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公開番号2024162131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077382
出願日2023-05-09
発明の名称車両下部構造
出願人トヨタ自動車株式会社,スズキ株式会社,ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20241114BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の側突時に変形したフロアパネルと蓄電装置との接触を抑制する。
【解決手段】本開示に基づく車両下部構造10は、蓄電装置20と、ロッカ30と、フロントサスペンションメンバ40と、トルクボックス50と、フロアパネル60と、プロテクタ70とを備えている。フロントサスペンションメンバ40は、蓄電装置20の前方Fに配置されている。トルクボックス50は、水平方向において蓄電装置20と並んでいる。トルクボックス50は、ロッカ30とフロントサスペンションメンバ40とを接続している。フロアパネル60は、蓄電装置20の上方Uに配置され、トルクボックス50と接続されている。プロテクタ70は、蓄電装置20上に配置されている。プロテクタ70は、水平方向においてトルクボックス50の下端51と対向するように配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両の下部に配置された蓄電装置と、
前記車両の左右方向において前記蓄電装置と並び、前記車両の前後方向に沿って延びるロッカと、
前記蓄電装置の前方に配置され、前記左右方向において前記ロッカより内側に配置されたフロントサスペンションメンバと、
水平方向において前記蓄電装置と並び、前記ロッカと前記フロントサスペンションメンバとを接続するトルクボックスと、
前記蓄電装置の上方に配置され、前記トルクボックスと接続されたフロアパネルと、
前記蓄電装置上に配置され、かつ、前記水平方向において前記トルクボックスの下端と対向するように配置されたプロテクタとを備える、車両下部構造。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記蓄電装置は、蓄電セルと、前記蓄電セルを収容する収容ケースとを含み、
前記収容ケースは、上方に向かって開口する開口部を有するロアケースと、前記開口部を覆うように配置されたアッパーケースとを有し、
前記アッパーケースは、上下方向において前記ロアケースと対向するフランジ部を有し、
前記プロテクタは、前記水平方向において前記フランジ部と並んでいる、請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
前記プロテクタは、前記アッパーケースの前記上下方向における中心より下方にのみ位置している、請求項2に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記蓄電装置は、蓄電セルと、前記蓄電セルを収容する収容ケースとを含み、
前記収容ケースは、上方に向かって開口する開口部を有するロアケースと、前記開口部を覆うように配置されたアッパーケースとを有し、
前記アッパーケースは、上下方向において前記ロアケースと対向するフランジ部を有し、
前記プロテクタは、前記フランジ部の下方に配置されている、請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項5】
前記プロテクタは、前記フランジ部の下方において前記ロアケースと接している、請求項4に記載の車両下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両下部構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2018-75940号公報(特許文献1)には、従来の車両下部構造が開示されている。特許文献1に記載の車両下部構造は、フロアパネルと、左右一対のサイドメンバと、電力供給部と、クロス部と、トルクボックスとを有している。電力供給部は、フロアパネルの車両下方側におけるサイドメンバ間に配置されている。トルクボックスは、サイドメンバの車両幅方向外側でかつ車両幅方向から見て車両後方側の縦壁部がクロス部の車両後方側の縦壁部と重なる位置に配置され、フロアパネルの車両幅方向外側の周縁部に沿って車両前後方向に延在するロッカとサイドメンバとに接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-75940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の車両下部構造を含む車両が側方から衝突した時に、トルクボックスは、蓄電装置(電力供給部)に向かって変位しつつ押しつぶされる。これにより、トルクボックスと接続されたフロアパネルが蓄電装置に向かって変形する。変形したフロアパネルは、蓄電装置と接触する場合がある。
【0005】
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、車両の側突時に変形したフロアパネルと蓄電装置との接触を抑制できる、車両下部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく車両下部構造は、蓄電装置と、ロッカと、フロントサスペンションメンバと、トルクボックスと、フロアパネルと、プロテクタとを備えている。蓄電装置は、車両の下部に配置されている。ロッカは、車両の左右方向において蓄電装置と並んでいる。ロッカは、車両の前後方向に沿って延びている。フロントサスペンションメンバは、蓄電装置の前方に配置されている。フロントサスペンションメンバは、左右方向においてロッカより内側に配置されている。トルクボックスは、水平方向において蓄電装置と並んでいる。トルクボックスは、ロッカとフロントサスペンションメンバとを接続している。フロアパネルは、蓄電装置の上方に配置され、トルクボックスと接続されている。プロテクタは、蓄電装置上に配置されている。プロテクタは、水平方向においてトルクボックスの下端と対向するように配置されている。
【0007】
上記の構成によれば、車両の側突時においてトルクボックスが蓄電装置に向かって変位したときに、トルクボックスの下端がプロテクタに接触する。トルクボックスの下端がプロテクタに接触しつつ押しつぶされることで、トルクボックスによってフロアパネルが上方に押し上げられように変形する。これにより、車両の側突時に変形したフロアパネルと蓄電装置との接触を抑制できる。
【0008】
本開示の一形態に係る車両下部構造において、蓄電装置は、蓄電セルと、蓄電セルを収容する収容ケースとを含んでいる。収容ケースは、上方に向かって開口する開口部を有するロアケースと、開口部を覆うように配置されたアッパーケースとを有している。アッパーケースは、上下方向においてロアケースと対向するフランジ部を有している。プロテクタは、水平方向においてフランジ部と並んでいる。
【0009】
上記の構成によれば、車両の側突時において、トルクボックスが蓄電装置より先にプロテクタに接触しやすくなるため、トルクボックスが蓄電装置に接触して蓄電装置を変形させることを抑制できる。
【0010】
本開示の一形態に係る車両下部構造において、プロテクタは、アッパーケースの上下方向における中心より下方にのみ位置している。
(【0011】以降は省略されています)

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