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公開番号
2024161702
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2023076624
出願日
2023-05-08
発明の名称
ジョブ実行サービスシステム及びプログラム
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20241113BHJP(計算;計数)
要約
【課題】クラウドが構内の情報処理装置のジョブを中継して同じ構内のジョブ実行装置に実行させるクラウドサービスを提供する場合において、ジョブをクラウド経由で実行させる場合に比して構内情報通信網を利用しなくてもジョブを早く終了させる。
【解決手段】クラウド8は、クラウドプリントサービス提供前に、各無線ネットワーク機器4から、当該機器が無線接続可能な無線ネットワーク機器4のSSIDリストを取得して通信可能リストを生成する。印刷を要求する要求PC10のユーザは、ジョブ情報をクラウド8に登録した後、プリンタ30からジョブの実行を指示する。クラウド8は、プリンタ30から実行指示を受け取ると、通信可能リストを参照して、要求PC10とプリンタ30の各SSIDリストに共通して含まれている無線ネットワーク機器4を、要求PC10にあるジョブをプリンタ30へ中継する中継PC20として選定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の無線通信方式に基づく無線通信機能を有する無線ネットワーク機器として構内に設置されている情報処理装置及びジョブ実行装置それぞれとインターネットを介して接続され、クラウドサービスを提供する際に前記情報処理装置が前記ジョブ実行装置へ送るジョブの中継を行うクラウド側プロセッサを備え、
前記クラウド側プロセッサは、
前記構内における前記無線ネットワーク機器間の通信可能な関係を示す通信関係情報を参照し、ユーザからの指示に応じて前記ジョブの実行要求元となる前記情報処理装置が前記ジョブの実行先となる前記ジョブ実行装置へ送る前記ジョブを中継する中継機器を前記無線ネットワーク機器の中から選定し、
前記中継機器との無線接続に必要な機器識別情報を前記ジョブの実行要求元及び実行先に提供し、
前記ジョブの中継を自ら行うことなく、前記ジョブの実行要求元から実行先への中継を前記中継機器に指示する、
ことを特徴とするジョブ実行サービスシステム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記クラウド側プロセッサは、
前記無線ネットワーク機器それぞれから、当該無線ネットワーク機器が無線通信可能な無線ネットワーク機器のリスト情報を取得し、
取得した前記リスト情報を前記通信関係情報として保持する、
ことを特徴とする請求項1に記載のジョブ実行サービスシステム。
【請求項3】
前記クラウド側プロセッサは、前記ジョブの実行要求元と実行先から取得した前記リスト情報の双方に含まれている前記無線ネットワーク機器が存在する場合、当該無線ネットワーク機器を前記中継機器として選定することを特徴とする請求項2に記載のジョブ実行サービスシステム。
【請求項4】
前記クラウド側プロセッサは、前記ジョブの実行要求元と実行先から取得した前記リスト情報の双方に含まれている前記無線ネットワーク機器が存在しない場合、複数の前記中継機器を選定し、前記ジョブの実行要求元の前記ジョブを、選定した複数の前記中継機器に前記ジョブの実行先まで順番に中継させることを特徴とする請求項2に記載のジョブ実行サービスシステム。
【請求項5】
前記クラウド側プロセッサは、前記無線ネットワーク機器から中継不可情報を取得している場合、当該無線ネットワーク機器を前記中継機器の選定候補から除外することを特徴とする請求項1に記載のジョブ実行サービスシステム。
【請求項6】
前記クラウド側プロセッサは、
所定のタイミングで前記無線ネットワーク機器それぞれに、当該無線ネットワーク機器が無線通信可能な無線ネットワーク機器のリスト情報の送信を要求し、
当該要求に応じて前記無線ネットワーク機器それぞれから送信されてくるリスト情報を含む前記通信関係情報を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のジョブ実行サービスシステム。
【請求項7】
前記所定のタイミングは、いずれかの前記無線ネットワーク機器から設置位置の移動が通知されてきたタイミングであることを特徴とする請求項6に記載のジョブ実行サービスシステム。
【請求項8】
前記中継機器が備えるプロセッサは、
前記クラウド側プロセッサから前記ジョブの中継元及び中継先となる前記無線ネットワーク機器との無線接続に必要な機器識別情報が指定機器識別情報として送信されてきた場合、自機器の機器識別情報として現在設定中の機器識別情報を待避して、自機器の機器識別情報として前記指定機器識別情報を設定し、
前記ジョブの中継元から送られてきた前記ジョブを前記ジョブの中継先へ中継し、
中継が終了すると、待避していた機器識別情報を、自機器の機器識別情報として再設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のジョブ実行サービスシステム。
【請求項9】
