸先側段差部及び前記吊元側段差部に対して前記気密材が当接している、開き戸に関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る開き戸を室外側から見た正面図である。
図1中のA-A線に沿う縦断面図である。
図1中のB-B線に沿う横断面図である。
図2におけるドア本体の上部側の拡大図である。
図2におけるドア本体の下部側の拡大図である。
図3におけるドア本体の戸先側の拡大図である。
図3における一方のドア本体の吊元側の拡大図である。
図3における他方のドア本体の吊元側の拡大図である。
他の実施形態に係る開き戸を室外側から見た正面図である。
図9中のC-C線に沿う横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の開き戸の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、ドア本体3(第1の扉)及びドア本体4(第2の扉)の2枚の扉を有する開き戸1を示している。開き戸1は、建物の開口部に設けられる枠体2の内側空間に、ドア本体3,4を開閉可能に納めることによって構成される。
【0009】
ドア本体3,4は、枠体2の内側空間における左右の幅方向のそれぞれ半分の領域を閉鎖する大きさを有する。ドア本体3,4において、左右の縦枠23側を「吊元側」とし、吊元側と反対側を「戸先側」とする。さらに、枠体2及びドア本体3,4において、室外側X1及び室内側X2を結ぶ方向(ドア本体3,4の厚み方向)を「見込み方向」とし、見込み方向に沿って配置される面を「見込み面」とする。枠体2及びドア本体3,4における室外側X1及び室内側X2に面する側面を「見付け面」とする。開き戸1における「上下」の方向は、鉛直方向に沿う上下方向である。開き戸1における「幅方向」は、開き戸1を正面視したときの左右方向とする。開き戸1において、枠体2の外側に向かう方向を「外方」とし、外方に面する面を「外面」とする。開き戸1において、枠体2の内側に向かう方向を「内方」とし、内方に面する面を「内面」とする。
【0010】
まず、枠体2について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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