前記クラウドサービスは、クラウドプリントサービスであり、
前記ジョブ実行装置は、印刷装置である、
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のジョブ実行サービスシステム。
【請求項10】
所定の無線通信方式に基づく無線通信機能を有する無線ネットワーク機器として構内に設置されている情報処理装置及びジョブ実行装置それぞれとインターネットを介して接続され、クラウドサービスを提供する際に前記情報処理装置が前記ジョブ実行装置へ送るジョブの中継を行うコンピュータに、
前記構内における前記無線ネットワーク機器間の通信可能な関係を示す通信関係情報を参照し、ユーザからの指示に応じて前記ジョブの実行要求元となる前記情報処理装置が前記ジョブの実行先となる前記ジョブ実行装置へ送る前記ジョブを中継する中継機器を前記無線ネットワーク機器の中から選定する機能、
前記中継機器との無線接続に必要な機器識別情報を前記ジョブの実行要求元及び実行先に提供する機能、
前記ジョブの中継を自ら行うことなく、前記ジョブの実行要求元から実行先への中継を前記中継機器に指示する機能、
を実現させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジョブ実行サービスシステム及びプログラムに関する。
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【背景技術】
【0002】
クラウドコンピューティングは、インターネットなどのコンピュータネットワークを経由して、コンピュータ資源をサービスの形で提供する利用形態である。一般には、略して「クラウド」と呼ばれることが多い。クラウドは、クラウドプリントなどと呼ばれる印刷サービスを提供している。クラウドプリントサービスは、インターネット等のネットワークを介してクラウドに接続可能なPC等の端末からネットワークに接続されているプリンタに印刷できるようにするサービスである。ユーザは、プリンタのデバイスドライバをインストールする必要もないし、プリンタのメンテナンスを行う必要もない。
【0003】
ユーザがクラウドプリントサービスを利用する場合、印刷ジョブは、ユーザ端末からインターネット、クラウドを介してプリンタへ送信される。
【0004】
このように、クラウドプリントでは、印刷ジョブがインターネットを経由してプリンタへ送られることになるので、例えば、同じLAN(Local Area Network)に接続されているプリンタを利用する場合、端末から送信される印刷ジョブは、ネットワークの通信速度等を考慮するとLAN経由でプリンタへ送られる場合と比較して印刷が終了するまでに要する時間が長くなる傾向にある。
【0005】
そこで、従来では、クラウドプリントを利用する場合でも、インターネット経由ではなくLAN経由で印刷ジョブをプリンタへ送ることで印刷を実行する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-066266号公報
特開2022-006255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年では、セキュリティ対策などで構内から構内情報通信網を廃止する環境移行が始まっている。クラウドが構内の情報処理装置のジョブを中継して同じ構内のジョブ実行装置に実行させるクラウドサービスを提供する場合において、構内情報通信網が廃止されると、クラウド経由ではなく構内情報通信網経由でジョブを実行させることができなくなる。
【0008】
本発明は、クラウドが構内の情報処理装置のジョブを中継して同じ構内のジョブ実行装置に実行させるクラウドサービスを提供する場合において、ジョブをクラウド経由で実行させる場合に比して構内情報通信網を利用しなくてもジョブを早く終了させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るジョブ実行サービスシステムは、所定の無線通信方式に基づく無線通信機能を有する無線ネットワーク機器として構内に設置されている情報処理装置及びジョブ実行装置それぞれとインターネットを介して接続され、クラウドサービスを提供する際に前記情報処理装置が前記ジョブ実行装置へ送るジョブの中継を行うクラウド側プロセッサを備え、前記クラウド側プロセッサは、前記構内における前記無線ネットワーク機器間の通信可能な関係を示す通信関係情報を参照し、ユーザからの指示に応じて前記ジョブの実行要求元となる前記情報処理装置が前記ジョブの実行先となる前記ジョブ実行装置へ送る前記ジョブを中継する中継機器を前記無線ネットワーク機器の中から選定し、前記中継機器との無線接続に必要な機器識別情報を前記ジョブの実行要求元及び実行先に提供し、前記ジョブの中継を自ら行うことなく、前記ジョブの実行要求元から実行先への中継を前記中継機器に指示する、ことを特徴とする。
【0010】
また、前記クラウド側プロセッサは、前記無線ネットワーク機器それぞれから、当該無線ネットワーク機器が無線通信可能な無線ネットワーク機器のリスト情報を取得し、取得した前記リスト情報を前記通信関係情報として保持する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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